表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『時空魔女大戦』 ―アヌンナキの秘宝争奪戦― 「何故か魔女試験にいるはずの無い、オトコが1人いるのですが!?」 =ここは男子禁制の魔女試験なので、“男の娘”にして誤魔化します=  作者: 井上 正太郎
第一章 何故か魔女試験にいるはずの無い、オトコが1人いるのですが!? ―ここは男子禁制の魔女試験なので、“男の娘”にして誤魔化します―
31/84

31.決闘! キーナとパブリチェンコ その1

おはようございます!

通勤の暇つぶしに!

第31話

決闘! キーナとパブリチェンコ その1



「この共産主義者め!」

「やかましい! このドイツ野郎が!」


 上空での格闘戦が始まった。


 今まで狙撃戦でパブリチェンコのテリトリーで戦っていたが、今度は格闘戦とキーナのテリトリーだ。


 向かい合った場合、取るべき手段は3つだ。


 ひとつは、先手を取る。

 ふたつは、相手を誘う。カウンター狙いだ。

 3つは、相手の出方を見る。


 この3手のいずれかしかない。

 そして、多くの兵士が、つい3つ目の出方を見てしまい無策な対応を迫られている。


 ハッキリ言おう!


 3つ目を選択するぐらいなら、2を選べ! と言いたい。


 不思議なぐらい多くの兵士が、この選択肢を選んでしまうのだ。

 これは、自身が実力差で大きく上回っている際の選択肢だ。

 双方、実力が、どちらが上か! はっきりと、わかっている場合、下の者が吶喊攻撃を仕掛ける場合がある。

 その際、不覚を取らない為の策なのだ。


 そして、今、格闘戦は私に部がある。

 射程距離もAK-47カラシニコフよりも、M16の方が長い。

 なら、パブリチェンコの取る手段は、1の先手しかない!


 だが、ワタクシ、キーナ・コスペルがそれを許すはずもない。


 私の策は、1+3だ!

 防御魔法の魔法壁を3重に貼り、フルオートで仕掛ける。


「死ね、ドイツ野郎!」

と、パブリチェンコは叫ぶと、間合いを詰めて来た。

 何故かセミオートだ!?


 単発では、魔法壁は突破出来ない。

 これは、明らかにミスだ!


 さらに、私は、誰もが使う魔法壁に、ひと細工をしている。

 普通の魔法壁は平らな板なのだ。

 慣れてくると回転させることができる。

 回転することによって、同じ箇所を撃たれる事が減るからだ。


 しかし、正面からだと分かりにくいが、私は、魔法壁に傾斜角度をつけている。

 何故って、撃った弾丸が直角に当たらないからだ!

 直角に当たると、魔法壁の厚さが1センチだと、1センチの厚みで耐えることになるが、傾斜が付けば、角度によっては厚みは、2割増し、3割増しの厚みになるわけだ。

 これは軍艦の側面がしっかり傾斜しているのと同じなのだ。


 なので、パブリチェンコの弾は、魔法壁に弾かれた。


 一方、私はフルオートにしていたので、パブリチェンコの魔法壁にはヒビが入った。

 そして、パブリチェンコは弾丸を避けるため、態勢を崩してしまった。


“チャンス!”


「一気に仕留めるッ」と、間合いを詰めると、ふと気が付いた。

 霧が濃くなっていることに!?

 魔力無効化の霧か? それとも単に光る霧なのか?


 魔力無効化の霧なら、魔法壁も危ないな。



 次回の時空の魔女は、“まあ、水筒の水でも飲むよ!”です。



読んで頂き、ありがとうございます。


また、次回もよろしくね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ