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セントフィリア王国地図

挿絵(By みてみん)


・セントフィリア城

王国を象徴する白亜の城。王政が敷かれるセントフィリアにおいては、王族の地位が一番高い。男性の入国が厳禁のため、玉座に座るのはセントフィリア女王。



・王都セントフィリア

王城の裾野に広がる城下町。島国の中心地であり、魔法少女に成れなかった者の勤め場所の大半は、こちらに集中する。地価および家賃は東京クラスに高いのため、主に富裕層が住む付いている。女学院付近には物資が不足気味なので、生活物資を求めるためには、こちらまで遠出して買い物をするほかない。



・ヴァレリア

セントフィリアの第二都市だが、その規模は王都と比べるべくもなく小さい。最低限の物資を揃えることは可能だが、その大半が居住区となっている。王都に比べて地価および家賃が安いので、中間層から下層にあたる女性がその不便さに甘んじて住み着いている。



・セントフィリア女学院

世界から魔法の才能がある者を集める女学院。魔法少女を集める理由は、魔力摘出手術を行わないと魔法少女が身体に支障を及ぼし、最悪死に至るため。と、魔法少女救済を掲げているが慈善事業ではないため、きっちりと魔法少女を育成して、魔力を吸い上げてから魔力摘出手術を行う。摘出した魔力は国内インフラ設備に使用されている。例外的に格が高い魔法少女(上位1%以下)の魔力摘出を後ろに伸ばし、正規の魔法少女に推薦することもある。



・温泉街ミルフィ

火山地帯を活用した温泉街。セントフィリア王国の人間がバカンスするというと、専らミルフィを指す事が多い。火山帯にはファンタジー系お決まりのドラゴンが住処があるが、下山してくることは滅多にない。その滅多が起きると住民は裸足で駆け出し、正規の魔法少女が緊急出動(スクランブル)する。


・アウロイ高地

土系統の魔法少女アウロイが築いた山脈の防壁。セントフィリアは元より高低差はあれど山脈に囲まれた地形だったため、ゼロから作り上げたものではない。ゼブラ柄の虎『アウロイタイガー』、鋭い牙を持つムササビ『アカサビ』などの独自の進化を遂げた生物が棲んでいる。製作者のアウロイはナタリーとは犬猿の仲であり、史実上ナタリーに殺されている。



・ナタリー城壁

土系統の魔法少女ナタリーが築いた灰色の防壁。アウロイ高地と異なりゼロから作り上げた逸品。大砲の砲弾が石から鉄へと変わり始めた時期に拵えたものであり、壁の強度はその辺りを意識していた。ただナタリーの死後、魔物避けの塗装が成されたこともあり、強度は建設当時より上がっている。製作者のナタリーは史実上ではアウロイの殺害犯であり、本人は不審死を遂げている。クリッグが実行犯だという説が濃厚である。



・リプロン川

水系統の魔法少女リプロンが人為的に引いた川。海から直接引いているため、境目に塩分濃度の調整術式が施されている。以前はもう少し全長の短い川だったが、とある事情で国を二分する川となった。セントフィリアの水路及び飲料水はすべてリプロン川から引かれている。その美貌から水の妖精とも呼ばれるリプロンだが、話を全く聞かないことでも有名。過去の文献からも『リプロンは話を聞かない』という恨みつらみが散見していることがわかる。



・クリッグ盆地

土系統の魔法少女クリッグが開拓した盆地。セントフィリアの食卓を支える盆地では主に野菜類を栽培している。一部の第一次産業者が住居を構えている例もあるが、アウロイ高地から魔物が下山する恐れも高く、基本農業従業者はヴァレリアに寝食を行っている。



・クリッグ田園

土系統の魔法少女クリッグが開拓した田園。王国内最大の面積を誇り、稲や小麦の栽培の他に、牧畜も営んでいる。その道を志す土系統の魔法少女がアルバイトに訪れることも多い。クリッグは豊穣神として名高い一方で、苦労人としても知られている。史実上アウロイやナタリーを筆頭とした、建国記の問題児の仲裁者になることが多い。彼女がナタリー殺害に至った経緯は不明。



・フォルナ森林

通称、大森林と呼ばれる背の高い木々が生い茂る場所。魔法少女と違う種族が住み着く場所であり、王国民が足を踏み入れることは滅多にない。男性禁制のセントフィリアにおいて、実は唯一男性が存在する地域であるが、彼らの得意とする林業の恩恵に預かっていることもあり、心象は悪いものの王国側は黙認している。



・カーチェの迷宮

生ける伝説の魔法少女、カーチェの名前を冠するダンジョン。セントフィリア女学院近くに存在するため、ダンジョン探検部が好んで潜りに行く場所である。低階層(1F~10F)は難度が低いこともあり、初心者向けのダンジョンと言えるが、当然階層を深めると難度は上がっていく。最高到達階層は92階。迷宮の名前は最深部到達者に命名権があるが、最深部に到達するような者は大して気にしない傾向にある。カーチェも寝ている間に命名されていた。



・カエデの迷宮

命の母親、楓の名前を冠するダンジョン。カーチェの迷宮に比べて、低階層(1F~10F)から強い魔物が現れるのが特徴。中級者向けのダンジョンであり、カーチェの迷宮で腕を上げた冒険者が油断して帰らぬ人になることが多い。最高到達階層は67階。幻の魔法少女として知られる楓だが、探索者としても非常に高い功績を収めている。彼女の原動力は主に眩く光る魔法石や宝石類。



・アミズの迷宮

盗掘乙女、アミズの名前を冠するダンジョン。かつては低階層のダンジョンだったのだが、詰めかけた冒険者を養分にすることで進化したダンジョン。セントフィリアの三大迷宮のなかで最難度を誇り、ドロップアイテムも豪華なのだが、なぜかコーヒー豆類のドロップ率が高い。最高到達階層は130階。アミズは魔法の腕前こそからっきしだったが、剣術が滅法強かった。防御術式が未完成だった時期は、歴代魔法少女のなかでも最強の一角として名前が挙げられるほど。物語がリンクしているかもしれない上下完結の小説は以下URLにあるので興味があれば(http://ncode.syosetu.com/n8200c)



・妖精猫島

魔力を秘めた気まぐれ猫、妖精猫(ケットシー)を人工飼育する癒やしスポット。妖精猫の愛護団体がその愛くるしい動物を保護する反面、いざというとき魔力を絞り出すための『魔力貯蔵庫』とも呼ばれている。セントフィリアの歴史上では一度だけ大量の妖精猫を犠牲にしたことがある。



以上になります。書いても物語に支障がない範囲内での記述になっております。地図の尺度は適当なので、その辺りはご容赦ください。セントフィリア王国はこんな国なのかとわかって貰えれば十分です。何事も無く場所が増えた場合は、ああ後付設定かと、寛大に目をつむっていただけると幸甚です。

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