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前線へ

 前線への広大な路路を我が部隊は進んで行く、向かうは前線、彼我入り乱れ激しく戦う戦地。


 畑の間を縫うように路は続いて行き、我が部隊の後ろには砲兵隊や輜重隊の行軍縦隊がひたすら続いて行く。




 川があれば押し渡り、山があればよじ登ってひたすら進み、敵のゲリラが奇襲を仕掛けて来れば小銃撃って追い返し、住民が居れば酒と食料を交換する。



 足にマメが出来ようと、雨で濡れ鼠になろうと、戦友と煙草を分け合い励まし合い、ただひたすら歩いて向かうは前線、眼前に踏み固められた路が延々と続く。



 前線へ辿り着き敵陣落としても、追撃、包囲、殲滅、そして行軍がまた延々と続く、生きている限り兵隊の行軍は終わらない。



 路は果てしなく延々と続くのである。















 誰かが


 「兵隊は歩く仕事だ」


 と謂う、確かにその通りだ。


 ここは大陸、馬なら沢山有るが、我等下っ端の歩兵に行き渡る程は無い。



 だからひたすら歩き続ける、目指すは満期除隊と祖国への凱旋、妻や息子は元気にしているだろうか。



 そんな事を考え広大な大陸を進む兵隊の未来に幸有れ。


 




         終

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― 新着の感想 ―
[一言] どこか硬い、しっかりとした雰囲気でかっこ良かったです! 兵隊感あふれていて素敵でした!
[良い点] 軍人愛が見て解りますね、こう、熱くなりますね。  軍が好きな作者様だからこそ書ける話だと思います。 表現も素敵です。 [気になる点] 短い、ですかね。 それとところところ。がついている所…
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