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僕の人生は負けである。
保育園の運動会徒競争にババアの目の前で派手に転び、30代後半を過ぎいまだフリーターの、現実逃避害虫寄生虫であることが、すべてを物語っている。
これはある男の負けに満ちた物語である。
一番嫌いな町それは代官山。しいていうなら、俺のホームは秋葉原である。秋葉原をアキバハラというのかどうかは、いまは全くないので、文章校正の際に削除すべきであるが、いま非常にお腹が空いていてそれは無理である。
僕の日記をみてくれ。
僕の好きなDJが代官山のそれはまたシャレ乙なclubに来るというので息巻いてチケットをかいビーサンで向かう。駅におりたつとそこはセンスだけが、すべての縮尺代官山である。
嫌い嫌い嫌い。激しい自己嫌悪と自らの服装のダササに吐きそうになる。
B-dash B-dash 頭の中で繰り返す。ダメダメダメダメもみたい。それが男のすべてである。
酔った完全に酔った。オシャレなカフェなんてくそくらえ。そうです案の定道端で吐きました。そうです道行く人の冷たい視線。きれいな街をレイプしてやりました。
clubにはたどりつけず、家に帰る。毛布に頭までくるまり。うつむせに寝る。ヘッドフォンを爆音でならす。
解けてなくなりたい、シュワシュワと愛がないように。
それから3カ月僕は全く無駄な日常を過ごした。無意味生きてることに意味なんてない。死にたいでも死にたくないでも生きていたくない。
決めたんだ。親からの仕送りを下しインドへの航空券をかった。