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第1話(被害者)

さて、記念すべき物語第1話の公開です!

今回は主人公の目線で進みます!

それではどうぞ〜


『ジリリリリリリ‼︎』パンッ


「うわっ⁈やっべ、寝過ごした‼︎」


俺の名前は橘花 徹


普通高校に通うごく普通の高校生2年生


一人生活で彼女無し歴=年齢の童貞だ


今日は始業式なわけだが、どうも寝坊してしまった。


急いで朝の支度をして飯を食っていると何時もの

『お目覚めテレビ』の占いコーナーだった。


「かに座の方ごめんなさい、今日は最悪の一日になりそうです。特に白い猫には気おつけて下さい。それでは今日も良い一日を」


と、ピンポイントなアドバイスをして終わった占いは次の番組へのCMに変わった。


「かに座って、俺かに座なんだが、取り敢えず気おつけて学校...って呑気にしてる場合じゃねぇ、このままだと遅刻だ⁈」


学校までは徒歩で20分かかるが今の時間は8時15分、走ればなんとか間に合うギリギリの時間だ。


「い、行ってきまーす‼︎」


誰もいない部屋に向かって言うのは一年もあれば慣れた。


俺は学校まで後10分の所まで走って来ていた


「ハァハァ、よしこのままのペースでいけば間に合うな...って、あの子猫なにしてんだ?道路の上で、危ないぞ?」


道路の上には綺麗な白い子猫が眠そうに寝転がっていた


「っ、車来てんじゃねーか⁈クッソ間に合えぇぇ‼︎」


俺は咄嗟に駆け出した

子猫のいる道路の車線をトラックが突っ込んで来ていた。


俺は、なんとか子猫を拾い上げて奥の車線へ飛び込んだ


「ふぅ、危ねぇ。もうあんなとこで寝んじゃねーぞ!」


子猫へ声をかけ、自分も早く道路から退こうとした瞬間


『ブーーー‼︎』


「は?」


アレ?ナンカクルマツッコンデキテネ?ソレモ、

ナンカリムジッ


「ニッ、ニゲッ⁈」


逃げ出そうとしたが、さっきまで走っていた上に子猫を助けた安堵感からか足が動かなかった


グシャッ‼︎っと鈍い音を上げ俺は宙を舞った


全身が浮遊する感覚がゆっくりと味あわせるように感じる。

次に来たのは、肺の空気が全て抜ける感覚。


「カハッ‼︎」ドンッ


どうやら何かが背中にぶつかったようだ


(嘘だろ⁈俺はどうなった?全身が、いてぇ、呼吸ができねぇ、声も出ねぇ。

これって俺まさか死んじまうのか?んな、ふざけん...な...まだ..お...れ..は)


最後に覚えているのは、今日の占いが的中しているのを恨んだことと、必死に生きようと助けを求め手を伸ばしたことだった。


お読みくださりありがとうございました!

今回では主人公と子猫だけの登場でした

次の話では加害者側の目線で話をしようと思います。

感想、ご意見などありましたら。どんどん送って下さい!



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