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第二章 星の名は美月

無限に広がる宇宙でただ一人の女性が桐馬とは違って騎士のような装甲をまとって今地球に向かっている。


「さぁて彼に会えるかなぁ」


「会ってどうするの?」


「さぁね...でも試してみたいことがあるの!」


「新しい形態を使うの?」


「もちろん!そんじゃレッツゴー!」


速度を上げて地球に入り込む。


ここは瑛遊田(えいゆうでん)。世界中いや、別世界からも注目を浴びるほど観光客や住む人が多い町である。


「桐馬!起きなさい!」


「はいはい」


桐馬がベットから起きてリビングに向かう。


「お!トーストじゃん!」


桐馬が蜂蜜を持ちたっぷりとトーストにかける。気が付くともう蜂蜜がなくなっていた。


「かけすぎよ!」


「かけすぎるきらいがちょうどいいの!」


「そんじゃいたたぎまーす」


桐馬がトーストを食べているとテレビからあるニュースが流れた。


「昨日突然現れた怪物を倒してこの瑛遊田を救った英雄が現れました!」


「ん!?」


「石塚桐馬さん彼がこの町を救ってくれました!」


「ちょっと!これ!」


「彼についてどう思いますか?」


「いやぁ俺の親友の仇を取ってくれた英雄ですよ!」


しばらくするとテレビに桐馬自身が映った。


「俺!俺!俺!」


「何か一言お願いします!」


「母さーん今日の夜ご飯肉じゃがで!」


「まったく...天国にいるお父さんはなんて言うか」


「いや、勝手に殺すなよ」


「へ!?」


「生きてるから!まだ出てきてないだけでちゃんと生きてるから!で今日肉じゃがやってくれる?」


「いやよ」


「なんで!?」


「早く学校行ってらっしゃい!」


「じゃぁ行って来ます」


桐馬は自身が通う中学校、羽川翼中学校に向かう。


「お!?英雄じゃん!」


「おお!俺らの町を救った!」


「お前ら!頭下げろ!頭!」


「やめろよ!そういゆうのさぁ」


桐馬が自身の席に座る。


「なぁ英雄!」


「なんだよ(笑)」


「何笑ってんだよ」


「お前のせいだよ」

  

「お前今日何の日かわかるか?」


「いや」


「転校生が来るんだよ!」


「おお!」


「はい全員席に着いてますね」


担任の先生が教室に入って来た。


「え~みなちゃま」


「みなちゃま!?」


「いや、そこ笑いとるところじゃえねだろ」


「しゃぁないよ俺らはまだ十分にガキだからさぁ」


「そう考えるとそうだな!」


「え~いつまでも子供でいてもらっては困りますよ」 


「誰が困るんですか~」


「先生が。 え~この学校に新しいお友達が、このクラスに来てくれました!さぁどうぞ、お入りあれ!」


「先生、日本語おかしくないか?」


「あれ、はやってんだよ」


「え!?嘘!あれはやってんの!?」


「おい、前!」


すると、窓から長い緑髪の少女が入って来た。


星名美月(ほしのみつき)です。以後お見知りおきを」


「じゃぁ石塚君のとなりで」


「はい!」


「よかったじゃねぇか英雄」


「お、おう」


「そんじゃ!授業を始めましょうか!」


あれからしばらくたった。


「桐馬君」


突然美月が桐馬に話しかけてきた。


「なんすか?」


「ちょっと今時間空いてる?」


「はい」


「それじゃぁついてきて」


桐馬は美月について行く。


「学校を出て、いったいどこに行くんですか?」


「それはついてからのお楽しみ♪」


しばらく歩くと通行止めされている場所があった。


「あれ?どうしたんだ?」


「こっちよ」


「この先は立ち入り禁止ですよ」


「いいからついて来て」


桐馬は美月の言う通りにしてついて行く。


「ここは関係者以外立ち入り禁止です」


「私こういう者です」


美月は警備員に何かを見せる。


「失礼しました」


「どうも♪さぁ来て」


二人は先に向かう。


「あなたはいったい」


「まさかこんなに早く会えるとはねぇ、石塚桐馬君」


「俺のことを調べたんですか?」


「そゆこと♪」


急に美月が止まり出した。


「どうしたんすか?」


美月が指を指す。


「あれ?あいつを倒したのにあれが残ってる!?なんで!」


前回桐馬が戦闘部隊と協力して倒したファングキラーのゲートがまだ残っている。


「奴を倒すだけじゃダメよ。あの中にあるゲートコアを破壊しない限りゲートが消滅することは無い。そしてバグが増えるだけよ...」


「すいません」


「ん?」


「話の内容がよくわかりません」


「ようするにゲートの中にあるコアを破壊しないとダメってことわかった?」


「はい」


話しているとゲートの中から何体か怪物が現れた。


「ゴブリンね」


-その数五体-


「さぁ始めましょうか♪」


美月がネックレスを取って自身の剣「ナイトバスタード」を出現させ剣を持つ。


「かっけえ!」


「変身」


美月が騎士の装甲をまとって変身する。


「おお!マジでカッコいい!」


「あなたも変身するのよ!」


「はい!変身」


桐馬も紅い装甲をまとって変身する。


「一緒に行きましょう!美月さん!」


「了解♪」


桐馬は美月と協力してゴブリン達と戦う。


ゴブリンが金棒を振ると桐馬がその金棒を持ち強力な拳をゴブリンの顔面にストレートブレイクを放たれそのゴブリンの顔はどこかへ吹き飛んだ。


ゴブリンは倒れ出し、消滅する。


-残り四体-


美月は金棒を振る隙を見て高速で華麗に複数のゴブリンを切り裂き、空中へ高くジャンプする。


美月は超高速で回転して光刃を放つ技「ブレードショット」を連射する。


あの時とは違い、放った光刃のすべてが命中した。


ブレードショットは相手の防御を完全無視するため、金棒で防いでいるゴブリンは光刃が皮膚に貫通して美月が華麗に着地をした瞬間、二体のゴブリンの体はバラバラになった。


ー残り二体ー


着した隙をゴブリンが背後から金棒を振る。


それに気づいた美月は剣先を後ろにして何とか防いだその瞬間ゴブリンの背後で爆発した音がした。


「!?」


美月が驚とゴブリンは倒れ出し消滅する。


「あなた!?」


その後ろには両腕を前に出して何かを撃ったような桐馬の姿だった。


美月がブレードショットを放つ前。


「こんどはお前が相手か」


桐馬は両腕で金棒を受け止めゴブリンの腹を蹴る。


そして高速で近づき、相手に強力なアッパーを与える技「ストレートアッパー」を放つ。


それにおびえたゴブリンは逃げ出す。


「待て!」


桐馬は水色のかなり大きい気弾を作る。


「逃がすかメテオブレスト」


桐馬がメテオブラストを放つ。


逃げたゴブリンは美月に近づき背後から金棒を振るが美月の剣で防がれたのと同時に桐馬が放ったメテオブラストをくらい消滅する。


「威力は抑えておきましたよ!」


「サンキュー♪」


「それよりも前!」


ゴブリンが美月に突進しようとする。


ある程度近づいたゴブリンに美月がサマーソルトキックでゴブリンの突進を防ぐ。


サマーソルトキックで空中にいるほんの少しの時間で美月はアルファスマッシュを放つが美月は格闘タイプじゃないためか、ゴブリンを少し遠ざけだけである。


「桐馬君今よ」


桐馬は片足に力をためる。


「ライトニングスマッシュ!」


桐馬はアルファスマッシュとは違い蹴り足に(いかづち)を纏い、アルファスマッシュよりも遥かに強力な跳び蹴りをゴブリンにぶつける。


それを食らったゴブリンは吹き飛び爆発する。


「あのゲートの中へ向かいましょう!」


桐馬は美月に手を差し伸べる。


「ええ」


美月は桐馬の手を掴み立ち上がる。


「あなたコードネームは?」


「コードネーム?」


「変身した時の私達の名前よ。みんな固定で最初にアーマードバスターって付くけどその先はあなたが決めて。ちなみに私はアーマードバスタースカーレッド」


「じゃぁ俺はアーマードバスタークリムゾンで」


「了解」


「そんじゃ中に入りましょうか!」


「ええ!行きましょう!」


二人はゲートの中へ入る。


その中はまるで異世界に入り込んだかのような風景だった。


「あれを破壊すればいいんですね」


桐馬はコアを見つけてそれを破壊するために走り出す。


「ちょっと待って!」


「なんすか?」


「何か来る」


どこからか不気味な鳴き声が聞こえた。そして空からファングキラーが降臨した。


「あの時戦ったのよりも少しデカい」


「強化したのよ。そんじゃ私も♪」


美月は通常形態の「スカーレッドナイト」から形態変化して装甲が非常に硬い赤くて桐馬と同じくメカニカルな姿へと変化したパワータイプ、スカーレッドブラストへと変身した。


「かっけえ俺と同じ赤だ」


「全然違うわよ!あなたは「(クリムゾン)」私は「(ロッソ)」間違えないでよね!」


「はーい」


「でもこれで格闘戦が有利に行けそう!」


強化ファングキラーが火炎玉を放とうとすると美月が強化ファングキラーの顔面に向かって「ドロップスマッシュ」という技をあたえ火炎玉の発射を阻止すると同時に強化ファングキラーの頭部に大ダメージを与えた。


起き上がった強化ファングキラーの頭部は酷くぐちゃぐちゃになり口から放つ火炎玉を二度と使用できないようになった。


「その技だけは絶対に食らいたくないな」


ドロップスマッシュは敵の顔面めがけて強力な蹴り技を放つ技でもしこの技を食らった場合、並みの相手なら頭部を簡単に吹き飛ばすほどの威力で耐えたとしても顔が再生も整形も効かないほど酷くぐちゃぐちゃになる。


「設定最悪だなぁ...」


強化ファングキラーはあの時のカッターを両腕から放つ。前回と違い無限に連射することが可能。その隙に火炎玉を放つことができるが美月のドロップスマッシュの影響で頭部が破壊されているため使用が出来ない。


桐馬はカッターを一発ずつ破壊していく。


強化ファングキラーは桐馬に集中している隙に美月は火炎玉を作り出す。


「バーニングブラスト!」


強化ファングキラーはバーニングブラストを食らいコア諸共に悲鳴を上げ灼熱の炎に焼かれ消滅した。


「あれを破壊して♪」


「了解!」


桐馬は片足に力をためる。


「ライトニングスマッシュ!」


ゲートコアに向かって桐馬が「ライトニングスマッシュ」を放つ。


ゲートコアはかなり硬いためそう簡単には壊れない。桐馬はさらに力をいれる。


するとゲートコアにどんどんひびが入り破壊に成功した。


ゲートコアを破壊して桐馬が着地した瞬間ゲート界が消滅していった。


気が付くと桐馬と美月は現実世界に戻っていた。


二人は変身を解除する。


「もう夜かぁ」


「ゲート界と現実世界の時間帯が違うからね。それよりも今日はありがとう♪」


美月が桐馬に握手を求める。


「こちらこそ!」


桐馬は美月と握手をする。


「早く家に帰らないと晩御飯遅れるよ!」


「はい!また!」


美月からの忠告を受けて桐馬は全速ダッシュして家に帰る。


「夜ご飯何かなぁ♪」


桐馬が家のドアの前に立って夜ご飯のことを考えている。


「ただいまぁ~」


「おかえり」


「おかえりなさーい♪」


「ん?」


桐馬の耳に聞き覚えのない声が聞こえた。


「母さん今日の夜ご飯は?」


「今日は肉じゃがよ♪」


「お!肉じゃが...え?」


なぜ美月の声が...。


「あら、桐馬今日から美月ちゃん(うち)に住むことになったの♪」


「よろしくね♪」


「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」


「寝る場所とかはどうするの?」


「そうねぇどこかいい部屋あったかしら」


「私桐馬君の部屋で暮らします!」


「ちょっと待ってくださいよ!」


「よっし!じゃぁ決まり!これからよろしくね!美月ちゃん♪」


「はい!」


「俺ちょっと手洗いうがいして来る。」


「まだ洗ってなかったの!」


「いきなりそんな話するからさぁ!」


何が何だかわからず混乱した桐馬は手洗いうがいをするために洗面所に向かいきちんと手を洗ってうがいをし、ついでに顔を洗う。


「はい♪」


美月が桐馬にタオルを渡す。


「ありがとうございます」


「そうだ!せっかくだし一緒にお風呂」


「やめてくれ!」


「ダメなの?」


「別にいいけどさぁ」


「よっし!」


「そういうのは裏で言ってくださいよ」


「はーい※このあと桐馬君と仲良く」


「やめろーーーーーーー!」


こうして桐馬の平凡な日常が終わり新しい日常が始まった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。


評価とブックマークをお忘れなく!


次回もご覧あれ!

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