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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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続きが書けましたので投稿しました。

宜しくお願い致します。

 ティエネと言う町への道すがら、フィスロー氏は私に色々な話を聞かせてくれました。


「最近は盗賊か人攫いの類いが出たとか出ないとか?私の直接の知り合いに被害は無いのですが、行商人や採取を生業にしている者や村人の中で、何人か行方が解らなくなった人がいるとか、そんな話を聞く事が有ったので人数が増えるのは助かります」


「そうなんですか?人攫いとは物騒ですね」


「そうなんですよ、少人数で移動する方が早いのですが、物騒なので大人数で同じ目的地に向かって商隊を組む、そうすると移動速度が遅くなりますし日持ちのしない商品は扱えない、何とも商売のし難いご時世ですよ」


 馬車の事故、盗賊、人攫い、そうした事からこの辺りの街道では、不測の事態が起こった際には助け合う事が暗黙のルールとなっており、手助けをしなかった場合、手助けが出来ない場合には町の衛兵や役場等、ギルドや組合等の組織への報告をしなかった場合には、被害に応じて犯罪者扱いをされる事も有るそうです。


 その他、町への出入りの禁止、ギルドや組合への罰金や一定期間の取引停止、そして除名処分と被害状況に応じて段階的な罰則等も有るそうです。


「ですので、私は護衛を雇っています。彼らも一応は探索者と言う事にはなりますが、スタッグさんはほぼ私の専属ですし、ライズさんは商人の見習い兼私の護衛で、ライズさんもほぼ専属と言えるでしょうね」


「探索者と言う事は、指名依頼と言う事ですか?」


「それに近いですが、似た様な物ですね。依頼料の支払いが、ギルドを通すか直接依頼者から支払われるかの違いですね」


 探索者の仕事にも色々と有るみたいですね。一度ギルドに行って詳しく聞いてみた方が良いかも知れませんね。


「そうですか、しかしスタッグさんは護衛と言う事ですが、ライズさの見習い兼と言うのはどう言う事でしょうか?」


「ああ、ライズさんは私の知り合いの子供でして、将来家を手伝うのか独立するのかは本人次第ですが、商人の見習いをしながら私の護衛をしているのです」


「なるほど、しかしそれは将来の商売敵を育てると言う事になるのでは無いですか?」


「そうとも取れますが、ライズさんは私にとっても子供みたいな者ですからどうしても甘くなってしまいます」


「そうなんですか、私には商人の世界は解りませんが、ライズさんの事を大事にされているのは解ります」


 フィスロー氏と話ながら進んでいましたが、随分と太陽が西へ傾いて来てもうすぐ日が暮れるでしょう。


「もうすぐ日が暮れますが、暗くなる頃にはティエネの町に着きますので、もう少し頑張りましょう」


「そうですね、閉門迄には間に合いそうですね」


「はい、もう少し頑張りましょう」


「…。」


 日が暮れ始めた街道に、フィスロー氏が言うと、スタッグさんとライズさんがそれに答えました。


 私は沈み始めた濃い色合いの太陽と、自分達の後ろに伸びる長い影を交互に眺めながら、無言で歩いていました。

勢いと思い付きで書いております。

感想やアドバイスして頂けると嬉しいです。

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