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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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明けましておめでとうございます。

続きを投稿しました。

宜しくお願い致します。

 鳥の獣人族の魔物の身体から力がぬけて抵抗が無くなりましたので、吸収しました。何かそうですね、身体が軽くなった様に感じられます、そうですねまるで背中に羽が生えたかの様です。このまま飛び立ってしまいたい位に身体が軽く感じて、更には全身に力が漲ります。


 圧倒的強者を吸収した事により、私自身も強化されたのでしょう。と、そんな事を考えていますが今はそれ所では有りませんでした。今は、戦闘中なのです。私が吸収して出現させた者達が、今も圧倒的強者に対して無謀な戦いを行っているのでした。


 しかし、頭が二つ有る大蛇を倒した者達が二手に別れて手近で戦っている者達に合流しています。前足が四本有る熊の魔獣と人族の身長程の体高が有る蜘蛛の魔物に向かって行ったみたいです。


 私は取り敢えず倒された者達の回復に勤める事にしました。鳥の獣人族の魔物を出現させます。そして次に苦戦している、猪の獣人族の魔物に向かわせました。そして鳥の獣人族の魔物に一撃で倒されてしまった、人族の身長程の大きさの蜂の魔物を吸収して、出現さます。蜂の魔物は二つの頭と四本の腕と二本の尻尾を持った猿の魔物に向かわせました。


 そして、人族や野獣や魔獣や魔物を吸収して、再度出現させます。しかし、そこで想定外の事が起きました。鳥の獣人族の魔物の強さが、私が思っていたよりも強いのでしょうか、それとも猪の獣人族の魔物が消耗していたのでしょうか?


 鳥の獣人族の魔物は空中から一気に猪の獣人族の魔物の背後に近付くと、素早く剣を一閃させ一刀の元に猪の獣人族の魔物を切って捨てたのです。これには流石に私も一瞬何が起こったのか理解が追い付きませんでしたが、今は呆けている時では有りません。鳥の獣人族の魔物には、近い所から戦闘の手伝いをする様に伝えると、私は猪の獣人族の魔物を吸収して出現させます。


 しかし、猪の獣人族の魔物を吸収した事で解りましたが、猪の獣人族の魔物もかなりの強者です。その強者を一刀で切って捨てるとは、理解が出来ません。何かしらの要因で鳥の獣人族の魔物が強化されたのでしょうか?


 鳥の獣人族の魔物は、二本の角が生え鋭い牙を持つ馬に向かい、これも一刀で切って捨てました。そして四つ目の狼と、鋭い牙と二本の尻尾を持つ大きな猫?豹?虎?までも一刀で切って捨ててしまいました。


 仕方が有りませんので猪の獣人族の魔物には、前足が四本有る熊に向かわせましたがやはり彼も?強者です。槍の一突きで、前足が四本有る熊を倒してしまいました。


 そして残った人族の身長程も体高の有る大きな蜘蛛ですが、私が吸収した人族や野獣や魔獣や魔獣に一気に攻め立てられ、最後は呆気なく倒されてしまいました。




 これで何とかこの森の中でも強者である筈の魔獣と魔物を十体倒す事が出来ましたが、最初に私に襲い掛かって来た狼の魔獣の存在を忘れていました。


 そう言えばと思い、狼の魔獣を探して見ると狼の魔獣は、私に襲い掛かった時に私が取り落とした剣を咥えて大人しく座っています。何かしら心境の変化でも有ったのでしょうか?私が剣を回収するために近付くと褒めてと言わんばかりに、得意そうな顔をして?尻尾を振っています。


 私が剣を回収するために手を差し出しても、避ける事無く剣を差し出して来ます。どうしたのでしょうか、何かしらの企みでも有るのでしょうか、それとも私には勝てないと思い媚を売っているのでしょうか?


 今となってはこの狼の魔獣も私に取って、既に驚異では無くなってしまいました。しかしどうした物でしょうか?折角ですから、吸収してしまいたいのですが…。


 そう思い私が手を差し出しても抵抗しません、寧ろ尻尾を振る速度が早くなっている気がしますが…気のせい?では有りませんね。私は抵抗をしない狼の魔獣を吸収しました。そこで解ったのですがこの狼の魔物は、私の身体の一部を食べた事によって体内から私に侵食?されたみたいです。そして、私の眷属の様な存在に変化した様です。何とも、色々有り過ぎて私の理解が追い付きません。


 取り敢えずは出現させた者達と、倒した魔獣と魔物を吸収する事にしました。この森で暮らす者達です。この森の事を知り尽くしている存在と見ても良い筈です。私が探索者として昇級して、町の外での依頼を受けられる様になった時にはこの森に入る事が有るでしょう。その時には必ず必要になる、知識や情報を持っている筈です。その時の為にも、残さず倒した魔獣と魔物を吸収する必要が有ります。


 私が魔獣と魔物を吸収し終えると、魔素≪マナ≫が豊富に有り私の体力や体内の魔素≪オド≫が回復している筈なのですが、私はとても疲れ果ててしまっていました。精神的?疲労とでも言えば良いのでしょうか?この感覚はフィスロー氏宅に初めて泊まった日以来では無いでしょうか?フィスロー氏宅に初めて泊まった日には、客間のベッドを見ただけで疲労を感じそのままベッドで眠ってしまいました。


 その時の疲労感と非常に似ています。今此処にベッドが有れば、ベッドに倒れ込んで寝入ってしまいそうです。私は気力を振り絞り町の宿に帰る事にしました。


 そこで気になりましたが、悪魔の私に帰る所が有るとは何とも不思議な感覚ですね。確かに悪魔界へは帰ると言う目標が有りますし帰るべき所として認識していましたが、それ以外にも帰るべき所が出来るとは、私が人族の中で生活していると言う事を受け入れていると言う事なのでしょうか。私自身も人族を吸収した事で、ぼんやりとした朧気な自我を持った存在から人族に近い自我を持つ存在へと変わってしまったのですからその様な考えを持ったとしても可笑しくは無いのかも知れません。



 兎に角今日…いえ今晩?今夜?は疲れました、宿に帰って休みましょう。私は両手に剣を表すと、町に向かって最短距離を駆け抜けました。私の気配が強くなった筈なのですが、私に向かって来る野獣や魔獣や魔物達がわずかにですが居ますので向かって来る者達を倒して吸収しながら町へと向かいます。森を抜けると本来の姿である黒い霞の状態に戻り、空を移動します。


 そこでまた新たな発見をしました。鳥の獣人族の魔物と人族の身長程の大きさの蜂の魔物を吸収したからでしょうか?空中に浮かんでの移動がとても容易になりました。物凄く前の様にも感じますが、先程森に向かう時に空中を移動した時には移動と言うよりも、空中を漂っていたと表現した方が正しいと思える移動方法でしたが、今では空中を移動していると言う表現で間違いが無い状況に変化していました。


 空中を移動する、これはとても良いですね。普通の人族では有り得ない移動方法ですので、空中と言う場所は余り警戒をしていませんし障害物をほぼ無効化出来ると言う事にもなります。移動手段としてこれ程便利な物は無いでしょう。


 これで空中を移動するための練習や方法の模索等の必要は無くなりましたね。残念とは思いませんが、何かしらの新たな課題も見えて来るでしょうから必ずしも必要が無くなったとは言えないのかも知れませんが…。


 そんな事をぼんやりと考えて居ると、私が借りている宿屋の部屋の窓の前に到着しました。私は木窓の隙間から部屋の中に入りました。そして人族の姿に変化しましたが、変化した時には既にベッドの上に身体が倒れている状態でした。そしてそのまま意識を手放してしまっていました。

本年が皆様の良き年に成る様、切に願っております。


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