第三十二話
あのまま伯爵家に乱暴に運ばれた俺だったが案外楽しく生活している。
というのも食事がとにかくうまい日本で言う神戸牛的な肉が毎晩食べられる。
まあ住処はよくわからかない透明なガラスケースの中だけど。
それで俺の飼育員的存在が言うには俺の飯は文化的にあまり良くないものらしい。穢れが移るとかなんかで。
ところでタモンこの肉についてなんか知らない?
『知ってるけど僕を魔導辞書みたいな扱いしないで?』
はよ答えろ。
『はぁ。しょうがないな。真実を知っても食べる?』
たぶん。
『この肉は天邪鬼の肉だよ。天邪鬼はゴブリンの一種のゴールでゴブリンの始祖と同じ種族だよ』
それはすごいな俺が参考にするべきものを直接ぶちこんでんのか。
『え?反応おかしくない!?普通困惑したり引いたりするところだと思うけど』
そんなの知らねーよ。死んだほうが悪いだろ。死に損ないとも言える俺が言えることでもないけど。
『話変わるけど君はこれからどうしたい?ここに運ばれてもう二週間。しかも仕事は魔具にスキャンされるだけ。つまらなくない?僕は結構つまらないと思うけど』
まあそうだな。つまらないな。せっかく魔法で完治したってのに。運動の一つもできないままこの小さい魔力が使えない部屋野中にとじ込まれてるのは嫌だな。
『そこで君に提案があるんだけどあのおじさんからもらった本、読んでみない?』
ああ、文明人論だっけ?確かにな俺もあの地能のことは全然わかってないからいい機会かもな。
この寂しい部屋にポツンと一つだけ置いてある娯楽に手を伸ばした。
この本…意外と面白いぞ。面白いって言うのは興味深いって意味だけど。
”文明人”の能力の初期段階は個人用小型万能魔具、つまりスマホ的なものを実体化させずに使えるようになるだけらしい。
いやそれはだいぶ凄いと作者を批判したいけどこの文明だとこれでも凄いことではないのかもしれない。
『どんな人でもそれくらいは持ってるからあんま凄いことではないと思うよ。いいところと言えばほんの少し手荷物が減ったりするくらいだしね』
少し試してみようかな。”文明人”!
おお!!凄いぞこれは。目の前…いや、脳内にスマホ画面が浮き上がってきた。これは凄い。
何度でも言うこれはすごい。画像の美しさが違う。やべーぞこれは。ほんっとうにこれでゲームがしたい。
まあ、真っ先に調べるのは掲示板とかTw○tterとかだよな。
理由はただ一つ。地能に関わるし、実際俺だって自分がどう思われてるのか知りたいし。
印象がそこそこ良かったらライブ配信で質問コーナーとかもいいな。
★★★★★をください。
感想でボロクソに言ってもいいので★★★★★をください。
あと感想もよろしくお願いします。登場して欲しい能力などがあったら感想で書いてください。どこかのタイミングで多分登場させます。




