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第43話 訓練と夫婦戦争

いつも読んでくれてありがとうございます。

今回は、訓練視察と、レイラ&プロムの回です。

ヒロシの両隣で繰り広げられる嫁バトル、

キャスカの冷たい視線、

そして真面目に成長していくルファスとキャスカ。

ギャグと日常と成長が混ざった、いつもの賑やかな一話になっています。

どうぞ気楽に読んでいってください。

◆◆ 軍事演習場へ ◆◆


 プロムを愛人…… いや、責任感の強い俺は、

 プロムを嫁にすることに決めた。

 遊びじゃない、真剣だから、ちゃんとしたのだ。

 そんな俺の可愛い嫁さん、レイラとプロムを連れて

 軍事演習場へとやって来た。


「やっとるね」


 俺はお弁当片手に観覧席へ座る。


 右にレイラ、左にプロム。


「ヒロシ様、寒くないですか?」


 プロムが愛する夫への気遣いを見せた。


「まあ、言われてみれば」


 レイラとは違う気遣いに照れてしまう。


「じゃあ、私がくっついてあげるね」


 レイラが密着してきた。


 いいじゃない!


「プロム〜、左が寒いよ」


「はい、ヒロシ様」


 プロムも密着。


 柔らかい。最高。


「ちょっと! くっつきすぎよプロム!」


 レイラが頬を膨らませる。


 可愛い。


「レイラ様、私だって第二婦人ですから!」


 プロムがプイッとそっぽを向く。


 俺は鼻息を荒くする。


「最高だぁぁぁ!!!!」


「ヒロシ、今日のお弁当、私が作ったんだからね」


 レイラが胸を張る。


「ヒロシ様、私も作ってきました。こちら、愛情たっぷりの……」


 プロムが包みを取り出す。


「ちょっと待ちなさいよプロム! ヒロシのお弁当は私の担当よ!」


「いえ、第二夫人として当然の務めです!」


「何よその理屈!」


 二人が俺の弁当を挟んで睨み合う。


 俺は震える声で言った。


「……二つとも食べるから、喧嘩しないで」


「「ヒロシは黙ってて!」」


 素直な俺は、黙ることにした。

 二人が怖いとかじゃないから。

 まあ、怒った二人も可愛いなぁ。

 エヘヘヘ



 その様子をキャスカが呆れた目で見ていた。


「何しに来たんだか

 ……死ねばいいのに」


◆◆ ルファス&キャスカの成長 ◆◆


 二人は真剣に訓練していた。


 ゴリス教官も感銘を受けている。


 俺は見てないようで、ちゃんと見ている。

 二人の保護者として当然なので言うことは無いが。



 訓練が終わり、観覧席から俺たちは降りていく。


「ルファス、お疲れ様」


 回復薬(小)を渡す。


「驚きました。兵士一人一人が強い……世界は広い」


 ルファスが遠くを見る。

 まあ、自慢じゃないが、うちの兵士は鍛え方が違うからな。


「てか、あんた何しに来たの?」


 キャスカがいきなり突っかかってきた。

 本当にしょうがない奴だな。


「お前達の成長を見に来――」

「見てねぇだろうが!」


 食い気味に突っ込まれた。


「キャスカ?」


「お兄様、ヒロシが私たちの成長を確認ですって、おほほほ」


 凶暴な本性を出したが、ルファスの前だから猫をかぶり誤魔化すキャスカ。

 まったくのトラブルメーカー。

 俺のように心の広い男が保護者で良かったな。


「大丈夫だよ。お前ら十分強くなってる!」


 そして、今日の視察の本題。


「開発部から装備品が完成間近だってさ。明日見に来てくれって」


「ホントですか?!」

「やったね、お兄様!」


 二人はとても喜んでくれた。

 俺も楽しみだし、良かった。


「ところで、その女性は?」


 キャスカがプロムを指す。


「俺の第二夫人だよ」


「え?」

「は?」


「なんだ二人して、そのリアクション……あ」


 プロムの事、言ってなかったな。


 プロムが緊張したように一歩前に出た。


「はじめまして、プロムと申します。

 ヒロシ様の妻です」


「こいつ言い切った!」


「はい、レイラ。

 こいつとか言うなー。

 フフ、

 レイラもプロムも俺の可愛い嫁さんだぜ」


 キャスカは目を細めた。


 ルファスは困ったように笑った。


「ヒロシさん……大変ですね」


「いやぁ、モテる男は辛いねぇ」


(死ねばいいのに)


 能面のような顔をしたキャスカが思った。


 ……そうだ。


「そうだ。

 今日はみんなで飯でも行こう!

 ちゃんとプロムも紹介したいしな。

 それから、明日は装備品を見に行こうぜ!」


 みんなが笑顔で頷いた。

 宴会すきだもんな。


「それでは、俺についてこーい!」


 みんなを従えて俺は颯爽と歩き出した。

レイラとプロムの火花が散り、

ヒロシは相変わらず鼻の下を伸ばし、

キャスカは呆れ、

ルファスは真面目に訓練するという、

非常にこのパーティらしい回になりました。

次回はいよいよ装備品の完成。

どんな装備か、ぜひ読んでください。


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