ディーラーにて
帰宅した龍馬はさっそく株価を見て、回収すると合計4億5000万ほどになった。
ある程度お金がたまったと考えたので明日に車を買おうと予定を組むのであった。
「明日、ディーラーに行くか。
いくらお金がたまったと言っても外車より俺結構国産車が好きなんでよな~。
女にもてるのは外車なんだけど。」
それからどこのメーカーにするか考えていた龍馬だが眠気を感じてベットに飛び込むのであった。
月曜日の朝、龍馬は家を出て電車に揺られていた。
結局トヨタの車を買うことに決めた。
理由は自分が前世でいくつかの国産車のディーラーに行ったときに一番対応がよかったのがトヨタだったためである。
それに自分の将来の夢であるグループ企業の編成のかなめと考えてるクルマ事業の中核を任せられる企業はトヨタ以外に浮かばなかったのである。
と言ってもトヨタは車だけでなく建築、運送などたくさんの事業に手を出しているグループ企業であるが。
龍馬の頭の中ではトヨタのグループ企業を参考にしてさらに規模を大きくしていくつもりであった。
いま龍馬はディーラーの人とどの車にするか相談していた。
「自分は、家族とかいないので小さめの車で、燃費がいい車ってどんなものがありますか?」
この時、龍馬は自分の出した要求にプリウスが一番いいだろうと考えていたので次の店員の一言に軽く驚くのであった。
「C-HRと言う車はいかがでしょう。
この車は燃費もさることながら、SUVと言う車の種類に分類されていて若い男の人にも人気です。
なんたって少し遊び心がある車なので。」
店員さんの少し大げさな話し方に気になりながら確かに正直自分もスポーティーな車がほしかったことにきずいた
最初店員さんと話しているときにはきずかなかった気持ちにきずかせてくれた店員さんの確かな腕を感じ柄紹介されたC-HRに気持ちが傾いていったのだ。
「確かに見た目もかっこよくていいですね。
でもハイブリッドと言えばプリウスって聞いてましたけど今は違うのですか?」
「確かに初めて量産された車はプリウスですが今はほかにもハイブリットのラインナップはたくさんあります。
しかも今はプリウスより燃費が上の車もあります。」
店員さんからある程度話を聞いた龍馬は将来車の会社を買収すると決めていたのに全然車に関する知識を知らなかったことを少し恥じていたのである。
「なるほど。
じゃあ、このC-HRにします。
色はシルバーで。」
(この車かっこいいしこれでいいや。
とりあえずある程度お金あるんだし気に入らなければまた買えばいいか。)
龍馬は良くも悪くも少々お金遣いが荒くなったようだ。
そんなことを知らない店員はこんなあっさり決めるのかと少々面食らった様子だったが気を取り直してオプションを進めていくのであった。
ちなみに色をシルバーにしたのは前世で黒の車を買って汚れが目立ったからである。
特に龍馬はめんどくさがりで自分で洗車なんて絶対にやらないからだ。
あれから龍馬はオプションを選択して車を購入したのであった。
オプションに関しては車に取り付けてカッコ良く見せる類のものは何もつけなかった。
何もつけなかったのは前世でいろいろつけてスーパーの駐車場から出るときに擦ってしまったのでトラウマになっていた。
しかし内装は多少つけた。
ハンドルにテレビのチャンネル、音量を変えるボタンやライトの点灯のボタンもつけた。
さらにイスもスポーツタイプの少々値の張るものに変え、合計300万ほどの買い物に満足してディーラーを後にした。
ちなみに車が届くのは1週間後である。