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8.告別

未来のために捨てたもの


過去がために捨てたもの


共にあれば現在はどうなってたの




君が息を吸って 吐いて 吸って 吐いて


それをただ聞いてた 聞いてるだけだった


きっと感覚が麻痺してた わからなかった 気づかなかった


それがどんなに恵まれてたのか 誰に許されてたのか


まだ憎む権利なんてない この先もそんなものは


自分のためだけに生きてない つながるもののために


過去と未来が僕を生かしてる その中で与えられたものを享受してる


生きて 生きなさい 生きろ 生きてください


そう聞こえる気がして そう変換されて


がんじがらめになる 柔らかくて切れないもので縛られる


見えないもので僕を包まないで せめて手を伸ばさせて もう傷つけたくない


そんな事実に傷つきたくない なすりつけて言い訳を垂れ流したくない


叫びたい 走りたい 泣きたい


選びたい そうしたかった もう通り過ぎた


夢を見せてもらえただけ幸せ


でもそんなもの見てたからだから




だから生きるために


みんなが生きるために


僕は殺しました




反復する現在


並行する現在


これまでもあったように


これまでにあったように


かえる




だから


もう君に




さよなら






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