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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

初めましてもできないまま

作者: こえんどろ

※地雷のある人はお気を付けください。

車窓から水子供養の文字を見た

生まれられなかった生命と

産まれられなかった生命を思った


ふと左下の歯茎が疼いた

親知らずがあった場所


今はえている歯を押し退けるそれは

邪魔だからって顔さえ出す前に

抉り取られて捨てられて


麻酔をしても痛かった施術

今もなぜか痛む気がする





※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




分からない人のために、とりあえず。

Googleさんによると、水子供養は、「何らかの理由で産むことができなかった赤ちゃんを、親心から供養するもの」だそうです。




※「誰も悪くなかった」ということはないと思います。

 でも、誰かだけが悪かったわけでもない。


 「みんなが少しずつ悪かった」

 これが私には一番しっくりきます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 麻酔をしても痛かった施術 今もなぜか痛む気がする ↓ この文だけ読むと痛みが強すぎて、痛みを覚えてるのかなぁーと読み取れますが、 詩全体を通すと、命が誕生する前にその権利を失うこと。 …
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