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日も大分傾いた頃に町に着いた
とにかく井戸で水を飲む
はぁ~~生き返る~~
腹へったぁ~~
水をがぶ飲みして水筒に水を汲む
井戸は町の入り口近くにある
町は柵で囲われてて入ってすぐに井戸が使える
井戸の近くの店は宿屋
隣に武器屋、道具屋と並んでいる
早速、武器屋に入ってみよう
店先の看板をもう一度確認してみたけど
商品名と値段が載ってる
店の人に聞いても同じだよなー
「すんませーん、やってますかー?」
引き戸を開けて店の中の人に声をかける
「はい、いらっしゃい」
30位の男性店員がカウンターに出てきた
店内には剣とか飾ってる訳じゃないのかな?
何にも置いてない
「ちょっと聞きたいんですけど、いいですか?」
「はい」
「武器が欲しいんですけど、どんなものがあるか教えてください」
「はい、ウチでは剣、槍、ナイフを扱っています」
「表の看板にあった銅の剣が欲しいんですけど」
「銅の剣はもう扱ってないんです、鉄製のものになりますね、看板は昔ので飾りというかウチの店の名物で、もう20年位前の看板なんです」
「あぁー、そう言う訳だったんですかー」
「ナイフなら何本か直ぐに出せますけど、剣と槍はそれぞれ1本づつあります、基本的に受注してから制作するんで、見本だと思ってください、まぁ見本と言っても十分使えます、見てみますか?」
カウンターの下から剣と槍を取り出して
見せてくれた
「ありがとうございます、あー、剣と槍はいくらですか?」
「この剣と槍はどちらも80ゴールドです、刃の長さや厚み、柄の長さ太さも好みで変えられます」
「そこを注文するんですね?」
「そうです、注文しますか?」
「その前に見本を持たせてもらって良いですか?」
「どうぞ、どうぞ」
剣は1メートル位で重さは3キロ位あるかな?
結構重い、槍は2メートル位あって4~5キロ位ありそう、どっちも重くて持ち運びが大変そうだ
振り回すのはキツイかも?
でも、モンスターを倒すにはこのぐらいは必要だろうなぁ・・・
「ありがとうございました」
見本を返して、すこし考える
80ゴールド払っちゃったらお金無くなる
これはナイフしか買えないかな?
「お客さんはどこから来たんですか?この町の人じゃ無いですよね?」
「え?あぁ、今日初めて町へ来たんですけど」
「いや、今日の昼ぐらいに、城から町に連絡があって、お客さんの見た目が連絡通りの勇者なんですが、そうじゃないですか?」
「えぇ!連絡なんか回ってるんですね、そうなんです、一応そう言う事になってます」
「やっぱり!」
「来たばっかりで何にも判らなくて、勇者とか言われるのは恥ずかしいです」
「あははは」
いやマジで勘弁、なんだか恥ずかしいわ
オレが勇者とか言われちゃってるよ
こんなおっさんが勇者とか!
勇者って10代後半から20代前半のイメージだわ
「と言うことは勇者さんは城の魔法でこっちに来たんですよね?召喚される前は何をされてたんですか?」
「えーと、会社員て言っても判らないですよね?なんて言ったらいいのかな?」
「あ、大丈夫ですよ、会社員ですかー、モンスターと戦ったりも初めてですよね?」
「今まで、森の近くを歩いてきたんですが、スライムを何匹が倒しました」
すこし叩いたら倒せるんだから
当然弱いモンスターなんだろうな
言われてみれば戦ったのは初めてだけど
「えぇ!素手で戦ってたんですか?」
「いや、森の木の棒で叩いて・・・」
「本当ですか!流石勇者さんですね!」
ずいぶんショボい勇者だな
スライム倒して驚かれてる
まさか、モンスターを倒せるのは勇者だけ?
ん、息子の厨二的思考が(笑)