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【2016年クリスマス企画】

【クリスマス企画】七作目 孤独

作者: 月野 光

叩くドアの音

誰も気付くことはない

気付いて

誰か気付いて

叫ぶ声

反応はない


まるで時間が止まったように

そこには誰もいないように

静寂だけが漂う


誰か 誰か

助けて


震える膝を抱え

一人うずくまる


真っ暗なこの部屋は

希望の光さえ見えやしない

ここにあるのは

死と絶望と……孤独だけだ


誰にも 何にも

触れることができない

見ることができない


ただ静かに時間だけが過ぎてゆく

この身は着実に蝕まれている

体の中で悪魔がゲラゲラと

笑うのが聞こえた


あぁ迎えが来た


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