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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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続きを投稿しました。

宜しくお願い致します。

 絶体絶命のピンチです…十対一の戦いです。森の浅い領域に出て来る下位の魔獣や魔物では無く、森の中域や奥部に生息している様な、中位の魔獣や魔物でしょう。


 私は存在の一部を私の隣に居る大きな狼の魔獣に食べられて?ほんの少しですが力が弱まっています。ですがこの森に漂っている魔素≪マナ≫量が多い為に、私の体内の魔素≪オド≫や体力は回復しています。


 ですが中位の魔獣や魔物、しかも多対一では勝負に成らないでしょう。私の隣にいる狼の魔獣が中位の魔獣の中で言うと中から下の強さでしょうか?今こちらに向かって来ている魔獣や魔物は中位の中でも上位の者が二体は居ます。獣人に見えるあの二体の魔物は恐らくかなりの強さだと思います。


 それ以外の魔獣でも、中位の中位の強さでしょうか。一対一でしたら良い勝負に成るでしょうが、多対一では圧倒的に私が不利ですね。隙を見てこの場から逃げ出したとしても、既に彼らは私の存在を強く認識しています。解り易く言うと「ロックオン」されて居ます。たとえ私が逃げ出したとしても、執拗に追って来ることでしょう。


 さて、此処は正念場?命の?危機ですね。


 ですが、忘れてはいけません。何故私が、今、この場に居るのかをです。夜の森の中に態々出て来て居る、理由です。


 それは、私の悪魔としての能力の確認です。私はこの世界に召喚されてから、多くの存在を吸収しました。そして、吸収した存在の経験や知識も同時に手に入れました。そして、私が吸収した物はそれだけでは有りません。それは、剣や鎧やお金など、武器や防具、馬車等様々な物を吸収しています。そして私はそれらを自由に出現させたり、また吸収したりと自由自在に出し入れが可能です。そこで、ふと一つの疑問に気が付きました、果たしてこの能力は、物にだけ有効なのでしょうか?者に対してはどうなのでしょうか?




 私は、こちらに向かって来ている魔獣や魔物に対して、今まで吸収してきた者達を出現させました。


 私が初めて吸収した村人の夫婦に彼らのロバ、私が壊滅させた盗賊達、盗賊に囚われて居た人族や獣人族の女達、そして私が戦い方の練習として倒していった野獣や下位の魔獣に魔物達です。数で言えば二百に達するのでは無いでしょうか!現したのは肉体のみです、魂は私の中に有りますので、彼らの表情は何処か虚ろで感情等は見て取れません。言う成れば即席の死者の軍団?とでも言えば良いのでしょうか?


 私に向かって来ていた魔獣や魔物も、目の前に突然大量の人族や野獣や魔獣や魔物が現れたので、流石に足を止めました。幾ら自分達よりも弱いと言っても、その存在が大量に居れば警戒をする事でしょう。言い換えれば、それは彼らに知恵が有ると言えるのでは無いでしょうか。


 私は出現させた人族や魔物達に私が吸収していた武器や防具を装備させています。即席の軍団ですので、防具が身体に合っていませんが仕方が無いでしょう。彼らを出現させたからなのでしょう、私の身体の中の魔素≪オド≫が大量に無くなってしまいましたが、ここで私の存在が無くなる事と比べると比べるまでも無いでしょう。


 私は何故か彼等に指示を出す必要は無いと思えました。思い浮かべるだけで良い様に思えました。初めて生きて居た存在を出現させたのですが、それなのに彼等の動かし方が解ります。それは私の悪魔としての能力なのでしょうか?そして私は思い浮かべます「行け」とだけ。


 私が出現させた者達は十体の魔獣と魔物達に向かって行きます。この時になって漸く魔獣や魔物達も、目の前の存在が自分達に取って危険で有ると理解したのでしょう。しかし今から逃げても、もう間に合わないでしょう。魔獣と魔物達もその事を理解しているのか、私が出現させた者達に向かって行きます。


 はっきり言って作戦も何も無く無秩序で、只ひたすらに敵に突っ込んで行くだけの混戦です。私にその様な知識も有りませんが、私が吸収した者達の中にも百人規模の戦闘を指揮した者も居りません。まあ、そこは完全に私の落ち度ですね。仕方が有りませんので此処は数の暴力と言う事で、力押しで行くと言う作戦にしておきましょう。


 十対約二百の激突ですが、魔獣や魔物達は別々の方向から向かって来ていましたので、一対約二十の戦いです。当初は私が出現させた者達が押していましたが、所詮は魔獣や魔物達から見たら弱者、有象無象の存在です。連携が取れず、我先にと襲い掛かる者達を一対ずつ倒していけば済む事です。


 私が出現させた者達は次第にその数を減らせていき、その数は既に半数にまで数を減らせています。魔獣や魔物達は既に作業の様に、私が出現させた者達を屠っていきます。


 しかし、此処は魔素≪マナ≫が豊富に有ります。その恩恵も有って魔獣や魔物達は疲労が直ぐに回復するのでしょう。魔獣や魔物達にはとても有利ですが、私にもその恩恵は当然有ります。私が大量に消費した魔素≪オド≫も普通では無い早さで回復していきます。


 私は倒された者達を吸収していきます。そして、再び出現させます。吸収して行きながら、同時に出現させて行く。その作業を十回繰り返すと、再び倒された者達も居ますが全体の八割程に回復しました。私の魔素≪オド≫も再び減りましたが、その内回復する事でしょう。


 その事を目にした魔獣や魔物達ですが、流石にそれは予想外だったのでしょうか?戦いながらも、少しずつ後退して行っている者もいます。逃げ出したいのでしょうが、数の差を考えると流石に背中を見せて逃げる事は出来ない様です。


 虫系の魔物はどちらかと言うと余り知恵が無いのでしょうか?目の前の敵を倒す事に集中していて、回りが見えていないのでは無いでしょうか?未だに、後退する素振りも見せずに、戦っています。これはもしかすると、チャンスと言う物なのでは無いでしょうか。


 私は気配を消し、蜂の魔物の背後に回ります。しかし蜂の魔物は全く気が付いていない様です。蜂の魔物は私が出現させた者達を倒す為に動き回ってはいますが、今まで自分の背後には回り込まれていないので後方は無警戒に近いです。


 私は気配を消した状態で、両手に持った剣を二閃させて、蜂の魔物の翅を切り飛ばしました。そうなっては飛ぶ事は出来ません。蜂の魔物は地面に落ちると、自身の足で立ち上がりますが、そうなると武器は下腹部に有る強力な毒針と足の内の何本かです。


 流石にそれを見逃す手は有りません。私が出現させた者達が一斉に襲い掛かります。剣で切り付ける者、剣で突き刺す者、己の牙で噛みつく者、己の爪で引っ掻き突き刺す者等。次第に蜂の魔物は傷だらけに成り、己の体液を流し動きも鈍くなっていきます。しかし、油断は出来ません。何故ならこの辺りは魔素≪マナ≫が豊富な森の奥です。


 体液に濡れて解り難いですが、私が切り落とした翅が少しずつですが生えて来ています。これは余り時間を掛ける訳には行きません。奇襲とは初見だからこそ有効なのです。二度目にも受ける者が居れば、その者は余程記憶力が無いのか他者の攻撃が効かない圧倒的な強者でしょう。


 私は、私が出現させた者達に襲われている蜂の魔物に近付くと、左右に持った剣を頭と胴体に何度も突き刺し弱らせると、蜂の魔物と蜂の魔物に襲い掛かっている者達を吸収しました。


 何とか一体倒しました。残りは後九体ですね。

勢いと思い付きで書いております。

読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです。

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