批判3・悲しみ
これによる批判は、長期のスパンのもので発生しやすいです。
具体的には、すでにあなたが読んでいる連載作品で起きやすいといえます。
ここでは、ⅰ)かつて良かった作品の自己評価が下がってきた場合、そして、ⅱ)続きがいつまで経っても来ない場合とを考えていきましょう。
ⅰ)かつて良かった作品の自己評価が下がってきた場合
愛のムチを入れたい場合は、「批判1・愛のムチ」と同様ですね。
今まで読んできたぐらいには好きだったのですから、あなたは作品を良くしたいハズです。作者さんに伝わるよう、好きだった箇所をなるべく具体的にほめてあげたのち、うまく混ぜ込んでみて下さい。
なお、愛のムチを入れたくないほどに作品の方向性がズレてしまった場合は……仕方ありません。そっと離れましょう。再びその作品を見るかどうかは、あなた次第です。
ⅱ)続きがいつまで経っても来ない場合
批判をした場合、ヘタをしたらトドメになる可能性もあります。
プレッシャーにならないよう、作者さんに感謝を書くことと、いつまででも再開を待つ姿勢が大事です。
待てなくなったら、そっと離れましょう。
※ⅰ)、ⅱ)いずれの場合も、怒りを覚えるという方もいらっしゃるでしょう。
元々は好きな作品だったゆえに、可愛さ余って憎さ100倍というのもよく分かります。
何かイヤミのひとつでも書いてから消えてやりたい、と思うかもしれません。
ですが、ちょっと待ってください。
好みの作品がどれだけあるかは人それぞれですが、鋭い批判の目を持っている方ほど、読んでいる作品は厳選されているハズです。
とすると、次の「読み続けたい」と思う作品に、どれぐらいの確率で巡り会えるでしょうか。
すぐ巡り会えるよという方は、その作品に固執する必要はありません。自分好みの展開ではなくなった作品のコトなどすぐ忘れて、別の好みのモノに移りましょう。
ですが、なかなか巡り会えずに苦労している方の場合。
せっかく自分好みの作品を書いていた作者と、それでお別れしたらモッタイナイです。
ⅰ)の場合、まずは「批判1・愛のムチ」の亜種で対処しましょう。
うまいことほめつつ、しかし、キッチリと誘導しましょう。好きだった路線に戻させましょう。
あなたにとって、その作品はとても貴重です。探しても探しても見つからないのであれば、すでに見つかっているその作品を、なんとかして自分好みのものに修正させましょう。気分をよくさせつつ、自分の提案をうまく差し挟みましょう。
それでも、駄目だったら……。
涙を流して離れましょう。
なお、かえって別れがツラくなるとお思いでしたら、速やかに次の作品を探しにいきましょう。
あなたのお眼鏡に適う作品は少ないですから。ボヤボヤしている時間はありません。
ⅱ)の場合、「批判3・悲しみ」のそれと対処は同じですね。気に入った作品になかなか巡り会えない方ほど、焦れると思いますが、まずは深呼吸をしましょう。そののち、プレッシャーにならないよう、作者さんに感謝を書きましょう。
この場合、たとえ離れたとしても、つい、確認してしまうことと思います。
待ちましょう。