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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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続きを投稿しました。

宜しくお願い致します。

 探索者ギルドの受付嬢エリサさんに教えて貰った宿屋の中で、探索者ギルドから一番近い宿屋に向かいました。探索者ギルドから一番近いと言っても、料金が安い宿屋ですので町の中心部からは離れています。


 宿屋が有るのは宿屋や食堂や商店等が建ち並ぶ一角ですが、大通りよりも何本も裏道に入った裏通りに面しています。その他の安い宿屋も似たような場所に有るのでしょうか?


≪レッグとマーサのかまど亭≫と書かれた看板を見付けました。私が探していた宿屋ですが、宿の名前と言うより食堂の名前の様に思うのは私だけでしょうか?


 宿屋の扉を開けて中に入ると、食堂の様でした。カウンター席とテーブル席が有り、席に座った人族達が食事を取って居ます。ざっと見た限り空いている席の方が少ない様ですね。


 一瞬場所を間違えたのかと思い扉から路地へ出ようとすると、「いらっしゃい、泊まりかい?食事かい?」とカウンター席の向こう側に立った人族の女に声を掛けられました。どうやらこの宿屋は食堂兼宿屋の様ですね。


「泊まりです、探索者ギルドで聞いて来ました」


「そうかい、私はマーサだ宜しく、大部屋と個室が有るけどどちらが希望だい?」


 レッグとマーサのかまど亭と看板が出ていましたので、私の目の前にいる人族の女が件のマーサさんなのでしょう。恰幅の良い四十代位でしょうか?赤い髪を頭の後ろで丸く纏めていて、人族で言う肝っ玉母ちゃんと言ったところでしょうか?


「新人探索者のレグナと申します、宜しくお願い致します。個室でお願い出来ますか?」


「一人用の個室なら泊まりだけで一晩銀貨四枚、朝夕食事付きで一晩銀貨五枚だけどどうする?食事の味と量は保証するよ!」


「そうですね、食事付きでお願いしたいのですが十日分先払いは可能ですか?」


「何だい若いのに稼いでいるんだね、じゃあ大銀貨五枚だよ」


「それではこれでお願いします」 


 そう言って私は懐から革製の小銭入れを出し、小銭入れから大銀貨五枚を取り出しました。それをカウンター越しにマーサさんに手渡しました。


「大銀貨五枚確かに、まいどあり。見たところそんなに荷物を持って無さそうだけど、先に部屋に行くかい?それとも食事にするかい?」


「そうですね、一度部屋に行ってそれから食事でも良いですか?」


「ああ、良いよ。少し待ってくれないか。直ぐに部屋に案内するよ」


「わかりました」


 マーサさんは一度隣の部屋に入りましたが直ぐに出て来ました。手には鍵を持っているので、私が泊まる部屋の鍵を取りに行ったのですね。


「レグナさんの部屋は二階になるけど、問題は無いかい?」


「ええ、特に問題は有りません」


「それじゃあ案内するから付いて来 てくれないかい」


「わかりました」


 食堂の奥に二階に上がる階段が有りマーサさんに付いて階段を上がって行きます。二階に着きましたが階段は三階にも続いています。気になったので「この宿は三階建てですか?」とマーサさんに聞くと「いや、四階建てだよ」と言われました。


 二階がと三階が一人、二人用の個室用で、四階は大部屋が男女に別れて二つ有るそうです。


 二階の廊下を歩き突き当たった所で、マーサさんが扉の鍵穴に鍵を差し込んで回すと「カチリ」と鍵が開く音がしました。マーサさんが扉を開くと、部屋の中は廊下からのぼんやりとした明かりの届く範囲以外は暗く殆ど何も見えませんでした。と、言う事も無く、私には普通に見えています。


 マーサさんが部屋に入り扉の横に備え付けられた、魔道具のランプに魔石を入れスイッチを押すと部屋が明るくなりました。


「魔道ランプの魔石は今だけはサービスで使えるけど、その後は有料になるけどどうする?」


「魔石でしたら多少の手持ちは有りますので、無くても構いませんよ」


「それは助かるよ、魔道ランプは便利だけど魔石はそれなりに高いから、極力魔石は宿泊客の持ち物を使って貰う事にしてるんだ、それか自前のランタンや蝋燭を使ってもらってはいるけど、それならそれで今度は火事の心配も有るから、気が気では無いさね」


「そうでしょうね、小さな魔石でもそれなりに高価な物ですので、それに木造の建物ですので火を使うとなると、火事の心配も有りますね」


「しかしレグナさん、あんたは金も持ってて魔石までも持ってる、しかも顔も良い。あんたみたいなお客はウチでは珍しいね。新人探索者って言うけど、今後が楽しみだね」


「それじゃあ後で食堂においでよ、食事の準備はしておくよ」そう言ってマーサさんは部屋を出て行きました。


 私は魔道ランプから魔石が外された為に暗くなった部屋の中に入り、扉を閉めました。扉を閉めた事で、廊下からの明かりも無くなった事で完全な闇に閉ざされてしまいました。


 部屋の中には一人用のベッドと一人掛け用の小さなテーブルと椅子が一脚と部屋の隅には小さなタンスが置かれ最低限必要な物が置かれただけの狭く殺風景な寂しい部屋です。


 夕方も遅い時間、夜になろうかという時間なので、木窓も下ろされ闇の支配する空間です。私は取り敢えず食事を摂る為に必要の無い物を部屋に置いて行く事にしました。


 大き過ぎず小さ過ぎずの肩からたすきに掛けるタイプの鞄をテーブルに置き、フードの付いたマントはタンスの中に掛けます。私の持ち物は全て私が吸収した人族等の持ち物でしたが、この二つはスタッグさんとライズさんが昔使っていた物で、昨日の夜に頂きました。私が探索者として登録したお祝いとして二人以前が使っていた使い古しで悪いと謝られはしましたが…。


 剣もベッドの横に立て掛け身軽な格好になります。食事に行くのに武器を持って行く必要が有るのか悩みましたが、普段身に付け慣れてない剣を佩くのも煩わしいので置いて行く事にしました。

勢いと思い付きで書いております。

読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです。

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