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第十三話

俺氏起床。

何もいないな。やっぱあれは夢だったんだ。悲しい。

まだまだ傷は治らないし、はぁ、瞑想するか。


呼吸を一定のリズムで行う。スゥぅぅぅ、うっ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

集中をした状態で扉を開く。


『遅かったじゃないか。待ってたよ。』

美しく親しみやすいようなガキっぽい声が頭に響く。

まさか、まさかがあり得るのか?

『ああ、そうだよ。もちろん契約は結ばれたよ』

やったー最高じゃねーか!こんなん。

だって神に近い存在が俺を守ってるんだぜ。なろう主人公と同じレベルかそれ以上だろ。

あれ?なんで言葉を発していないのに伝わっているんだ?


『君は僕じゃなくても僕は君だからね。そりゃわかるさ』

前言撤回。最悪だ。元現代人の俺にとってプライバシーは家族と同列レベルで大事だからこんなんありえないほど最悪だ。

『そんなこと言うなうよ〜。ある程度の配慮はするからさ〜。』

「わかったわかった。その分働けよ」

『いいけどさー僕この世界最古の生物だよ?神に近い存在だよ?もうちょっと尊敬してもいいんじゃない?』

「知らん」


『はー、つまんな。そうだ!こんな瞑想なんかやめて外に出てよ』

「無理に決まってる。お前も俺ならわかるだろ?体が限界なんだ。」

『それならしょうがない。じゃあ僕に頼みたいことある?情報拡散でも情報収集でもいいよ。でも嘘を広めたら僕が神様から半殺しにされるから嘘を広めるのはやめてね』

「それじゃあ特殊なゴブリンが自分で加工した魔石と己の体術を使って人間を殺したっていう話を拡散して」

『ずる賢いなー、ある意味尊敬するよ。こんな話をした直後に嘘ではないけどあたかも自分がダメージを喰らっていないかのように情報を拡散しようとするなんて。』


「で、やってくれる?」

『いいよ、初回限定ってことで許す、じゃあ行ってくる』

「いってら」


どうしよう暇だ。ずっと地能を眺めるか。



〜種族:ウルフゴブリン〜


〜天能:健康〜

〜天能:投石〜


〜地能:旋風〜

〜地能:下剋上〜

〜地能:魔具職人〜

〜地能:文明人〜

〜地能:独学体術〜



ほうほう、体術系か。当たりだろこれ。契約してよかったマジ感謝感謝。

これで戦闘の幅がだいぶ広がる。理想すぎる話だが極めたら”旋風”でありえない空中移動をしてそこから高火力の拳が炸裂!ってこともできるようになるということだ。ヤベェ興奮してきた。やっぱり俺ってバトルジャンキーなのかな?まあそうだろう。じゃなきゃこんなに痛みが全くなくなるほどアドレナリンが出ているはずがない。


自分の体術の理想を思い浮かべて、空想の敵と想像上の自分で戦いを繰り広げる。


ふぅ、満足行くイメトレだった。そうだ、また地能でも見るか。

『戻ってきたよ!ちょっとやりすぎたかも。ごめん』

お?いつの間に戻ってきていつの間に通常状態で話せるようになったんだ?

『それはね…わからない!!』

は?考えろよ。

『まあ多分君が僕を認めたからじゃない?まったく、正直じゃないな。ハッハッハ』

認めたは認めたけどクソ腹立つ。

で、やりすぎってのは何だ?

『ああ、ちょっと噂を広めすぎて君をここの領主、フェリウルフ伯爵家の軍隊が狙っていてあと20日後くらいに攻めてくるつもりらしい』

最悪だ…ああ

なぜか涎が出てくるけど気にしない気にしない。


★★★★★をください。

感想でボロクソに言ってもいいので★★★★★をください。

あと感想もよろしくお願いします。登場して欲しい能力などがあったら感想で書いてください。どこかのタイミングで多分登場させます。

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