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校長にだまされて・・・・

まず最初にいっておきます。女装といっても主人公が好き好んでやるわけではありません。それだけは頭に入れておいてください。

初めての作品なのでとても変な小説になるかもしれませんがとにかくやっていきたいと思います。


数時間前・・・・

一刀は新しく通うことになった学園の校長室にいた。

校長「君が明日からこの学園に通うことになった一刀君だね。都会の方から来た君には少々不便かもしれないが、田舎には田舎なりのいいところがあるからね。なれてくれば君にとって都会よりも住み心地のいい場所になるはずだよ。なんたってここには海がある、それに山だってすぐ近くにある、美しい自然に囲まれた素晴らしい場所だと私は思っている」

一刀「はぁ・・・・」

さっきから校長が妙にそわそわした感じでこの町のいい所を紹介している。今ちょうど5回目の海と山の紹介を聞いたところだ。

そろそろ同じ話ばかりされるのも辛くなってきたので単刀直入に聞くことにした。

一刀「で、俺の住む場所はどこになるんですか?」

校長はその言葉を聞くと急に動きが止まり、とても焦っているようだった。

一刀は組織に拾われてから、組織の方に住まいを提供してもらっていたのだが、どうしても組織の用意する家は薄暗い場所や路地裏の分かりにくい場所が多かった。

組織としては秘密がばれないように、ということだったのだがさすがにそれは住み心地が悪いので、今回の転校で全寮制の学校に転校することにした。

そして校長が男子寮を空けていてくれるということで場所を聞きに来たのだが・・・

校長「それが・・・ね、男子寮あかなかったんだよね・・・」

一刀「え?」

校長「転校するはずだった生徒がやっぱり残ることになって部屋が空かなかったんだよ」

校長がすまなさそうな顔で言った。

一刀「それじゃ、俺の住む場所はどうなるんですか?」

今回は田舎の方の学園なので近くにマンションなどは一切ないし、かといって組織に準備してもらうのもさすがに時間がかかってしまう、となると野宿しか・・・でもさすがにそれはつらいので何とかならないか校長に聞いてみた。

校長「・・・そうだね、一つだけ手はあるんだが・・・」

その言葉を聞いて一刀は安心した。この際野宿でなければどんな汚い場所でもいいと思っていたので、その方法を頼ることにした。

校長「とりあえずこの紙に書いてある所へ行ってみてくれ、詳しいことはそこの寮長に聞けばいい」

一刀「わかりました。それでは、失礼します」

一刀は扉を閉めると紙を確認した。

[●●町△△地区ーーー寮]

なぜかーーーの部分だけ黒いマジックで塗りつぶしてあったが場所は分かったので早速行くことに

した。

一刀「・・・で、ここら辺にあるはずなんだが」

紙に書いてあった場所に行くと建物が数件立っているだけで、あとは商店街の方へ続く道ぐらいしかなかった。

だが男子寮は見当たらず、あるとすれば女子寮のような建物だけだった。

一刀「おかしいな・・・このあたりのはずなんだが」

もう一度あたりを見渡すと一人の女の子がいたので聞いてみることにした。

一刀「すみません、このあたりに男子寮があるって聞いてきたんですけど・・・」

そういって校長からもらった紙を見せると女の子が驚いた顔をしてこっちを見た。

??「ああ、君が話の・・・うん、顔もきれいだし体の方も毛がほとんどないから大丈夫そうね。あとは・・・大丈夫みたいね。」

いきなり顔や体を確認し始めたので驚いているとその女の子が手をひっぱり

??「ついてきて、寮長のところに連れて行ってあげる。」

そういうと女子寮の方へ走り始めた。

一刀「ってちょっと待て、俺は男子寮の方に行きたいんだ、女子寮の方じゃないぞ」

そういうと女の子は不思議そうな顔をして

??「あら?校長先生から何も聞いてないの?あなたがこれから住むのはこの女子寮よ」

・・・え?

??「大丈夫、ちゃんと女装すれば女の子に見えるから、心配しなくていいわ」

つまり俺に女装をしろと言うのか?冗談じゃない、そんなことするぐらいなら野宿をした方がましだ。

一刀は手を振りほどこうとしたが女だとは思えないほどの力で引っ張られ、結局流されるまま女子寮の中へ連れていかれた。

寮長「おーそいつが今日から入る奴か、なかなかいい顔してるじゃないか」

一刀「えーと・・・とりあえず帰らせてもらっていいですか?」

寮長「だめだ。今日からお前はこの寮にすむんだ、男なら普通は喜ぶような場面じゃないか」

一刀「喜びませんよ!何よりばれたら・・・」

??「その点に関しては大丈夫よ、私もばれないで1年以上ここに住んでるんだし」

一刀「あなたはばれなくても俺は・・・って今なんて?」

??「私も女装がばれないで一年以上住んでるわよ?」

一刀「えーと、つまりあなたは・・・」

??「正真正銘男、なんなら証拠見せてあげようか?」

一刀「・・・・・・」

寮長「ま、そういうことだ、いわば女装のプロフェッショナルだからな、そいつに任せとけば問題ない。」

??「そうそう、危なくなったら私がフォローするし、安心していいわよ?」

一刀「いやそういう問題じゃなくて・・・」

寮長「あーもう面倒なやつだな!杏樹!さっさと女装させちまえ!」

杏樹「はーい」

一刀「ちょっとまて、俺の意見はー!」

寮長「無視!」

一刀「ぎゃー・・・・」

・・・・・・・

杏樹「はい、完了!」

一刀「うぅ・・・・」

一刀は仕方なく鏡をみた。もしもその姿がばればれな女装であればすぐにでも女装を解いて逃げようと思っていたからだ。だが鏡に映っている自分の姿はどこから見ても女にしか見えない完ぺきな女装だった。

寮長「おお、なかなかにあってんじゃねーか、それだと普通に行けそうだな。それじゃ杏樹、後はまかせた!」

杏樹「はーい、それじゃ・・・えーと名前まだ聞いてなかったわね、君の名前は?」

一刀「一刀、漢字の一に刀とかいてかずや」

杏樹「私は安樹、漢字は読者には分かってるから気にしないでいいわ」

一刀「読者・・・?」

杏樹「それより今からこの女子寮で過ごすためのルールを教えてあげる、ちゃんと聞いていてね?」

杏樹が言ったルールは簡単に言うとこんな感じだった


1、お風呂やシャワーは各自の部屋にあるからそれを使う

2、女子寮にいる間は常に女装をしておくこと

3、学校に空き教室を作ってもらっているからそこで着替えて教室に行くこと


そのあとも寮長に交渉を続けたが結局しばらくの間女子寮に住み、それでも嫌なら出て行ってもいい、と言われ、仕方なくここに住むことになった。


一刀「はぁ・・・」

自分の部屋のベッドに座りため息をつく。

一刀「なんでこんなことに・・・」

こんなことになるのであればおとなしく組織の用意した家で我慢しておくべきだったと後悔していた。

一刀「なっちゃったものは仕方がない、とにかくばれないように気をつけないと・・・・」

そういうとゆっくりとベットに寝ころび、明日のために睡眠をとることにした。



ほとんどノリで書いちゃいました。感想を頂けると嬉しいです。とくに「良かった」や「面白かった」ではなく「ここがダメ」「面白くない」などの方が作者は喜びます。純粋に感じた感想をお待ちしております。

次の投稿はある程度頭の中でできてるのでできるだけ早めにしたいと思います。見てくださっている方のためにも頑張りますよ~(`・ω・´)

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