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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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続きを投稿しました。

宜しくお願い致します。

 宿の食堂で朝食を摂ったのですが、食堂には昨日居なかった?給仕をしている人族の若い女が居ました。レッグさんとマーサさんの娘と言う事です。昨晩も居たみたいですが、私はカウンター席で食事を摂って居て関わることが有りませんでしたので、気付かなかったみたいです。因に厨房には息子さんもいるそうです。


 今日の朝食は、パンとスープと野菜と塩漬け肉の煮物と果物が一つでした。昨日の夕食と代わり映えしませんでしたがそれは見た目だけで、味付けは全くの別物でした。勿論美味しく頂きました。


 朝食を摂り終えると再び、私が泊まっている部屋へと戻ります。身支度を整えるという意味も有りますが、子狼の処遇も決めなければいけません。


 私の言う事を聞いて大人しくして居たら良いのですが、もし私の言い付けを守っていなかった場合にはどの様に対応すれば良いのでしょうか、まるで私の方が試されているみたいですね。


 私が部屋の扉の鍵を開けて、中に入りますが反応は有りません。子狼が食事に出掛けたと言う訳では無く、ベッドの上で丸まって気持ち良さそうに眠っていました。


「狼さん、出掛けますよ」


「…スー、スー…」


 返事は有りません。ただの屍の様では無く、ただ眠っているだけです。起こそうと思い少し突付いてみましたが、くすぐったいのでしょうか?私の指から逃げる様に身体を捩りますが、起きる気配は有りません。


 再度突付いてみても結果は同じで、私の指から逃げる様に身体を捩って寝ながらベッドの上を移動して行きます。器用なものですね。


 見ていると、その行為を続けたいという思いが沸き上がって来ましたので。再度子狼を突付いてみました。見ていて飽きませんね!しかも、これだけ突付いているのに、目を覚ます気配が全く有りません。


 彼?は本当に野生の生き物なのでしょうか?野生の生き物でしたら、身の危険を察知したら目を覚まして状況を確認して、逃げるなり戦うなりすると思うのですが…。森の中層域では強者でしたので、もしかすると身の危険を余り感じた事が無いのかも知れませんね?


 危機意識の欠如とでも言えば良いのでしょうか?確かに森の中でも私が彼の方に向かっていると、それに気付いた彼は最終的には自分の方から私に向かって来ていましたし。もう少し、警戒することを教えた方が良いでしょうか?


 子狼?は完全に熟睡しています。身体が小さくなって、精神状態も幼くなって…と言う事は有りませんね。私に対しての受け答えはしっかりとしていましたので。


 眠って居るのでしたら仕方が有りません。私は子狼を吸収すると、出掛ける準備をします。準備と言っても、腰に剣を佩き、肩から襷状に掛ける鞄を身に付け、フード付きのマントを身に付ける程度ですが…。


 顔を洗う事と、着替えは朝食に行く前に済ませていましたので準備は完了です。とは言え一度身体を黒い霞の状態に戻し、また身体を現すだけなのですけど。




 レッグとマーサのかまど亭で朝食を取り、身繕いもしましたので探索者ギルドへと向かいます。今日は早起きをして、新しく依頼が貼り出される頃合いに探索者ギルドに来ようと思っていましたが、私が寝坊した事と朝方の騒動の為、既に早朝では有りません。


 時間的に出遅れてしまった私は昨日見繕っていた依頼と、今日新たに貼り出された依頼を見比べます。お金には困っていませんし、探索者として昇級出来れば良いのでどの様な依頼でも受けるつもりですが、やはりある程度の効率は考えた方が良いでしょう。余り時間的に拘束される依頼ですと、私にもの夜の予定が有りますので出来れば拘束時間の少ない依頼が良いですね。


 私は依頼書を見比べて比較的拘束時間の少なさそうな依頼を探しました。商業ギルドの手伝い、探索者ギルドの手伝い、商会の荷物の運搬や商品の配達、畑の手伝い、樵の切り倒した木の運搬、ペットの捜索、公共施設の掃除、等多くの依頼が有りますが、この中で出来るだけ拘束時間の短い依頼を探すとなると難しいですね。


 私はしばらくの間、依頼書と睨めっこをします。依頼内容、依頼の拘束時間、依頼料等、を精査します。この中で拘束時間の短い依頼を探します。


 この中で比較的拘束時間が短い依頼は、ペットを捜索する依頼がそれに中るのかも知れません。依頼達成の料金は安いですが、依頼失敗のペナルティは無く依頼発注から一週間内という期限付きで、他の依頼との重複も可と有ります。


 これは依頼を受けるだけ受けて、他の依頼を受けている時についでとしてペットを探し、ペットを見付けられれば良し、ペットを見付けられなかった場合にはペナルティ無しと、何とも探索者に取っては都合の良い依頼に見えます。


 これは受けてみる価値が?有ると思います。若干ですが私にはこの依頼を達成するためのヒントを持っている気がしますし、私の気のせいで無ければ達成出来るとも思いますので…。一応ですが、勝算も有ります…と、思っています。


 私はペットを捜索する依頼を受ける事にしました。依頼書を掲示板から剥ぎ取り受け付けに持って行きます。依頼は簡単に受理されましたので、次に私は探索者ギルドに有ると言われている資料室に向かう事にしましたが、資料室の場所を私は知りません。ですので、登録者受付に受付嬢のエリサさんが居ましたので聞いて見る事にしました。


「すみませんエリサさん」


「ハイ何でしょうかレグナさん?」


 私がエリサさんの名前を呼ぶと何か書類仕事でしょうか?紙の束に書き物をしていた手を止めて私を見上げます。


「あのー、ギルドの資料室で調べ物をしたいのですが、資料室はどこに有るのですか?」


「資料室ですか?」


 一瞬、エリサさんの顔が呆気に取られた様な表情で固まりましたが、それも一瞬の事で直ぐにいつもの優しそうな表情に戻りました。


「そうです資料室です。いずれ昇級して町の外での依頼を受ける時の為に、色々と調べようと思いまして」


「そうでしたか、しかし探索者の方が資料室を使われるのは、珍しいと思いましたので…」


 この町には沢山探索者がいると思いますが、私以外の探索者は資料室を使わ無いのでしょうか?


「探索者が資料室を使う事は珍しいのですか?」


「そうですね、皆さんとは言いませんが読み書きが出来る探索者の方が少ないもので…」


 ああ、そう言う事でしたか。確かに文字の読み書きが出来無いとなると調べたい事が有っても何処で何を調べて良いのか解らないでしょうし、調べた結果を書き写す事が出来ませんので全て暗記しなくてはいけません。


「そう言えば以前その様な事を言われていましたね」


「はい、ですので資料室を使われるのは余程の事が無い限り滅多に無い事でして…驚いてしまいました。申し訳ございません」


 依頼を受ける際に、採取する薬草等の知識や採取する場所に現れる野獣や魔獣や魔物の情報を前もって調べるという行為は、必然的に依頼の成功率と探索者の生存率を上げますので知識を得る事は必ず必要になってきます。しかし、最低限の読み書きがしか出来無い人族が多い?この世界の探索者と言う生業の者達の間では、何かしらの情報の共有なりの方法が有るのかも知れませんね。


「いえ、謝って頂かなくても大丈夫です。私も思い付きで資料室で調べ物をしようと思っただけですので」


「わかりました、そう言う事でしたらご説明させて頂きます」


「お願い致します」


 私は今後、探索者として必要な知識を得る為と言う事にして、探索者ギルドの資料室で調べ物をする事にしました。

勢いと思い付きで書いております。

読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです。

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