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続・原発震災日誌  作者: 山口和朗
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癌の近藤理論

続 原発震災日誌68


癌の近藤理論


転移する癌と、転移しない癌があるということ、手術をして5年後にも再発しなかった私の癌は、転移しない癌であったということ、


良いか悪いか、賛成か反対かは、君の問題、私は悪いといい、反対というだけ、だが絶望と無から考えるならどちらでも良いこと、核戦争という時も、核汚染という絶滅への道のりも、流れが早いか、遅いかだけのこと、どの流れも、絶滅へのシナリオに過ぎず、時の流れを絶望と無から味わうばかり、癌と闘う人、闘わない人、私は闘わないだけ、

続 原発震災日誌68


癌の近藤理論


転移する癌と、転移しない癌があるということ、手術をして5年後にも再発しなかった私の癌は、転移しない癌であったということ、


良いか悪いか、賛成か反対かは、君の問題、私は悪いといい、反対というだけ、だが絶望と無から考えるならどちらでも良いこと、核戦争という時も、核汚染という絶滅への道のりも、流れが早いか、遅いかだけのこと、どの流れも、絶滅へのシナリオに過ぎず、時の流れを絶望と無から味わうばかり、癌と闘う人、闘わない人、私は闘わないだけ、


集団的自衛権の問題は、日本版9.11自作テロを生んでいく絶望感があるが、いずれ戦争は終戦へとシフトされるもの、が、3.11の核汚染は、取り返しの付かない、終りのない戦争であるのだった、


絶望は極まった、私はツァラトウストラのように、山上の洞窟に帰ろう、私の実存、唯一性は、癌体験に、3.11が加わって、個別性から全体性、特殊性から一般性へと広がりをもった、今や世界が私と一体のものとして感じられるようになった、世界は未来永劫連続、存続していくものであり、私とは世界そのものであるのだった、


ジャン・フォートリエ


音楽は何の為にあるのか、~死者との対話のために、では絵画は何のためにあるのか~失われた世界の復活のために、


生きる意味を探していたから共産党へ、癌へと、そして生きているだけでいいに向かったのだった、生きているだけでいい、世界がどのようであってもと、が、3.11以降の生きる意味は、意味を問う事それ自体、生きているだけで良いとする、世界自体が消失するものであったのだった、世界を無の上に、私を無の上に置く以外に置き所はないのだった、その上での未だ在る私でありさえすればとなつたのだった、

絶望主義は死に対しても有効で、今在ることの無上性は、人間が考えてきた文化、宗教、あらゆるものを超えさせる、近代の自由、平等、博愛とい人の理想も、絶望の前には今と、存在に席を譲ることとなる、絶望とは何か、絶望は存在するかが分岐ではあるが、それは真実や、科学などではなくとも、人間の抱く理想や、真実の対極としてのもの、人間の思考の中において存在するものだった、片や神、片や絶望であるのだった、人間の絶望を手中にすることが、私の使命であり、未来を生きる哲学であるのだった、


絶望が死を超えるとは


ガザで、ウクライナで、中東で、人が毎日殺されていく世界の現実、核汚染が福島で、チェルノブイリで、際限なく拡がっていく世界の現実、未来が絶望であることは自明、そこにあって個人の死とは、尊厳でも何でもなくなったということ、他の生物たちの種の絶滅ように、人もまもなく絶滅していくという認識の共有、アンタレスの涙が今や自然なことに、


芸術論なら、泣ける絵、泣ける音楽、泣ける映画、絶望を背景とするなら、泣く、鎮魂が意味となる、人生論も、恋愛論も全てが人間としての最後の感情表現となるのだった、


夢を見た


エミコと冬の京都に行った、大雪の大原辺りを歩いていた、一面銀世界、観光客は誰もいない、エミコは歩きながら、ほどよく積もった雪を見つけると、仰向けに倒れこむように飛び込んでは気持ちがいいと、私に笑いかけ、何度もくり返えした、身体中雪だらけになり、私にもやれという、私は濡れるから嫌だという、するとエミコはまた一人で、飛び込んでは起き上がりを繰り返した、途中飛び込んだ雪の下が溝で、エミコは水の中に落ちてしまった、それを助け上げ、もうやめなよと、それでもやめない、エミコの雪と遊ぶ姿は飽くことを知らない子供のようで微笑ましかった、

愛さえあれば良かった思えた、あの頃の若き日の感情が、今や褪せてしまっていて思い出せなくなっている、愛があればよいとも思えなくなっている、3.11以降特に、昨日、エミコが年甲斐もなく水上スキーをしたいと言ったとき、あんな遊び環境に良くないよと私が言ったことへの、結婚以来、エミコに色々叶えてやっていないことへの、後ろめたさから見た夢なのだろう、雪の中へ何度も飛び込む姿は、まるで雲の中へ潜り込むような、雪まみれの姿は雲に包まれたような、きっと子供の日、雲に乗り、空を飛びたかったのだろうと、ノーベル賞の松川氏が結婚の動機を、妻は論文を清書してくれて、研究者とはどういう生き物かがわかってくれている女性だと思い一緒になったと、私はエミコが作家とはどういう生き物かを何も知らない女だと思ったから結婚に踏み切れたと思った、若き日、エミコは歌手志望だった、うたごえの合唱団で活動し、可能性と、情熱を持っていた、が、私と結婚し、私が文学をやるということでエミコは降りたのだった、いつかナターシャ・グジーの歌を聞いて泣いたと言う、歌への情熱が思い出され涙が止まらなかったと、そんなエミコの心情を自責しての昨日の夢であったのだろう、


アポロの嘘をほおかぶりして、火星探査だの金星探査だのと番組を流し続けるメディア、バンアレン帯の放射能、月面の放射線量を科学者たちは知っていて、すべて嘘と解っていて、利権、予算のためにと、嘘を上塗りしていく、原子力村と何ら変わらぬ構造、最近では中国も月面探査成功などと、当面は嘘でも、いずれ達成するとの国策となった宇宙開発、今や科学は神に取って代わり、人は信仰から依存に、近代合理が人間という動物の自然であり、どこまでも発展させていくだろう科学、その過程での核汚染に過ぎないのだが、今やその核が神のように人を支配していくのだった、かつて神との対話、神との闘いであった人の文化、科学がどれだけ発達しようが、自らの上に神を戴く者はあり、それらが新しき神を核に変わって想像し、宇宙とは本来神と出会う場所であった、パスカルのあの星の存在への慄き、その人の存在のちっぽけさと、それらを知る偉大さであった、それは地球という星がどのようになろうと変わらないもの、この宇宙存在の無限の前に人は絶望を超え、科学を通した新しき神との出会いへと、


IPS細胞とテロメア~初期化できるのか、

テロと核戦争~テロの意識とは怒り、

絶望主義と虚無主義~現実主義であること、

実存とは~私を知っている事の喜び、


国枝昌樹イスラム学者のIWJを6時間見る、昨日の考えとメモが実証される、あとは世界大戦がいつどんなきっかけで起きるかの世界情勢、ジンシャープ、アノニマスの世界の運動があっても、核は思わぬ形で使われ、三度の人類への警告となる、が今や、何百発もの核実験から比べれば、何発かの核戦争の核汚染など無いに等しいもの、核を地球汚染という視点から見れば、400箇所の何万トンもの核物質、毒ガスのように無毒化処分は出来ない人間の愚昧の核、核は戦争をも越える存在であるのだった、

買収、洗脳されたグーミー、愚民ばかりだと、考える事は必要、この人間の状況に世界の新しいアノミマスの革命が起きようとしているのだが、そこに希望は抱くが、世界の絶望には不可能、何よりの放射能、そして1パーセントの人間の断末魔の行動、絶望的楽天主義など、悲観的楽天主義など考えられない、絶望の上に、無の上に世界を置くばかり、私に於いては、いつ何が起きてもいいように、日々を紬ぐだけ、生命の営みとは、死までの紬ぎであるだけ、


クールベの絵に有機性を見る、それは生身性、肉体性ということではあるが、リアリズムとは、目に見えるもの、生きているもの、存在しているものということ、その画家が生命を指向しているということ、クールベの絵にある、レンブラントとは違った、人物、風景への命の指向性、そこに生きた有機性を感じるのだった、


白井聡「永続敗戦論」の日本は敗戦からも、原発からも何も学んでいないとの論調はネットでは常識で、識者は世界の邪悪を知り尽くしている、その中で、絶望しないで希望を語ろうとする論調は、白井自身が何も学んでいないと同じこと、ましてや物質からの解放などと、レーニン回帰を言うなど、時代錯誤のオポチュニズムに過ぎない、政治批判で済む時代ではないし、共生、新しい市場原理などと様々な動きはあるが、絶望を通した価値の転換がないなら、核という絶対悪に対抗は出来ない、今こそ全ジャンルにそこが求められているのだった、


癌の転移が無いと判った、5年を経た日、私は世界に文句ばかり言っていたなー


8,12、エミコの誕生日だというのに、この日は日航機墜落事故29年目の日、私は終日、真相ブログを読み継ぐ、エミコが悲しんでいる、世界の絶望を思い知っている、明るく楽しく、未来を語り、絶望の中でも虚無に陥らず、人を生きる形を示したいと思うのだが、出口が見えない、私自身は核の絶望の前にすべて了解するのだが、生きている限りは見つめ切る、私で以って世界は愛していくと、これは一度死んだ癌サバイバーの使命であるのだから、が、家族には存在の喜びだけをと、

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