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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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続きが書けましたので投稿しました。

宜しくお願い致します。

 ティエネの町の商業ギルドに到着しました。商業ギルドはティエネの町の中心部の大きな十字路の角の一角に有り、石造りの大きな建物です。そうは言っても、この十字路の回りに建てられた建物はどれも大きく立派な石造りの建物ばかりです。


 知識としては石造りの建物や大きな建物は知っていましたが、実際に目にするととても壮観で、人族の技術力の高さや、実用的に且つ無骨すぎず更に立派に見せる為の執念や欲の様な物を感じます。それが私の悪魔な部分が若干反応しています。


 私が無言で建物を見ていたからでしょう、フィスロー氏が遠慮がちに声を掛けて来ました。


「レグナさん、どうかされましたか?」


「いえ、こんなに大きな建物を見た事は有りませんでしたので…」


 建造物で言えば町の石壁もそこそこ大きかったのですが、この十字路の回りの建物には…いえ、建物もですが中に居る人族達の欲望や執念を感じ取ってしまいました。そんな人族達の感情の念を吸収してみたい衝動に駈られてしまいます。


「そうですか、村等では木造や煉瓦造りの建物が主ですから、石造りの建物は珍しいかもしれませんね」


「そうですね。町とは私みたいな田舎者には未知の世界みたいですね!」


 フィスロー氏は私が田舎者で、この建物郡に圧倒されている様に見えたみたいですね。田舎者で無くて、悪魔も圧倒されていますが…主に其処に渦巻く、感情と言う名の渦ですけど!


「ティエネの町はこの辺りでは大きな町ですが、王都や領都、商都や辺境に行かれると此処よりも、もっと大きな都市が沢山有りますよ」


「ここは、そこそこの大きさの町」


「僕もまだ都市には行った事は無いですけど、その内行ってみたいです」


「そうですか、いつかは行ってみたいですね」


 このティエネの町よりも大きな町が沢山有るのでしたら、一体人族とはどの位の人数が居るのでしょうか?しかもそれだけの数の欲老等の感情が渦巻く都市。そんな所に行ってしまうと、自分を押さえる事が出来ないかもしれませんね。


 人族とは本当は恐ろしい生き物なのかもしれませんね。これからは油断をしない様に、気を引き締めましょう。


「商業ギルドは基本的に何時でも開いていますが、夜間は人夫が居りませんので荷下ろしはこちらで行う事になります。ですから私は先に受付で手続きを済ませますので、馬車を倉庫に廻しておいて下さい」


「了解」


「解りましたフィスローさん!」


「はい」


「宜しくお願いしますね」


 そう言ってフィスロー氏は商業ギルドに入って行きました。


「行こうか」


「はい、レグナさんこっちですよ」


「解りました」


 私達はスタッグさんを先頭に馬車を引いて商業ギルドの倉庫に向かいました。




 商業ギルドの裏手に回ると大きな両開きの扉が四ヵ所有り、それが全て倉庫だそうです。その内の一つの扉の前に着くと、スタッグさんが大きな扉の下側に有る人族用の扉をノックしました。


「もう夜だぞ、急用以外は手続きを先に済ませてくれ!」


「ドロス、フィスロー商会のスタッグだ、今日、搬入予定だった荷物だ、フィスローが、今手続きをしている」


「スタッグか、今日来なかったから明日かと思っていたぞ!」


「トラブルで遅れた」


「ああ、解った。今開けるから少し待ってくれ!」


「すまん!」


 大きな両開きの扉の片方がゆっくりと外側に開きました。


 扉の中は大きな倉庫になっており、等間隔に人が通れる通路を残して、様々な荷物が置いて有ります。


「新顔が居るな、新人か?」


「いや、フィスローの客人だ」


「そうかい!初めまして商業ギルドの倉庫番のドロスだ宜しく」


「フィスローさんにお世話になっているレグナです。宜しくお願いしますドロスさん」


 そう言ってドロスさんと握手をします。今日だけで何人の人族と握手をしたでしょうか?親愛の表れとか信頼、挨拶等の意味が有りますが人族は良く握手をしますね。


「ライズもお疲れ様」


「お疲れ様ですドロスさん」


「荷物は何処に下ろせば良い?」


「こっちの空いた所に下ろしてくれ!」


「解った」


「解りました」


「解りました」


 スタッグさんとライズさんと私の三人は、ドロスさんが指定した空いたスペースに馬車の積み荷を下ろしました。その間ドロスさんは、辺りを警戒しています。一応何か起きた時に対応出来る様に、倉庫入り口の扉は閉じています。


 三人で馬車の積み荷を下ろし終えましたが、フィスロー氏が表れないので、倉庫に来る時間が遅くなった経緯を私達三人が、ドロスさんに説明しました。主にライズさんがですが。


「それは付いて無かったな!流石に馬車が使い物にならなくなると、商売に関わるからな、その辺はフィスローさんの判断は正解だったな!」


「そうですよ、馬車が使えなくなると元は取れないし、僕達も仕事が減りますしそう考えると怖いですね!」


「そうだな、フィスローさんの仕事は荷物の運搬と配達が主な仕事だから、馬車が使えなくなると仕事が出来なくなるな」


「そうなんですか、大変なんですね」


 馬車の積み荷を下ろし終え、商業ギルドへの到着が遅れた事のあらましを話し終わっても、フィスロー氏の姿が未だに見えません。何かトラブルでも起きたのでしょうか?

勢いと思い付きで書いております。

悪魔さんの活躍は今暫くお待ち下さいませ。

感想やアドバイスして頂けると嬉しいです。

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