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あなたもいじめに加担してはいませんか?

作者: へそ曲がり

・誤字脱字があるかも

・意味わからん文章かも

・これはいじめを容認するような文章ではありません

・フィードバックがあれば嬉しくなる



 ”あなた方は知らず知らずのうちに、いじめを良いものだと子供に教育している”


 このことについて話していく。



 まず、いじめとは何か?


 一般的にいじめとは、小学生や中学生あるいは高校大学の被害者が加害者に”嫌だと思う”行為をされることだ。社会人になるとハラスメントと呼ばれることもある。


 具体的には、上履きを隠されたり、筆箱を隠されたり、殴られたり、不名誉なあだ名をつけられ嘲笑されたり。最近では、SNS(Social Networking Service:例 LIN〇、Twitt〇r、Y〇utube)での悪口が問題になっているという。



 さて、いじめはやって良い行いなのだろうか?


 当然NOだ。


 なぜ?


 理由は2つある。



 1つ目は、自分にされたら嫌だから。


 いじめは嫌だと思う行為をされることだ。故にいじめられるのは嫌であるはずだ。

 稀にいじめられることが”気持ちいい”と感じる悟りを開いた御仁がいると聞くが、それは”気持ちいい”行為でありいじめではない。


 嫌な思いをしたくない、いじめられたくない。しかし、周りのみんなが誰かをいじめていたら、もしかすれば明日自分がいじめられるかもしれない。


 だから言うのだ。


 「人をいじめちゃいけないよ」「人にやられて嫌なことはしてはいけないよ」と


 周りがいじめをしなければ、自分がいじめられる可能性は少なくなる。だからいじめてはいけない。



 2つ目は、見ていて不快だから。


 想像力・共感力が高い人は言わずもがな、いじめの現場を見たら不快に思うだろう。


 立派な社会人も不快に思うだろう。

 「まだ20も生きていない、社会を知らないガキが”何様”のつもりでその子をいじめているのか」

 人を殴るなど社長ですら中々許されることではない。では人を殴るこの子は何様だ? 神様か?


 有識者も不快に思うだろう。

 「学校とは、両親が金を払って子を行かせている。見方を変えれば、生徒は”お金を払っている”学校のお客様である。お客様に怪我をさせ、学校が提供する”価値”である学業に専念できないなんて、星一レビューをしてもまだ足りない。教員に当事者意識はないのか?」


 このように、多くの人がいじめを見て不快に思う。


 1、2の理由からいじめをしてはいけない。



 いじめはいけない、それは納得できる。では、いじめは誰が悪いのだろうか?


 この論争はしばしば話題に上がる。


 被害者又その関係者そして一般大衆は”いじめた人”が悪いと言う。


 加害者又一部の無関係者は”いじめられる人”が(もしくは”も”)悪いと言う。


 有識者又社会人は”いじめを止められない教師”が悪いと言う。


 教師又教育団体は”いじめを黙認しているクラス”が(もしくは”も”)悪いと言う。


 各々確固とした意見があるのだろう。法律的、倫理的、客観的にそれぞれの視点から己の意見が正しいという。


 それはいい。いじめの責任者探しは事件の区切りをつけるうえで非常に重要である。


 しかし、この論争では一向にいじめの解決の糸口は見いだせない。


 なぜなら、いじめの定義が曖昧であるからだ。仮にいじめの定義が”初めて見知った相手をいきなり殴る”ことであればこの議論も有意義なものである。しかしながらそうではない。いじめに該当する件は多種多様でありこの件では適用できるものでもあの件ではできないことが多い。


 具体的には、悪いことであると知っているのにA君の私物を外に投げる件であればいじめた人が悪いと言える。しかし、少し過剰に揶揄われている生徒を見て見ぬふりをする教師がいる教室では教師が悪いと言えるだろう。


 つまりはそういうことだ。



 ではどうすればいじめは解決するのか? もしくはどのような議論をすればいじめはなくなるのか?


 それは話だけで言えば簡単だ。


 ”いじめる人”か”いじめられる人”か”教室を制御できない教師”か”いじめを見て見ぬふりをするクラスメイト”がいなくなればいい。


 簡単だろ?


 まぁ、現実的に0にするのは厳しいと思うが。


 私見ではあるが、現在お国は”いじめを見て見ぬふりをするクラスメイト”を減らそうと頑張っている。

 たしかに、何……とは言わないが使えない人は一定数出るし、いじめる人をなくせるなら世の中に凶悪犯罪はないし、いじめられる人なんて無限にいる。


 ”いじめを見て見ぬふりをするクラスメイト”を減らすのは確かに効率的でよい試みだろう。



 ここで本題に戻る。


 ”あなた方は知らず知らずのうちに、いじめを良いものだと子供に教育している”


 今までの話からして、これはお国の頑張りとは正反対の行いであるのは明らかだ。いじめを良いものだと思う子供は、”いじめを見て見ぬふりをするクラスメイト”どころか”いじめを見て楽しむクラスメイト”になり得る。


 これは一体どういうことなのだろうか?


 教育とは、子供の学習だ。


 子供は皆学習する。例えば、親に褒められればこれは良いことだと学習する。逆に、怒られればこれは悪いことだと学習する。



 さて急に話を変えるが、皆はどんな時に笑うのか?


 嬉しかった時、例えば彼女への告白が成功し家で一人思い出し笑い。

 面白かった時、例えばお笑い番組で思わず大笑い。

 恥ずかしかった時、例えば簡単なミスをして恥ずかしさを隠すために笑う。

 黒い物体を追い出すとき、引っ越してきた家に黒くてふわふわした物体がいれば大きく笑う。


 一部例外はあるものの、基本的に笑うことは良いことが起きた時だ。気持ちよく、決して不快な時ではない。


 話は戻る。



 親が笑えば、子供はそれが良いものだと思う。楽しいものだと思う。


 会社から帰ってきたお父さんが、ビールを片手にテレビをのぞき込んで笑っていた。


 子供は何だろう? と思ってテレビを見る。


 「押すなよ……ぜっつたいに……押すなよ…………うわーーー!!」


 「わっはっはっはっは!! はーーーー! おもしろい!」


 子供は学習する。テレビでやっていることは面白いこと・良いことなんだ。


 じゃあ明日友達にやってみよう!!



 テレビが悪いものであると言いたいわけではない。立派な紳士淑女の皆さまは、これはテレビだからこそ、実際には同意の上で行われており、実際に社会でやったら干されるということを深く深く理解しているに違いない。

 しかし、子供は社会を知らない。テレビの中の世界は現実世界……いや、子供が暮らす学校と何ら違いのないものとして映るだろう。


 テレビや配信、漫画を見て笑ったり面白がるのは良い。しかし、それを子供に与えるのであれば相応の事前教育を施さねばならないと理解する必要があるのではないだろうか?


 だからこそ”あなた方は知らず知らずのうちに、いじめを良いものだと子供に教育している”


 言い換えれば”あなた方は無責任に、いじめを見て笑っている姿を子供に見せてはいないか?”

感想

 途中例として、いじめられた人が悪い例をあげようと考えた。

しかし私の想像力が乏しいせいか、いじめられた人が悪い状況が思い浮かばない。

いじめられるようなことをした。これは一体どういう状況なのか?

 むかついたから……は、いじめた人が悪くなる。社会に出たら、好き嫌いで人を殴るなんて馬鹿のすることだ。生意気な態度をとったから……は、一体お前は何様だ? その態度の方が生意気だ。

 このように全く思い浮かばず、私は白旗をあげることにした。


想像力plz

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― 新着の感想 ―
[気になる点]  人間として共同体に属しているわけですから、どうしても人間関係で摩擦が生じます。  これは大人も子供も関係ありません。  エッセイの最初に《社会人になるとハラスメントと呼ばれることもあ…
[一言] いじめられる側が悪い事例はかなり多いですよ。わかりやすい例ではいじめ加害者を叩く世論がまさにこれですね。他人にとって不快な行動や自己中心的な行動を取る子供は当たり前ですが子供社会でも攻撃の的…
[一言] からかって遊ぶ、も、からかって笑う、も、度が過ぎればいじめですから。 難しいですね。 バラエティ系、どこまでが笑い? という。 まとまりの悪いコメントで、失礼致しました。
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