小さな手 ～星空のしたで(内緒の話)～
「星が綺麗だね」
「うん、星が綺麗だね」
「ララちゃん、この切り株に上ろうか」
「うん、ルルちゃん、この切り株に上ろうか」
「ララちゃん、背伸びをしよう」
「うん、ルルちゃん、背伸びをしよう」
「ほんのちょっぴり星が近くなったね」
「うん、ほんのちょっぴり星が近くなったね」
「星が眩しいね」
「うん、星が眩しいね」
「星に手が届きそうだね」
「うん、星に手が届きそうだね」
「いつかララちゃんと星に行ってみたいな」
「うん、いつかルルちゃんと星に行ってみたいな」
「ララちゃん、ちょっと座ろうか。」
「うん、ルルちゃん、ちょっと座ろうか。」
「ララちゃんと一緒に、あの一番光っている星に行ってみたいな」
「うん、ルルちゃんと一緒に、あの一番光っている星に行ってみたいな」
「ララちゃん、あれは何座だろう」
「うん、ルルちゃん、あれは何座だろう」
「ララちゃん、あれはオリオン座かな」
「うん、ルルちゃん、あれはオリオン座かな」
「ララちゃん、ずっと星が見守ってくれているね」
「うん、ルルちゃん、ずっと星が見守ってくれているね」
「星は何で出来ているのかな」
「うん、星は何で出来ているのかな」
「ララちゃん、星は何故光っているのかな」
「うん、ルルちゃん、星は何故光っているのかな」
「星に誰か住んでいるのかな」
「うん、星に誰か住んでいるのかな」
「星に誰か住んでいたら友達になりたいな」
「うん、星に誰か住んでいたら友達になりたいな」
「ララちゃん、時間が止まれば良いのにね」
「うん、ルルちゃん、時間が止まれば良いのにね」
「ララちゃん、手を繋ごう」
「うん、ルルちゃん、手を繋ごう」
「ララちゃんの手温かいね」
「うん、ルルちゃんの手温かいね」
「ララちゃんといると落ち着くな」
「うん、ルルちゃんといると落ち着くな」
「ララちゃん、ずっと一緒にいれたらいいね」
「うん、ルルちゃん、ずっと一緒にいれたらいいね」
「でも、いつかは、ララちゃんと離れてしまうのかな」
「ううん、いつまでも、ララとルルちゃんとは一緒だよ」
「え……？」
「え……？」
「ララちゃん……！」
「ルルちゃん……」
「えへへ、なんか照れちゃうな」
「えへへ、うん、なんか照れちゃうな」
「ずっと手を繋いでいようね」
「うん、ずっと手を繋いでいようね」
「ずっと一緒にいようね」
「うん、ずっと一緒にいようね」
「……ララちゃん、星が綺麗だね」
「……うん、ルルちゃん、星が綺麗だね」
☆声優さんによる朗読はこちら
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【朗読/声劇】「小さな手 ～星空のしたで(内緒の話)～」揺蕩海月～たゆたふくらげ～【癒し系ボイスブック】
https://youtu.be/i7dW1lS2NRs
イラスト：あゆくま☆、ボイス：文月水咲、ライター：二区９
