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友達というものが、良くわからない。学校が終わって家に遊びにくるのに、学校では一切話さない。
むしろ陰湿ないじめにくわわってくる。だけどそのあと普通に遊びに来てそのことに関しては何も言わない。
家のゲーム機が最新形だっただけなのか、田端のことは好きでも嫌いでもない。
ただこれだけは言える。奴の髪の毛は剛毛だ。
悲しいかな、苦しいってやはり苦しい。大学生活も真っ黒だった。
幻覚か夢か現実か。
ミスターサーバントはこういう。彼は黒ずくめのマント野郎でヒドイ厨二秒である。
なぜだか、大学時代話しかけられ、ボッチどうしは好まざるが、行動を共にする。
だけど一緒にいるのをみられると恥ずかしいから。人前では冷たくする。
世界で一番きらいなのは自分だった。
弾まない会話。切り出せない話題。孤独よりはるかにましなはずなのにプライドが邪魔をする。
先生あなたは正しいといまでもいえますか?
僕は何ひとつ 信じられるものがありません。
高校生活ですっかり心を落としてしまった俺は、人と目をみて話すことができなくなり、誰とも関わろうとせず、ただ一人一番後ろの席で講義をうけていた。
グループワークが世界で2番目に嫌いだ。ブルマは世界からなくなればいいのにと思っていたのに。不思議なものでブルマが大好きになっていた。これが大人への階段なのかもしれない。
俺は誰だ。俺を見下すな。俺は友達がいないんじゃない。
一人が好きな孤高の天才さ。
バカの独りよがりは世界を超える。