39.ジョンの目的
おはようございます。
第39話
ジョンの目的
ジョン一味の戦闘員は、容易く情報を漏らした。
反逆者なんだから、死んでも話さないわけではなかった。
そこで、分かったことは!
ワームホールを使って、プラネットナインを占拠することらしい。
はあ? 何いってんだこいつら!
「お前ら、バカどもには分かるまい」と、下っ端の戦闘員の癖に、態度のデカいことを言うので、ビリッと電気を流してやったわ。
「ヒィィ、悪魔め!」
「悪魔!? 何を言ってるんだっちゃ! こんなカワイイ女の子を捕まえて」
自分でも、容姿はそこそこと分かっていても、売り言葉に買い言葉だ。
カワイイと言い切ってやったぞ!
言ったもの勝ちだ。
「キーナさん、電気は止めて! 機材が壊れますので」と警備員が真顔で言っている!
「ざまぁみろ」と、煙を全身から上げながら、雑魚戦闘員が悪態をついた。
しかし、フラフラだ。
まあ、よかろう!? 話を聞こうか!
「プラネットナインが、どうしたって? まさか冥王星のことでは無いよね?」
そう、プラネットナインについては、かつて冥王星が惑星だったころは、冥王星をプラネットナインと呼んでいたが、今では、小さすぎるということで、プラネットエイトこと海王星が太陽系最外の惑星になる。
しかし、理論上、海王星、冥王星の外に惑星があるのは、間違い無いとされている。
地球から見えない惑星が理論上、確かにあるのだ。
そこで、思い出してほしい。
かつて、アヌンナキに情報を与えられたヒトは、太陽系をどう捉えていたのか?
太陽系は11の星から成り立っているとした。
まずは、太陽。
太陽系の真ん中だ。
この太陽の周りを10の星が円を作っている。
水金地火木土天海冥ともう一つ、それは惑星ニビル。
アヌンナキのふる里だ。
「おい、まさか惑星ニビルに行くなど、言わんよな?」
「クククッ」
「おい! 吐け」
「お前らバカど……も……、ぶはぁ、苦しいわい」
電気を流すなと言われたので、生活魔法のバブルで顔面を洗って差し上げた。
顔面が泡だらけで、息が出来なくなったので、苦しんだ様だな。
「次は、目玉を洗うぞ!」
「ひぃぃ」
「まあ、教えてやるよ。惑星ニビルの位置は判明している。そこに行き、アヌンナキの遺した秘宝を頂くのさ」
「頂くどころか、行けんだろうが」
「バカめぇー。ジョン主任が考えたテスラコイルの応用で、ワームホールを抜けるんだよ。それを繰り返しすれば、半永久的に進める」
おかしな話だ。
ワームホールは、通常空間に出現しない様に、新テスラコイルでコントロールしているのだ。
亜空間に閉じ込めているのだ。
この話だと宇宙空間をワームホールでワープしているみたいに聞こえる。
こいつが、そこまで知る由もなかろう。質問を変えてみた。
「秘宝って、なんだ?」
「黄金だと主任は言っていたよな」
黄金?
そんなもののために、危険を犯すのか?
かなり、違和感を感じる。
すると、戦闘員も空気を読んだのか、戸惑っている。
そこにテスラ博士が、現れて、こう告げた。
「もし、惑星ニビルが健在なら、アヌンナキの文明を盗むつもりだ」
文明を盗む?
これまた、なんのことやら!?
「皆! 考えてみたまえ! アヌンナキは、宇宙を航海し、我々、人類の祖先を作ってみせた科学力があるのだ。
それが、母星となれば、どれだけの科学力があるか!」
「しかし、ニビルにはアヌンナキがいるのに、容易く教えてくれるものなんですか?」
博士は沈黙した。
「“遺された”ですか?」
「恐らく、アヌンナキは滅んでしまったのだろう」
???
「ジョン達は、墓荒らしが出来ると考えているんだろう」
「さすが主任だぜ。ハハハ。そして、俺達を助けに来てくれるんだぜ」
ジョンって、そんな良い男なのか?
「何故、滅んだと?」
「アヌンナキが帰り、何回、ニビルが地球に近づいたか? もし、アヌンナキがいるなら、コンタクトがあるはずだ!」
「音信不通……」
つまり、アヌンナキはニビル星を捨てたのか?
次回の時空の魔女は、カチューシャがパワーアップします。
読んで頂き、ありがとうございます!
次回もよろしくデス。




