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用無し女の奮闘生活  作者: シロツメ
孝行と不孝の章
114/174

あとがき

 やっと、やっと!本編終了です!!

 長かった……。ここまで勢いを落とさないようほぼ毎日更新してきましたが、正直完結までこのペースが続けられるとは、書き始めは思いもしませんでした。これも全て、感想や拍手で「続きが見たい!」「毎日更新を楽しみにしてる!」とコメントしてくださった方々に、パワーをいただいたおかげです。また、「無理せず体に気をつけて…」と気遣ってくださった方々も、ありがとうございました。皆さんのお言葉あっての完結でございます!


 さて、この作品は、私が4年ほど妄想に妄想を重ねて、いつか書きたいと思っていた物語です。でも当初のストーリーとはだいぶ違う形で完結しました。途中でキャラの人気次第ではお話かわりますよ~的なことをお知らせして、皆さんの好みが分かるにつれて、だいぶハートフルコメディな要素が入ってしまいました。

 裏話をしますと、サヤとフォンスが偽装結婚してだんだん本気になり、何らかの形で捕まったフォンスを、サヤががむしゃらに助けようとするっていう流れは決まってました。で、不快に思う方もおられるかもしれませんが、トニーは元々ルイに襲われた時に死んじゃう役でした。状況からフォンスやサヤが疑われ、半信半疑のリリーは弟を殺した真犯人を確かめに、ディクシャールは親友の無実を晴らすため、サヤの旅に同行するという予定だったんです。皆多少なりとも疑ってますから、もっと殺伐とした旅で、見事フォンスを奪還して「二人の世界~♪ららららら~♪」という感じですね。

 サヤにも疑いの目が向けられるには、いきなり現れた女がいつもトニーの周りにいた、という設定が要ると思い、トニーと仲良くしてるシーンをポンポン盛り込んだのですが…。ある日、拍手機能を教えてくださった方に「トニーかわいい」と言われまして、ふと考えたんです。もしかしてトニー好きな人、他にもいるんじゃね?殺しちゃったらやばくね?それに他のキャラも…と不安になり、案の定皆さんに好きなキャラを教えてって呼びかけたら、序盤の時点でトニー堂々の1位!殺せねえ…絶対殺せねえ…と冷や汗かいたのを覚えています。

 最後トニーは切ない終わり方でしたが、死なないで終盤まで登場し、ルイージと何らかの決着をつけ、サヤに想いの丈をぶつけられたので、ドンマイ!と彼を心の中でねぎらってあげてください。トニーがかわいそうと思われる方もいらっしゃるとは思いましたが、殺すつもりだったシロツメ的にはこれが限界でした…。すみません。

 あとは番外編のトニーVSルイージを頑張ります。


 シロツメは、恋愛とは、誰かが笑った裏で、別の誰かが泣くものだと思っています。だからハッピーエンドにするにしても、物語に登場する全ての人が幸せになって終わるなんて有り得ない。そして主人公が全ての問題を解決して、皆を幸せにしなくちゃいけない、などという必要もないと考えています。トニーしかり、サヤのお母さん然り、ミシェーラやリリーもですね。主人公のサヤも人間ですから、トニーを餓鬼扱いしたり、お母さんを捨てる気でフォンスを助けに行ったり、長年思い続けるリリー相手に譲らなかったり、そういう人間臭いところを書きたかったんです。読者の方の中には、解決しきってない部分にもやもやする、この人ちょっと可哀想過ぎない?と思われる方もおられるかとは思いますが、世の中ってそういう上手くいかないことってあるかもね、と流していただけるとありがたいです。これはサヤとフォンスの物語なので。


 長々と言い訳がましいことを書きましたが、用無し女が用無しでなくなり、奮闘する必要がなくなったので、これにてサヤのお話は終了です。番外編のリクエストはいくつかいただいておりますので、トニーVSルイージの番外編を書いてから、ぼちぼち考えようと思っています。

 本編終了後の人気ランキングについては、集計して作者ページの活動報告に載せました。どうぞご覧ください。

 皆様、本当にありがとうございました。

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