批判1・愛のムチ
もし、愛のムチから批判を行うというのであれば。
どれだけ丁寧な言葉を尽くしたとしても、批判というのは耳に痛いものです。
ましてや、キビしい言葉であれば、反発も招きやすいでしょう。
作者のためを思って、並々ならぬ労力を使って長文で批判したのに、無視されたり、誤解されて怒られたりしたら、非常にツラいものがあります。
そこで。
批判という形ではなく、提案にしてみてはいかがでしょう?
それも、最初にほめておいてから、ほんの少し改善点を述べる形。これが、反発されづらいのではないでしょうか。
たとえば、「誤字脱字が多いです」と書くよりも、「面白く読めました。とくに、○章の○○の立ち回りが格好良かったです。誤字脱字がなければ、より作品に入り込めたと思います」と書いたなら。作者にも、「ああ、この読者さんはしっかり読んでくれてるんだ。真摯に受け止めて、誤字脱字を直そう」と、受け入れられやすいハズです。
実は、愛のムチというものの、真の目的は、作者に改善点を示すことですから。ひいては、読者たる自分を、より楽しませる文を書いてもらうのが目的なのですから。
聞いてもらいやすいよう、まずはほめましょう。
ほめまくりましょう。
そして、イヤミにならないよう、うまいこと混ぜましょう(苦笑)。
もし、このような配慮がおイヤなのでしたら。
その作品は、そこまで労力を使うほどのモノではなかった、ということです。
「そっ閉じ」をしましょう。