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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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続きを投稿しました。

宜しくお願い致します。

 エリサさんの説明によると、探索者ギルドの資料室は、受付を済ませ更に入場札を貰う事で、資料室に入る事が出来るとの事です。重要な資料が多く盗難や破損を防ぐ為に必要な手続きだそうです。当然、貴重な資料も多いので持ち出す事は出来ませんし、貸し出しといった事も行ってはいませんので、必要な内容は自分で書き写すといった事が必要になります。


 因に資料を盗んだ場合や故意に破損した場合には、多額の賠償金が発生したり、最悪の場合には衛兵に捕まるそうです。


 資料室に入ると資料室専門の職員が居るそうですので、その職員に入場札を渡し資料室で調べ物等を行い、資料室を出る際には入場札を返して貰い更にその入場札を受け付けに持って行かなければなりません。大切な資料が有るので仕方が無いのでしょうが、少し面倒な手続きが必要な様ですね。


「以上が資料室を利用するに中っての注意事項になりますが、質問等は有りますか?」


「いえ、大丈夫です」


「解りました、それでは此方の入場札をお渡しします」


「ありがとうございます」


 私は資料室に入るために必要な入場札を、エリサさんから受け取りました。何の変哲もない、木の札です。≪資料室 一≫とだけ焼き印が押されています。魔素≪マナ≫等も感じませんので、ただの木の札でしょうね?


 資料室は二階に有りますので、階段で二階に上がります。階段を上がるとホールが有り廊下へと続きます。廊下には扉が並び扉には、資料室や会議室等と書かれた木の板が取り付けられています。これなら文字が読める人族でしたら、入る部屋を間違える事は無いでしょう。


 私は廊下を進み廊下の奥に有る資料室と書かれた扉を見付けました。確かに≪資料室≫と書かれた板が扉に取り付けられています。間違えようが有りませんね。


 私は一応扉をノックしてから扉を開きました。扉を開くと何と言いますか、嗅ぎ慣れない不思議な匂いのする空間でした。紙と革とインクと木材が混ざり合った不思議な匂いのする部屋です。


 扉の横には受付でしょうか?机が置かれそこで眼鏡?を掛けた線の細い人族の男が本を読んでいました。


「すみません、調べ物をしたいのですが」


 私は木製の札を受付?の男に見せながら聞きました。


「…ああ…探索者か、札をそこに置いてくれたら、後は決まり事さえ守ってくれるのなら好きにしてくれ」


「…解りました…」


 無愛想な人族ですね。私としては余り干渉されるよりは良いとは思いますが、この人族が担当者で業務が行えるのでしょうか…?私が心配する事では有りませんが、気になりますね。


 余り人族と関わりたく無いのかも知れませんね。読書の邪魔をするのも申し訳有りませんので、言われた通りに木の札を机の上に置いて私は目的の資料を探すため、規則的に並べられた本棚の中に入って行きました。


 私が調べたい事は、魔獣や魔物の種類、生息域、強さ等の情報、薬草や毒草等そしてその他依頼と関係の有りそうな植物等の情報、この人族の世界の国名や町の位置や地図等、そしてこのティエネの町の回りの情報です。


 この世界の人族に召喚されましたが、悪魔界に帰る事が出来ません。ですので、この世界の事を知っていた方が今後私が活動するためには必ず必要になると思われる知識や情報と言う物がある筈です。その為に資料室へとやって来ました。




 等間隔に並べられた本棚の間を、ゆっくりと歩いて行きます。魔獣や魔物の情報、薬草や毒草その他採取依頼が出る植物の情報、ティエネの町やこの国や周辺の地図や情報を集めるのが目的ですので、本棚に取り付けられた本の種類を書いた表示を確認しながら進みます。


 医学、薬学、科学、魔法工学、植物学、動物学、数学、語学、地理、歴史、商業、農業、工業、産業、錬金術、服飾、料理、武術、魔術、伝説、民話、音楽等、表示は本棚の数だけ様々な種類が有り、更に本棚の中で細かく分けられています。


 本棚に取り付けられた表示の内容は聞いた事の無い言葉ですので、何の事か今一私には理解が出来ません。しかし、細かく種類分けされた物は私にも理解が出来る物でした。


 例えば、動物学の中には、動物、昆虫、魚類、鳥類、魔獣、魔物、獣人族に分類され、それぞれ著者の違う本が並べられたり、束ねた紙が置かれたりと混沌としていますが、一応目的の物を探し易くするために工夫はされているみたいです。


 目的の魔獣と魔物の本や紙の束が有りましたので、中を見てみます。本には魔獣や魔物の色付きや白黒で挿し絵が描かれ、そして説明書きが書かれています。パラパラと一通り捲って見ると、確かに昨日遭遇した魔獣や魔物の事が書かれています。


 紙の束ですが、こちらには新種?や突然変異等で現れる変異種等の事が書かれています。流石にこちらに書かれた魔獣や魔物には、遭遇していません。


 取り敢えずは可能な限り夜は森へと入る予定ですので、魔物や魔獣の情報収集です。魔獣や魔物の種類や生息場所、生態、行動パターン、対処法、そしてこのティエネの町の周辺に棲んでいるか等を調べていきます。


 私が吸収した魔獣や魔物の記憶を調べれば早いのですが、同じ魔獣や魔物でも群れを作る者や作るならない者と言う違いが有れば、生態が違ってきますし群れる種類の者でも群れ毎に生態が違います。


 その事を知ってしまった私は、魔獣や魔物視点の情報と人族視点の情報の二つを集め相違する所を探そうとしました。魔獣や魔物達は基本的に、食べる事と子孫を残す事以外には余り興味は無く、何となく回りがやっているからと行動する者も珍しくは無く、その辺りの情報は人族が捕捉したような形で私は魔獣や魔物の情報を集めて行きました。


私が昨日倒した、大きな狼、四つ目の狼、前足が四本有る熊、二本の角が生え鋭い牙を持つ馬、二つの頭と四本の腕と二本の尻尾を持った猿、鋭い牙と二本の尻尾を持つ大きな猫科の魔獣、頭が二つ有る大蛇、人族の身長程も体高の有る大きな蜘蛛、人族程の大きさの蜂はこの辺りの森の中域から奥部に生息しているこ事が本には書かれていて、そのほぼ全ての魔獣や魔物は群れを作っている事も書かれていました。


 今回私が倒した魔獣や魔物は群れのからはぐれた者や餌を探しに出ていた時に偶々私と遭遇した者達でしたので、群れの情報も有りますのでいずれ狩る事も出来ますね。


 しかし猪の獣人族の魔物、そして鳥の獣人の魔物は存在としては獣人族と混同して人族に認識されています。しかし、このティエネの町の周辺で現れる様な存在では有りません。この二つの獣人族の魔物を含め獣人族の魔物とは、人族と生息域が全く異なっており独自の国家や集落を形成している種族です。稀に好奇心旺盛な個体や権力闘争に破れた個体等が人族の生活圏に迷い込み、人族の小さな村等が幾つか全滅する事が有り、人族の多くの犠牲の後に討伐される、半分厄災の様な存在です。


 魔物でない獣人族は基本的に温厚な者が多い種族で、動物の特徴を持っているので人族と比べて、力の強い者、素早い者、器用な者、暑さに強い者等の特徴が有るみたいです。比較的人族と近い所に生活圏を作っており、近くの人族の町や村では密かに交易を行っており、国によっては国交を結ぶ事も有るみたいです。この魔物で無い獣人族も、獣人族の魔物からしてみれば、奴隷や食料としての認識でしか無いみたいです。


 その獣人族の魔物(獣人族として認識されています)が交易を行っていない人族の町の近くに現れたとなると、奴隷として高く売れるとの事ですので、必ず狩りの対象となるでしょう。魔物で無い獣人族でしたら捕らえる事は可能ですが、獣人族の魔物でしたらかなり難しいでしょう。結果的に人族側の犠牲が増えてしまい、最終的には討伐の対象に成ることでしょう。



 私は一通り、魔獣や魔物について書かれた本を読みこのティエネの町周辺に現れる魔獣や魔物について、時間が経つのも忘れて読み耽っていました。

勢いと思い付きで書いております。

読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです。

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