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二十三話 気分がいい日

フゥーハハハ!はっはっはっはっは、はぁ。はい、サボってました。

そしていつものように話が進んでいません。

書きたいことだけ書いてたらこうなりました。反省はしていない。

……すんません。

 天使の森の中、俺はライにおぶられながら歌を歌っていた。


「甘くて苦くて目が回りそうです♪南南西を目指してー♪」


 うーん、なんでか知らないけど気分がいいぜ。

 ライにおぶられていて楽だから気分がいいのか?

 それともたまたま気分がいいだけか?

 …まあ、どうでもいいか!

 

 俺がリズムに乗って気持ちよく歌っているとライが下から睨みつけてくる。

 なんだ?なんだ?


「ロクさん。歌うのやめてもらっていいですかね。うるさいですし。あと、私の頭をリズミカルに叩くのやめてください。痛いです」


「おいおい、器が小さい嬢ちゃんだな。飴ちゃん食べる?」


「…ロクさんのこんなテンション見たことないんですけど。なんか変なものでも食べたんじゃないんですか」


 失礼な。俺はいつもこんなテンションじゃないか。

 あと俺は変なものを食べるほど子供じゃねぇ。

 俺はライの言葉にイラッときて頭を強めに叩く。


「痛い!痛い!なんでですか!本心を言っただけじゃないですか!」


「大人になれや!大人は本心を言わないんだよ!つまりお前はまだガキだ!」


「なんですと!……って、痛いからやめてくださいって!助けてくださいシロさん!」


 っく、シロに助けを求めるとは卑怯な奴め。

 それは許されざる行為だぞ!卑怯者めが!


 俺は後ろを振り向き、何故か呆れた目を俺に向けながらこちらに向かってきているシロを確認する。


「近寄るな!このチビがどうなってもいいのか!」


「なんであんたそんなにテンション高いのよ……。気持ち悪いわよ」


「俺の言葉が通じないのか!このゴリラめ!あ、ゴリラだから言葉が通じないのは当たり前か!」


「………」


 なんかシロから発せられるオーラが濃くなった気がする。

 あと心なしか足も速くなったような。

 流石に煽りすぎたか……。


 だがしかし!


「ばーりあ!」


「っつ!」


 突如こちらに迫ってきていたシロの動きが止まる!……まあ俺がやったんだが。

 シロはあり得ないものを見る目で俺を見る。


「ロ、ロクあんた、こんなことに力を使うんじゃないわよ!」


「こんなこととはなんだ。俺は命が失われそうになったんだぞ」


「命を奪うことなんてしないわよ!半殺しにしようと思っただけよ!」


「十分嫌だわ」


 さあ、あんな奴なんてほっといて先に進むか。

 俺はライの頭をポンポンと叩き合図する。


「……ロクさん、シロさんに逆らうなんて本当にどうしたんですか。あとなんでシロさんの動きが急に止まったんですか」


「一つの質問になら答えてやろう。俺は大変気分がいい!」


「でしょうね」


「動けるようにしていきなさいよ!」


「なんだこのカオスな空間……」


 さて、真剣にキメラ探すか!

無駄なところで力を見せていくスタイル。

あと最後の台詞はワークです(わかるわけない)

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