邪神ちゃんは二度寝したい!~TS勇者ちゃん、お昼寝を邪魔(召喚)されてブチギレな上位存在さんに魅入られる~
初投稿です(大嘘)
重たい瞼を開けると、『私』に平伏する者どもが目に入った。
薄暗く厳かな石造りの空間に、燭台の仄かな灯りが辺りを照している。
角を生やした者、翼を持つ者、人の形をしていない異形。
『魔族』と、人類に呼称される存在たちが、私にひれ伏していた。
「これが、破壊神……。くそっ、間に合わなかった……」
破壊神。
私をそう呼んだのは、奥で人面の獅子に組伏せられた人間の少女だった。
さしずめ『勇者』と呼ばれる者だろう。
となれば、一際大きなこの魔族は――
「我こそは魔王ガイノス! 破壊神アルコアよ! この星より人類全てを生け贄と捧ぐ! そして我ら魔族だけの世界を作るのだ!」
私の名を叫び、食い気味に前に出てきた『魔王』。
なるほど。
破壊と殺戮の神と呼ばれるこの私に、この世界の人間を滅ぼしてほしい、と。
なるほど。
「手始めにこの〝勇者〟を贄として捧ごう! さぁ、我が野望を叶えたまえ!!」
『勇者』が私の前へ無造作に放り投げられた。
「くはっはっはっ!! 何も守れなかったなぁ、勇者よ! あの弟のように、惨めに死んでゆくがいい!!」
生け贄か。
なるほど。
――断る。
「はっ……?」
魔族どもの体が捻れ歪み細切れになり、辺り1面に紅き花を咲かす。
『私』は、勇者を除くこの場の全員を〝滅ぼし〟た。
「ばか、な……儀式は完璧、だったはず……。何故だ……何が足りぬ……」
魔王の肉体も例外なくねじれ、真っ赤に咲き誇った。
……なぜか、だと?
――神がせっっっかく気持ちよく寝てたのに!! それを叩き起こしておいて、何よ!!!!?
私はねぇ、封印されてたんじゃないの。自分の意思で寝てたの!!!! おわかり!!!!?
てかさぁ、生け贄なんていらないわよ。可哀想じゃない?
「はかい、しん……! 俺が相手だ……!」
あらら?
勇者ちゃんったら、満身創痍なのに立ち上がって私に剣を向けてるわね。
健気だわぁ、私そういう人間は大好きよ。
俺っ娘なのもポイント高いわね。
「世界は、俺が、必ず、まも……」
けれども勇者ちゃんは言い切るまえに、血の涙を流して倒れちゃった。
私を直視してよくここまで正気を保てたものね。普通の人間だったらSAN値直葬よ?
……とはいえ、私は好き好んで下位存在を殺す趣味は持ち合わせていない。
この勇者ちゃんは私が目覚めるのを止めようとしてくれてたみたいだし、ちょっとサービスしてあげようかしら。
後遺症とか出ないよう治療してあげて、と。あとは……
これでよし、と。
勇者ちゃんは魔王をやっつけた。破壊神が復活したけどなんかなんとかなった。
ほんじゃそういう事で、おやすみなさい……
……。
眠れねぇですわ。
夜中にデカい音で目が覚めて、そのままなんか眠れなくなることってあるでしょ? 今そんな感じ。
よくも眠りを妨げてくれやがったわねあの下等生物め……。
てか私がうっかり完全顕現してたらこの宇宙ごと消滅してた所よ。ほんと考えなしなんだから。
まあここで唸ってても仕方がない。
眠くなるまでの暇潰しに、今の人類の様子でも見て来ようかしら。
あ、このままの姿だと存在するだけで生物をイカれさせちゃうからね。
『人間』に擬態しないとね――
*
……。
目が覚めると、見覚えの無い天井だった。
温かな木漏れ日が窓から射し込み、小鳥が囀ずっている。
どこだここは?
俺は確か魔王と戦って……負けた、はずだ。
その後は?
その後は……
――!!
あの名状しがたき光景が脳裏から這いずり出てくる。
色硝子で象られた無数の『左目』の群れ――
それらの中央に鎮座する、ステンドグラスの……
思い出そうとするだけで頭が痛くなるそれを、俺は声を張り上げて叫んだ。
「破壊神――!」
「ぴぇっ!?」
ん……?
飛び起きた俺の思考は、おどおどした女の子の声に遮られた。
「お、お、お目覚めに、なられましたか?」
「君は……ここは何処?」
その子は星形の装飾のあしらわれた修道女服姿の少女だった。
白いフードと薄金色の前髪で、顔の上半分が見事に隠れている。見たまんまの陰キャ……独白でもさすがに失礼か。
大人しそうな子である。
「わ、私はミゼーアと、いいます……。ここは私の務める教会で……あっ、あなたがンガイの森のはずれで倒れてるのを見つけて、それからそれからっ……」
ンガイの森……。魔王ガイノスの居城とは大陸の真反対側だ。
なんでこんな所に……というか、その近くにこんな……教会? があったとは。
「お……あたしはアルナ。勇者って呼ばれてる」
「へ? ゆ、勇者様だったのですか!? あわ、あわわわわわわわ!!? どど、どうしましょ」
どうやって生きてきたんだこの子は……。
挙動不審を超えて溶けかかっているミゼーアちゃんを何とか落ち着かせ、俺は自分の置かれた状況をゆっくりと整理し始める。
あわてふためくミゼーアちゃんの前髪越しに、一瞬だけ玉虫色の瞳孔が見えた気がした。
*
イエーーーイ! 魔王ガイノスくん見てる~?
君が頑張って召喚した破壊神は
今、勇者ちゃんの隣にいまーす!!(NTR構文)
どういう事かって?
私だよ!
お察しの良い皆様ならお気づきの通り、『ミゼーア』という少女はこの私、破壊神アルコアの化身だったのだよ!
疑似人格を与えたりしてるから完全に私という訳ではないんだけどね。
まぁその辺は置いといて。
この世界、思ったよりヤバい事になってるみたいだね~?
私が眠った1000年前は魔科両立した高度文明があったはずなんだけど、この時代だと19世紀レベルまで衰退しちゃってんのよね。
そうなった理由というのが、『魔族』ね。
魔物とかは元から居たんだけど、強力で知性のあるヤツはほぼいなかった。
が、500年くらい前に突如『魔王』を自称する魔物が現れた。そして魔物の強さの天井が遥かに上がって、更には知恵を付けて徒党を組むようになった……と。
ほんで人類は知恵を付けた魔物『魔族』との生存競争にジリ貧で敗れ、今や嘗ての高度文明が見る影もなく……。
あ、説明長くて目が滑る?
じゃあざっくり。
楽しくこの星で暮らしてた人類くんちゃんたち。
どころが突然魔王とかいうクソ強いおっさんが喧嘩ふっかけてきて、人類くんはボコボコにされちった。
だいたいそんな感じ。
「ミゼーアちゃん」
「は、はいぃ……?」
「助けてくれてありがとう。でももう……あたしは行かなきゃいけない。お礼になるようなものを持ち合わせてなくて申し訳ないけど……」
――魔王すらかわいく思える破壊神が顕れた。
勇者として、やらなきゃいけない事があるのよね。
大丈夫、破壊神は味方だから。
お互い言えない秘密があるのは一緒みたいだしね。
だから私は――
「あ、あの……私も旅にご一緒しても、よろしいでしょうか……?」
「え? どうして……?」
「えと、その……私も、魔法を使えますので……きっとお役に立てると思います……!」
色々気がかりな事もあるし、旅に同行させてもらおうかしら。
だって魔王ガイノスくん、死んでないもんね。
――――
「ぴえぇぇぇっ!! アルナさん助けてくださいぃぃ!! 死んじゃいますぅっ!!!」
情けない悲鳴をあげるのは、家くらいの大きさはあ?巨大な蟹に、ハサミにフードを挟まれて振り回されているミゼーアちゃんだった。
「今助ける!!」
俺は蟹を一刀両断し、ハサミから落下するミゼーアちゃんを受け止めた。
「た、た、だずがりましたぁ……! ありがとゅうごじゃいましゅ……!」
涙と鼻水でべっじょべしょで綺麗な顔が酷い事になってる……。
うわっ拭くな!?
しかし、まさかこんな所にまで魔物が現れるようになっているとは……
視線を前に向ければ、遠くに地平線の彼方まで広がる大きな壁が見えてきた。
ミゼーアちゃんとの二人旅を始めて半月。 到着したのは人類最後の要塞都市――
――そして、そこを統べる王の住まう城であった。
「よくぞ生きて帰ってきた、アルナ殿よ!」
王様――ベルニス様が、大袈裟に両腕を広げて出迎えてくれた。
彼は人類最後の統治者。魔法は扱えない代わりに、秀でた政治の手腕で人々を纏めている。
「――破壊神が復活しただと……?! それは本当か?!」
俺の報告にベルニス様は、見たこともないほどに目を丸くしていた。
「確かに。……呼び出した魔王ガイノスも、恐らく無事ではない、かと」
「そうか……。ひとまず今は休むといい。客人用の一室を使いなさい」
普段ならそんなお誘いは断る所だが、今はお言葉に甘えることにしよう。
ミゼーアちゃんも疲れているだろうし。
「……弟君の件、そなたに非はない」
去り際、俺は聞こえていないふりをして、ミゼーアちゃんと共に用意された一室へと向かった。
*
「あの……弟さんに、何かあったんですか?」
寝室に荷物を降ろして早々、ミゼーアちゃんは恐る恐るという様子で訊ねてきた。
「聞こえてたか……」
俺たちは思えばお互いの話をあまりしてなかったかもしれない。
……〝弟〟。
どう説明すればいいか逡巡して、俺は口を開く。
「……あたしには血の繋がってない弟がいたんだ。名前は〝レン〟」
違う。
「体が弱くてさ、すぐ泣いてはあたしに縋って……。でも可愛い子でさ、いつかはお姉ちゃんを守れるくらい強くなるんだって、いつも豪語しててさ……」
違うんだ。
「……半年前に、殺された。魔王ガイノスに」
……。
俺に話せる限界は、これくらい。これ以上は、辛い。
「そんな……。それは……とても辛かった、でしょう……」
俺の話を聞いていたミゼーアちゃんは、瞼を腫らし鼻をぐずらせていた。
半月一緒に旅をして分かっていたことだけど、ミゼーアちゃんは本当に優しい子だ。
だからこそ……俺の胸を、罪悪感の茨が絞め付ける。
違うんだよ。
俺が、その〝弟〟なんだ。
本当は……殺されたのは、入れ替わったお姉ちゃんの方だったんだ。
……全部、俺のせいなんだ。
そんな事は全部俺の中に押し留めて、俺は今も『お姉ちゃん』の体で『勇者アルナ』を演じている。
「……ミゼーアちゃんは、大切な人はいないの?」
「わっ、私!? そ、そうですね……。いましたよ。ずっとずっと昔にお別れ、しちゃいましたけど……」
そう答えるミゼーアちゃんは、どこか遠くを懐かしそうに見つめていた。
彼女にもきっと、打ち明けられない秘密があるのだろう。
そう感慨深く浸っていた――その時だった。
突如、城を打ち付けるような激しい揺れが襲ったのは。
*
城の上空――
〝空〟に亀裂が走っていた。
そこから、重い金属の扉を押し開けるような轟音が、響き渡る。
「アルナ殿……あれは一体……」
「あれは――」
亀裂が広がり、その内から覗くは――
――7色に瞬く、ステンドグラスの左目。
「破壊神――!」
俺は神器を抜き、構える。
戦いすら成立しない圧倒的な存在。
それでも……〝お姉ちゃん〟の名にかけて、逃げる訳にはいかない。
「ここはあたしが止めます。ベルニス様は、避難を。早く――!」
「すまない、アルナ殿……!」
背後から遠ざかっていく足音に、俺はほっと息をつく。
俺の『終わり』はここだ。
それでも、ただ無駄に死ぬ訳じゃない。
顕れた〝破壊神〟に向けて、俺は神器を振りかぶ
「あ、アルナ殿? な、なんだこれは……?」
ベルニスはただ一人、眼前のあり得ない光景に言葉を失っていた。
雲は動きを止め、空を飛んでいた鳥たちは空中で静止している。花は氷に閉ざされたように固まり身動ぎひとつしない。
人々は眼を見開いたまま、まばたきひとつせずに立ち尽くしていた。
それは剣を振りかぶるアルナも例外ではなかった。
世界から『動き』が、失われた。
ベルニスと、天を裂く破壊神を除いて。
――時が止まった、のだ。
それも停止する対象や概念を極めて細かく選定したものだ。
ベルニスとその周囲の大気、およびそれにより発せられた音。『光』。
破壊神にあえて『生かされて』いるのだと理解するには、そう時間はかからなかった。
「そうか、そういうことか……」
ベルニスの口元がニヤリと歪む。
――失敗だと思っていた。だが、破壊神にも考えがあったのだろう。
あえて勇者を生かしたことも、自身を除くあの場の魔族を鏖殺したのも。全ては――
「良いお天気ですね」
両手を天に掲げるベルニスの背後に立ち、その少女はそう冷たく冷たく呟いた。
――停止した時の中で。
白い修道女が、微笑みを湛えている。
「小鳥は囀ずり、お花が咲いていて、とっても気持ちいいです」
停止した雲を、花を、鳥を、人を愛おしそうに慈しむように、眼差しを向けながら。
「何だ貴様は……?!」
「人間さんへの擬態がとってもお上手なんですね、魔王ガイノスさんは」
ベルニスは……いや、ガイノスは自身の正体を看破した眼前の少女に対して、臨戦態勢を取る。
擬態は崩さず、されど油断はせず。
「そんな構えなくて結構ですよ。ガイノスさんごときじゃ、戦いなんて成立しないので……」
「貴様ァっ!!!!」
愚弄、挑発、高慢。
そのどれを取っても、ガイノスの逆鱗に触れるには十分であった。
擬態を解き、まるで無防備の少女へ神速で迫り、黒く鋭い【爪】で引き裂かんと振るう。
〝神のごとき御技〟
魔王ガイノスの戦闘能力は、そう称される。
音速を遥かに超す神速、山をも投げる腕力、金剛にも勝る頑強。
500年間、不敗。
各時代の人類最強と謳われる〝勇者〟を何度も返り討ちにし、人類に絶望を与え続けてきた。
彼に敵う存在など、この世界に居るはずがないのだ。
――それがただの思い上がりに過ぎないと気づくには、ほんの一秒もかからなかった。
「バカな……」
――魔王ガイノスの巨躯から振るわれた剛腕が、華奢な少女の小指1本に止められていた。
身じろぎすらせず、少女は微笑みを崩さない。
ただガイノスの攻撃によって生じた風が、少女の前髪を捲り上げる。
露になったその眼は、7色に煌めくガラスのようであった。
そう、まるで……小さなステンドグラスのような。
「えい」
少女の華奢で小さな拳が、魔王ガイノスの腹を軽く小突く。
刹那、ガイノスの身体は城の外れの監視塔までぶっ飛ばされた。
監視塔は衝突の衝撃で真ん中から折れ、瓦礫が降り注ぐ。しかしそれらは地上に落ちる前に、空中で停止した。
「わ、我は魔王ガイノスであるぞ……! 何なんだ貴様はっ!?」
瓦礫から這い出たガイノスを、その少女は微笑みながら見下した。
「自分から私を呼び出しておいて、忘れちゃったんですか? 酷いですね」
「何を言って……っ――!?」
シスター姿の少女の姿が、天を割って顕れた破壊神の【左目】と重なる――
ガイノスは、気づいた。
気づいてしまった。
気づかない方が幸せだったのに。
――あーあ、もうおしまい。
「ち、違う――こんな、こんなはずではっ」
所詮は神の真似事紛い物。
〝神のごとき御技〟では、〝本物の神〟に敵う訳がない。
背を向け、ガイノスは走る。
産まれて初めて感じる【恐怖】という感情に突き動かされて。
自分が――呼び出してしまったモノの恐ろしさに。
ソレがガイノスに怒りを抱いている――その事実に。
目を背けるように。
少女は今も慈悲深く微笑んで、地を這うガイノスを見下ろす。
ガイノスは――見た。
少女の背後に浮かぶ巨大な【左目】が、ゆっくりと時計回りに廻転してゆく様を。
金属の扉を抉じ開けるような、あるいは――終末のラッパのような、そんな音を響かせながら。
――アレが1周したその瞬間、自分は死ぬ。
絶対に逃れられない。なぜなら神がそう定めたから。
「我は、我は――死にたくない、こんな、こんな終わり方は、嫌だ――」
ガコンッ
*
……あれ?
いつの間にか、破壊神の姿が見えなくなった。
それまで感じていた圧も消え、まるで何事もなかったかのようだ。
「一体何が……」
「あ、アルナさーん……!」
困惑している俺の元へ、ミゼーアちゃんが駆けてきた。
あれ……? ミゼーアちゃん今までどこに行ってたんだ?
そんな疑問は、ミゼーアちゃんの「あっちで塔が倒れて……!」という声に掻き消された。
監視塔が崩れたものの、怪我人は1人も出る事はなかった。
だが、ベルニス様が何故か昏睡状態になってしまわれた。
怪我はなく健康体そのもの。しかし、意識だけが戻らないのだ。
破壊神がベルニス様に何かしたのだろうか。
「――もう一度聞くけど、本当に来るの?」
「はい! 私は、アルナさんの力になりたいんです……!」
数日後、再び出発する俺にミゼーアちゃんがついてきた。
本当はこれ以上、誰も危険な目に遭わせたくない。でも……
「――独りは、寂しいですよ」
その言葉に、俺は何も言い返せなかった。
今度の旅はきっと、今まで通りにはいかない。
敵は魔王ガイノスではなく、それよりも遥かに上の――〝神〟。
正直、怖い。
でも……きっとアルナお姉ちゃんだったら、それでも立ち向かうから。
「何があっても、大丈夫……です! 私が側にいますからね……!」
ミゼーアちゃんの言葉が、不思議と心強く感じられる。
きっと、何とかなる。
大丈夫。
お姉ちゃん……俺、勇者になるよ。
*
いや~、ね?
アルナちゃん……いや、レンちゃんか。
この子すごく苦労してるみたいじゃない?
だから私決めたの。ハッピーエンドに導いてあげなくちゃって。私、ハピエン厨だから。
でもね……魔王ガイノスくんは私が消滅させちゃったし、ラスボス不在なのはよろしくないわよね?
そこで思い付いちゃったの。私がラスボスになればいいって。我ながら名案よね?
ふふふ、眠くなるまでの暇潰しにはちょうどいい。
いっぱい私を楽しませなさい。
お読みいただきありがとうございます!
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