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文化放送 下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ タイトルは面白そう! テーマ別 採用成らず集

『タイトルは面白そう!』テーマ『鏡』

作者: 東の関脇

下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ


なろうネーム:東の関脇


下野紘さん  巽悠衣子さん スタッフの皆さん こんばんは\(^o^)/


さて、タイトルは面白そう!

今回のテーマは、『鏡』ですネ( 〃▽〃)

【タイトル】文化放送のトイレの鏡


【概要】生放送直前の硬直した顔を見続けてきた。

なんとか緊張を解してあげられないか?

いつしか付喪神となっていた文化放送の生放送対応スタジオ近くのトイレの鏡。

『せめて明るい顔に映るようにピカピカな鏡を維持しよう。』

そっと誓う鏡。


くもらない鏡があると噂されるようになっていた。そんなある日のこと


ほなね(^o^)/~~


【タイトル】床に散らばる割れた鏡に映る影


ほなね(^o^)/~~


【タイトル】しゃべる鏡


【概要】

突然3世帯同居していた家族に流行病が襲いかかった。

なすすべもなく幼い末の娘を残して亡くなってしまった。


おばあちゃん娘だった末の娘は、仏壇の遺影に話しかけていた。

すると、おばあちゃんの遺品として遺影の隣に置かれていた鏡から、大好きなおばあちゃんの声が。


しゃべるしか能が無い鏡

いつしか しゃべれるようになった先祖伝来の鏡

孫の世話する様子を見守ってきた鏡

見るに見かねた鏡。

祖母と孫の想い出を祖母の声でしゃべり始めた。


孫娘も進学する毎に徐々に仏壇の前で話しかけてくる時間が短くなっていった。


勉強のこと、気になる男子のこと、ヤな女子のこと、どんなに孫娘ごピンチなことでも、何を相談されても鏡は『想い出に無いこと』は、しゃべれなかったのだから。


存在が希薄になるにつれて、だんだん意識が遠くなってきた鏡

なのに、孫娘は、しゃべった覚えが無い『祖母の言葉』が『功を奏した』と喜々として話すようになっていた。

ただ、その度に『おばあちゃんの声』が聴こえていたような気がしていた。


ほなね(^o^)/~~


【タイトル】鏡に映る ゆいこは探さない


【概要】通勤通学時間帯の混み合った電車のホーム。

スマホの鏡アプリを使って、そっと ゆいこを眺めながら電車を待つのが日課になっていた。


ゆいこは、いつも小説を読みながら電車を待っていた。


『何を読んでいるのかなぁ〜』

ブックカバーが可愛い。

いや、そうじゃなくてぇ〜

わからないまま ゆいこの誕生日が来てしまう。


仕方がないので、書店で新刊で良く売れているオススメ小説を店員さんに教えてもらって買って帰った。


ゆいこの誕生日当日。

いつものように小説を読みながら電車を待っていた ゆいこに意を決して話しかけた。

『誕生日おめでとう』『これ誕生日プレゼント』『書店の店員さんオススメの小説です』

と言って渡せたところで、電車が来た。

ゆいこは、いつものように電車に乗って行った。


電車待ちの最後尾に並んだことが無かったからなのか、無理して乗り込むことをしなかったダケなのか、ホームに置いてけぼりになっていた。


仕方がないので、次の電車に乗って行ったのだが、高校最寄り駅で降りたらホームに ゆいこが居た。


ゆいこ『誕生日プレゼントありがとう』

『けれど、コレは受け取れません』と言いつつ小説を返されてしまった。

特急列車が通過して行った。

『嫌いです。』

ゆいこは、そう言って走って行ってしまった。


翌日、何事も無かったかのように小説を読みながら電車を待っている ゆいこ。


返されてしまったホラー小説を片手に電車を待っている。

ゆいこは何を読んでいるのかなぁ〜

真後ろに立って肩越しに覗き込む。

ミステリー小説読んでいたのかぁ〜


わかったところで、もう、なんにもならない。

昨日、ふらふらっと駅を出た所で、トラックにひかれて即死してしまったのだから。


ほなね(^o^)/~~


【タイトル】透明少女を映す鏡


【概要】教室に居ても居なくても誰にも気付かれない ゆいこ

中学2年のクラス担任には、『透明少女』と呼びすてされるようになっていた。


登校して席についた ゆいこ。机の中に手紙を見付けた。

表には『透明少女さんへ』と書かれていた。

嫌がらせかと思った ゆいこは、裏返して、机に置いた。

そしたら裏面に『透明少年より』と書かれていたのだ。

改めて手紙を手に取ってみた。分厚い。封を開けてみると手書きの便箋が束になって入っていた。


恐る恐る読見始めた ゆいこ。

知らない男の子からの手紙だった。

病弱なため時々しか登校していないから『君が透明少女なら、僕は、ホントの透明少年ですネ(笑)』と書かれていた。

そして、最後に『窓際の最後列が僕の席です。よかったら文通しませんか?』と書かれていた。


窓際の最後列の席、ゆいこは空席だと思っていた席だった。


ゆいこは、全く記憶に無い男の子からの手紙に、どう返事を書いたらいいのかわからなかった。


そうこうしているうちに2通目の手紙が机に入っていた。

咄嗟に窓際の最後列の席を見た。空席だった。

けれど、机の上でカーテンが風に揺れるのに合わせて何かがキラッと光っていた。

ゆいこは、初めて窓際の最後列の席に近寄った。

机の上にはちょうどカーテンに隠れるように、ゆいこの方に向けられた小さな鏡が置かれていた。


鏡を手に取ってみたら『透明少女さん やっと見付けてくれたネ(笑)』と書かれていた。


急いで2通目を読んだ。

表には『ゆいこさんへ』

裏面には『君だけを映す鏡より』

と書かれていた。


手紙には、手術の為に暫く入院すると書かれていた。

そして、自分の代わりに ゆいこさんダケを見つめている鏡を置いていくと。

『ゆいこさんは、透明じゃない。鏡にちゃんと映っているょ♪』と。

『ヤじゃなかったら、たまには、窓際の最後列を見てネ(笑)』


ゆいこは、退院して再び登校してくる日を待った。

終業式の日、クラス担任に彼はいつ退院してくるのかたずねた。

入院先の病院で亡くなったと告げられた。

亡くなったのは、1通目の手紙が机に入っていた日だった。

謂わず泣き崩れる ゆいこ。

なのに手の中の鏡に映る ゆいこは、笑っていた。


ほなね(^o^)/~~


【タイトル】透明少女が映る鏡


【概要】伯爵令嬢として何不自由なく暮らしていた ゆいこ。17歳の誕生日の夜、唐突に『透明』に成った。狼狽えまくったけど、朝には元に戻ることがわかってからは、どうすれば『透明』に成れるのか毎夜試した。

月日は流れコツを掴んだ頃、富を独占する貴族、役人、商人が居るのに困窮している庶民が居ることを知るようになってきていた。

意図的に『透明』になれるのを役に立てたいと思うようにもなっていた。


最初は『夜の散歩』程度だったけれど、意外と誰にも怪しまれないで、屋敷に忍び込めることがわかってきた。

帰り際に『お土産』を拝借してもバレないことをイイことに、その『お土産』を困窮している庶民に配って回っていた。


調子に乗って公爵家の古城に忍び込んだ ゆいこ。

『夜の散歩』のつもりで古城を拝見していた。

公爵家の古城らしく豪華な調度品にうっとりしていた。

不意に『ゆいこさん ですょネ』と声がした。

いつの間にか、近くに公爵が立っていた。

公爵が見ている方を見た瞬間、全身凍りついた。

大きな姿見の鏡に全裸の私と公爵が対峙している姿が映っていたのだから。


若くして公爵家を継いだ同い年の婚約者と『全裸』で対峙している恥ずかしさに耐えきれず気絶してしまった ゆいこ。


目覚めた ゆいこ。ベッドの傍らに公爵が居た。

公爵『お目覚めですか? 深夜に全裸でお出かけする痴女さん♪おはようございます(笑)』

『伯爵家から古城まで全裸で歩いてきたのですね。驚きました(笑)』

『とんだ痴女さんですネ(笑)』


ゆいこは咄嗟に透明になって逃げようとした。

しかし、公爵の持つ鏡には、透明になっているハズの   ゆいこがしっかり映っていた。

公爵『服は透明に成らないのですネ(笑)』


おとなしくなった ゆいこに公爵は優しく『透明になる』ことの由来を語りだした。

元来公爵家の血筋によること、ナゼ伯爵令嬢である ゆいこが透明に成れるのか、そして、婚約した目的を。


ゆいこは、『痴女』と言われた恥ずかしさを堪えることに精一杯だったので、何も理解出来なかった。


公爵

『ぁっ、そうそう。昨夜のことですが、ゆいこさんは、私の大切な婚約者なのです。古城散策は自由にしていただいて全く構わないのですから、お咎めはありませんょ(笑)

しかしながら、『全裸で』というのは、些かねぇ〜、如何なものかと、思うのです。なので、ゆいこさん、もう透明に成らないでくださいネ』

『そして、今日から、ココ公爵家で暮らしていただきます。』

『念の為、屋敷内で透明になってもムダですょ(笑)』


ほなね(^o^)/~~

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