転生特典
「なら転生者特典とかは、ないんですか?」
「だから言ったと思いますが普通の人より魔力が強いんですよ」
「でも、異世界では意味がないんじゃないんですか?」
「そうですね、あまり意味は、無いですが人によって変わりますよ」
「それは、どう言うことですか?」
「使い方次第と言うことです」
「どうするんですか?」
「それは自分で考えてください」
「なら記憶は残りますか?」
「それはあなたが残したいかですね」
「消すことも出来るんですか?」
「はい、でもその時は特典は、無くなりますが」
「なら残してください」
「では、いくつか確認してから転生を開始しますね」
「はい」
「では、10個ほど質問しますね」
「まずは、どの魔法を使いたいですか?」
「どんな魔法があるんですか?」
「炎、水、風です」
「それだけですか?!」
「はい」
「治癒魔法とか時間を操る魔法とか無いんですか?!」
「そんな物は、ありませんよ」
(転生特典って普通もっとチートな力じゃないの?)
「なら炎で」
しょうがなく残念そうに答える。
「では2つ目です。両親は、誰がいいですか?」
(これは、王子になってハーレム生活って展開だな、やっと異世界転生らしくなってきたじゃないか)
そう思い喜びを前面に出し質問する。
「王子とかって出来ますか?」
「無理ですね、農家、商人、兵士の中から選んでください」
返ってきたのは、衝撃の答えだった。一瞬で顔が歪む。
(は?!農家に商人に兵士普通過ぎだろ普通の家庭に生まれて意味あるか!いやこれは、その中のトップと言うことだな)
そしてまた満面の笑みで質問する。
「兵士って将軍とか大将とかですか?」
「いいえ、普通の兵士ですよ」
「なら、農家と商人も普通の人ですか?」
「はいそうですが」
(普通親の力でハーレム生活とかだろ、なんだよ普通の家庭って異世界転生じゃないよこんなの、俺が思い描いていたのは、チートな力があって周りに可愛い女の子がいる。そんな生活だったのに...)
「じゃ商人で」
しょうがなくそう答える。
「では、3つ目です。結婚相手は、誰がいいですか?」
(これが、3度目の正直。結婚相手が女王でそこから国王になって側室だらけのハーレム生活になるんだな)
そう思い、目をまん丸くして質問する。
「女王とかって出来ますか」
「無理ですね。農家の娘か商人の娘のどちらかですね」
「普通のですか?」
「はい、もちろん」
一瞬で真顔に変わる。
「なら商人の娘で」
真顔から顔が変化しない。
「では4つ目です。」
(もう俺は、期待しない。何を言っても期待しないぞ)
「名前は、どうしますか」
(は?)
「どう言うことですか?」
「だから名前はどんなのがいいですか」
「どうでもいいですよ」
「では、ハン.フェッニクスでよろしいですか」
「はい」
「では、転生を開始してよろしいですか」
「ひとつ質問してもいいですか?」
「はい」
「10個の質問だったんじゃないんですか?」
「はい、それは、両親を兵士とした時ですね」
「そうですか」
「では始めます。女神の権限を使いこの物を転生させるよろしいか」
すると、地面に魔法陣が浮かび上がり周りを光で埋め尽くされる。




