第二十二話
とりあえず進化が始まったと言うことで現実に集中するか。早く進化完了しないかな。
ちゃんと戦いたくてうずうずしてる。
逃げてばっかでしかも逃げ切れてもないから体はボロボロ。出血死も余裕であり得るくらい血が出てる。
タモン。あとどんくらいで進化するんだ?
『あと1時間弱かな。だけどあと少しで月が出るから耐えて』
くそ!まだそんなに時間あるのかよ!あとなんで?
『今日は碧色満月の日で、碧色満月の日は風系統の魔法が強くなって、特に風魔狼系統の魔物が大幅に強くなるんだ。』
まるで俺のための日だな。
『だから少しくらい耐えてね。普通は進化にもっと時間かかるから自分の天能に感謝しな』
”健康”にそんな効果があったのか。
ただひたすらに木で射線を切り続ける。
近づいてきたバカは【スペードの3】で首を切る。一回切るだけじゃ死なないのも多いから最低3回。
さっきのような跳んで蹴ってからのコンボも今は疲れすぎて使えない。
”投石”も相手の防具のせいで通じる気がしない。
しかも、体が動くのに僅かなラグがある。僅かと言っても少なくともゲーム5フレームのフレーム以上はあるわけで結構きつい。
走って走って避ける。
弾切れくるか?もうすぐチャンスが来るはず。
『来たよ碧色満月だ。ボーナスタイムだぞあと30分くらいだから頑張れ。耐えろ』
いや逃げるね。耐えるなんて無理だ。
『その感じだと大丈夫そうだね』
ああ。
月が綺麗な色をしている。色が特徴的なのはさすが異世界という感じだが地球にもストロベリームーンとかあるしおかしくはないでしょ。
体の調子はよくわからないけど身体能力が絶好調のときくらいに良くなってる。
魔力はどうだろう。試してないからまだ分かんないな。
試しにやってみるか縦”旋風”カッター!
わぁーすごーい。
頭がバカになる程さっきと威力が違う。回転数がとんでも無く上がっていてチェーンソーくらいは越せると思う。チェーンソーの威力が出せるかは別として。
とりあえず”旋風”で防弾チョッキがわりのことはできそうだから接近戦でなんとかしよう。
石を取る暇もないから”旋風”纏拳で迎しよう。
腹に拳が入った瞬間に相手が腹を中心に回転して少し吹っ飛ぶ。この戦い方も案外いいかも。進化してからはできるかな?
そろそろ進化完了かな?軍人どもも残り130人くらいだし一気になんかやりたいけど。
結局逃げ切れなかったし。
『もう完了だね。結構強くなったんじゃない?』
そうだな。見てみるか…あれ?軍人どもが電車みたいなのに戻ってったぞ。
『ああ、それは作戦変更だね。今まではギリギリ生きてる抵抗できない状態にしてから持って帰る予定みたいだったけど。進化を察知して多少強引でも捕まえる作戦に変更したんじゃない?』
え?そんな出し惜しみのために味方を見殺しにしたの?人間やべぇな。
てゆうか今って武器を変えに行ってるってことでしょ。逃げれるんじゃね?
『いいや今は反撃機能搭載自動追跡型透明録画魔具を使ってるから無理じゃないかな。それも10分すれば切れるけどそれまでには戻ってくるでしょ。』
なんだよそのてんこ盛りな魔具。
『それよりも今の天能と地能を見てみたら?結構回復したし戦い方を考えたら?』
なんで天能を見る必要があるんだ?
『ある程度ユニークな進化をしてその種族の始祖であれば天能がもらえることがあるんだよ。君は見事に当てはまってるから楽しみだよ』
★★★★★をください。
感想でボロクソに言ってもいいので★★★★★をください。
あと感想もよろしくお願いします。登場して欲しい能力などがあったら感想で書いてください。どこかのタイミングで多分登場させます。




