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第二十一話

辛すぎる。

まず、同時に戦うなんて無理だったんだ。

例えてみればパソコンの格闘ゲームと携帯ゲーム機の格闘ゲームを同時にやっているようなもんだ。


まあ、嬉しい誤算もあった。

なんと完全状態、つまり怪我も魔力の消費も全くない状態で戦えるのだ。進化の戦いはだけど。

もちろん現実の方でもいい点はある。痛みを感じない、無駄な情報がない。

この程度で大幅に変わることはないけど少しは楽になった。

進化のために戦う敵はシルエットしか見えない。

わかる情報は白い炎と風を自由自在に操り身体能力は今の俺よりやや低いことくらいだ。


白い炎を纏った竜巻がこっちに飛んでくる。敵は堂々の仁王立ち。

こんなの避けることすら難しい。かといって”旋風”程度では動かせる気がしない。

なら身体能力で勝負だ。今ここには俺の最大の武器”投石”がない。だが脚があるだから勝てる。

最悪勝てなくてもいい。いい経験になるし、俺はやっぱり地能に石帝が付くような生物になりたい。

”健康”はどうでもいいけど”投石”はどうしても生かしたい。思い入れがある。でも強くなりたい。

まあ変なこと考えずに全力勝負だ。


白い炎の竜巻が消えチャンスが来た。

走れ走れ首を狙え。今は強くなる時だ、とにかく綺麗に決めろ。

この白い空間で距離は測りにくいけど多分10mない。早めに勝負が決まるぞ。

敵は目に見えないとんでもない熱風を放った。

この程度は問題ない。周りに”旋風”を巻けば熱を分散できる。でも火傷は余裕でする温度はある。

あと2m、届くぞこの拳が。手に入るぞ強い進化先が。


”旋風”パンチ!

だめだ、全身炎で包まれた。

終わった…え?連戦!?

『YES』

あ、お前生きてたんだ。

『君がこの状態を維持するために全力を注いでるから余裕がないんだよ』

ごめんごめん。怒んなって。

『仕事にもう戻るね』


次の対戦相手はどうかな?

速いってこいつ。一瞬で距離を詰めてくるし拳が重い。

次はフィジカル系か、楽しいね。

いや、こいつただのフィジカル系じゃないぞ。

いま風を固めてなのかわかんないけどどうにかして翡翠色の推定風の魔石にした。

決めた全力でこいつを手に入れる。


こっちから攻めても後ろに回り込まれるだけだ。ならカウンターでやるしかない。

きた!”投石”だ!風を切る…というか風が道を譲っているように見える。

手が動かない。痛覚はないけど勝ちにくくなった。

”旋風”で地面に叩きつける。走って蹴る!

この一瞬でなんとかできたか…

蹴られた!やっぱこいつ強いな。欲しいめちゃくちゃ欲しい。


試したことないけどいける気がするな。”厄災の芽”!!

急に敵が苦しそうに止まってびっくりして拳がすっぽ抜けた。

その代わりに走ろうとしていた足が敵の鳩尾に入った。

なんか勝ったわ。この勝ち方やだな。

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