第九話
今日もランニングをしようとしていたその時だった。
明らかに嗅いだことのない匂いがこっちに来ている。あと鉄の匂いも。
やっと会えたか人間に。まぁ別に会いたかっただけで会おうとなにか行動はしてないけどね。
一旦家に帰って大量の狼の魔石が入っている籠を手に取る。
相棒はもちろん常に持っている。それ用に鞘的なものも作った。使い心地は結構いいし、両手も空く。
力試しだ。
見えた、人間。
人間は三人居て、男剣士、男拳士、女魔法使いみたいな服装だ。
なにか聞き取れない言語を話している。全部日本語だったらな楽なのにな。
まずは一発。全力魔石”投石”。
無事hit?いや、男剣士の鎧で防がれている。
これ、勝てないやつか?ハッタリかます路線でいこう。
修行で身につけた技術その1”旋風”纏い。
これはその名の通り体の一部に”旋風”を纏う技だ。まだまだ未熟だから手以外は成功率が低い。
そして、両手”旋風”八個同時魔石砲!!
指の隙間すべてに魔石を挟み、【回転】の八割ほどの回転数を”旋風”で出し投げる。
相手は水の壁を魔法で創り防ごうとしてくるがそれは間違いだ。
巻き込んで魔法使いの目潰し成功。
魔力はまだまだ余裕がある。
他の二人は走って近づいてくる。正直俺の二倍は速い。あんなに鍛えたのに。
そして新技術その2、ためてためて連射。
ふざけた名前だが決まったら結構強い。
方法は簡単、投げた石を勢いそのまま”旋風”で自分の周りに回して、投げたいときに”旋風”を切る。
ただの魔石4個と【加速】魔石2個を装填。
残り30m
きれいに回ってる。
残り20m
加速がエグい。
残り10m
早すぎると止まって見えるんだな。暴発しないといいな。
残り5m
えっぐ。そろそろだ。発射!!
剣士の頭が爆散した。立っているのも辛い爆風がその後に発生した。
こいつがだけでいいか、殺すのは。生き残って俺の悪名を広めれもらおう。
って言ってもあんま余裕ないし、今のだって偶然決まっただけだ。
その証拠にちょっと発射するタイミングをずらしたかったのに一斉に発射してしまった。
まずい、拳士が怒り狂って叫びながら俺の懐に入り、一発重い拳をいれ…ようとした。
ここでやられる俺ではない。【スペードの3】を手に取り拳を防ぐ。
これで相手の拳士は結構なダメージを受けたことだろう。
こっちは相手が放ってきた拳の振動で平衡感覚を失いそうだし自転車にぶつかったくらいにダメージは食らっているから五分五分だ。
だがしかし!!ここで流れを変える権利を得た!!まあここで手がないと流れを変える事はできない。
隠し玉ははあるんだけどね。四文字炎魔石が。
「勝ち誇った顔してるけど、勝つのはどっちかな?拳士さんよお!!」
あ、女魔法使いが逃げた。やったー!!
★★★★★をください。
感想でボロクソに言ってもいいので★★★★★をください。




