詩、のような。

２

３３．しあわせ

変わらない笑顔で

君だけはあの笑顔のままで

胸を布団をかきむしって叫ぶ私の声は空気を揺らさない

だって他の誰にも届かなくていい

君を守ってくれるなら神さまにもお願いするけど

もう笑えもしないんだよ　遅すぎて

あのときの願いは弱かったとでもいうの

だから私は君に願う

幸福をつかみ取ってと

誰より幸せになって笑っていて

唇をかみ締めて強く願う

変わらない笑顔で

君だけはあの笑顔のままで

いつか遠くからでもそれを見られたなら私も

幸せだから