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マネーキング  作者: もやし昆布
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能力と情報の確認

 目を覚ますと、俺が阪大時代に通っていた学生寮の中だった。

 この部屋は自分の実家が多少普通の人に比べて裕福なこともあってか1人で住むには少々広い。 


「さてと、とりあえず自分の転生した世界の情報を集めるとするか。」


 それから部屋にある私物である程度の情報が集まった。

 学生証によるとまず自分は今大学2年であり、大学に入ってから1年が経ちいろいろ慣れて、就職はまだと言うこともありぐだる学年であった。

 この大学に来れたのは完全に運だと言うことを龍馬は理解していた。 

 龍馬は飛び抜けてべんきょうできるわけじょなかったが両親共に頭が良かったので阪大より学力が落ちる大学は許してもらえそうになかったのである。 

 ちなみに両親はどちらも東大である。 

 今、両親は愛知県にある。 

 なぜ愛知県かと言うと父親は長いこと東京に勤めていたが転勤で愛知に移り住んだからである。

 そんな両親からのプレッシャーもあいまって受けることになったが正直全く自信がなかったといってもいい。 

 それでも受かったのは自分がやってた過去問の内容と似たような試験だったためだ。

 大学への入学への経緯はこの辺にして大学の生活を語るとするならば自分には恋人はおらず友達は普通に比べればある程度いると言うぐらいだ。

 この頃、実は気になっていた子がいるが自分に自信はなく、告ることはなく卒業していくことになる。

 龍馬は自分自身の顔が母親にであり、かなり整っていると言うことを理解していない。

 だから告白すればある程度あっさり受け入れてもらえると周りは思っているのだが当の本人だけがそのことに気付いていない。

 学力面で言えば日本の大学は入るのが難しいが入ってからはある程度勉強すれば着いていけるレベルなので龍馬はそこそこ勉強していたので大学の中のレベルでは中の上程度の学力を有していた。

 


 明日からの懐かしい日々を思い出しながら転生したことをしみじみ感じていた。 


 「まだ、夕方の5時か。まだ時間あるしこれからの予定もなさそうだからさっき神様が言ってた技術を確かめてみるか。」


 そう言って株に手を出そうと思っていたがもちろん株を始めるには多少は手続きがあったことを知らなかったので少々てこずった龍馬であったが伊達に長い間生きてきたわけではなかったのでものの数分で投資するところまでこぎつけたのである。  


「今ある貯金は10万か。そこそこあるから早速投資してみるか。

 いくら神様が投資の能力を授けてくれたからって全額かけて失敗したら今月の家賃も払えなくなっちゃうから半分の5万をかけるとするか。」


 そらから龍馬は株の銘柄をチェックしていく。


「さっきから何故かこれから確実に上がるって言う自信がある銘柄が頭に何個か浮かぶんだよなー。とりあえずそんなうだうだ言っててもしょうがないしかけてみるか。」


 自信が湧いた銘柄2つにそれぞれ2万ほど投資してみた。

 何故2つかと言うと前世で分散投資はリスクを分散できるからいいと言う浅い知識からだ。 

 自分が投資した銘柄はそこまでの有名企業ではない。 

 有名企業の株は高いので買えないからである。


 結局銘柄が上がるまではこの能力を確かめる術をなくしたので龍馬はベットにダイブする。 


「まあ、こんなもんでいいだろ。あとは明日の朝確認して学校に行けばいいか。」


 そんなふうに考えてたわけだが、龍馬はなぜか眠れる気がしなかった。 

 それほどまでに今日の出来事は濃密だった。 

 自分がこれからもう一度やり直せた世界で必ず成功を掴みマネーキングになれるように決意を新たに明日に備えるのであった。

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