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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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3

続きを書いてみました。

宜しくお願い致します。

 光の中に取り込まれて、どの位時間が経ったのでしょうか?

 気が付くと、不定形生物ですので目は有りませんが、目の前に初めて見る、いえ、初めて感じる物が有りました。


 今まで私が感じた事の有る全ての物と異なる物です。

 不定形でも丸い光の玉でも無くて、姿形が固定されていました。それが何体も居て、何やら折り重なって蠢いていたり、動かない者も居たり、私達とは違う存在の様です。


 その者達は、各々が空気を震わせて何かをしています。今まで私の回りにはその様な存在は居ませんでしたし、私にはその様な器官が有りませんのでその時の私には理解出来ませんでした。





 森の近くを通る1本道、人が繰り返し通る事で踏み固められ自然と道に成った道。


 年老いたロバに矢が何本も刺さり息絶えている。ロバが曳いていたで有ろう小ぶりの荷馬車は倒れ、荷物は辺りに散乱している。


 盗賊又は山賊としか見えない人族の男達が、若い人族の男女を襲っていた。


 襲っている男達は、手入れのされて無いで有ろう皮製の防具を身に付け、歯こぼれや錆びの有る剣や短剣を手に持ち、髪は伸びるに任せ無精髭も伸び放題でとても堅気には見えない。風呂にも入っていないのか、洗濯をそんなにしないのか、汗とすえた匂いも近付けば感じられた。


 襲われている若い男女は行商人なのか、防具は急所を守る最低限の物だけで、護身用に男が剣を女が短剣を装備していた。


 若い男は肩から腰にかけて剣で切られ、服が赤く血で染まりもう長くは無いだろう。


 若い女は盗賊数人に組伏せられて衣服を剥がされ、1人の盗賊が上に乗って己の欲望を満たしていた。


 助けを求めようと若い男の方を見るが、今まさに残りの盗賊が若い男に剣を突き立てて止めを刺していた。


 若い男は抵抗する事も無く、何回も刺され息絶えた。

それを目にした若い女は、抵抗を諦めた。


(どうしてこんな事に…)


 若い女は虚ろな目をして自分達の不運に絶望した。悔しさと恐怖で涙が溢れ、叫ぶ事も出来ない。


(私達が何をしたと言うの?好きな彼と一緒になって、彼に付いて彼の仕事の手伝いをしていただけなのに…)


 盗賊が欲望を満たす為に、激しく前後運動を繰り返している。1人目が終わると、2人目に交代して前後運動が始まる。


(誰か助けて、お願い助けて!彼はもう助からない、私もこいつらに汚されるのならどうなっても良い!だからこいつらだけは許さない!)


 声にならない叫びを若い女が上げる。まさに魂からの叫びの様に、恨み、恐怖、絶望、悲しみをのせて心の中でひたすら叫ぶ。


 何人もの盗賊が欲望を満たし満足した所で、若い女をどうするかの話に成った。


「お頭、この女はどうする?」


「塒に持って帰ってもっと楽しむのか?」


「それが良いな!!」


 久々に若い女で欲望を満たしたが、まだ物足りないので使い物にならなくなるまで楽しみたい。そんな盗賊の手下達の考えは欲望に忠実だ。

 盗賊の手下達が好き勝手言っていると、盗賊の頭はいきなり若い女を蹴りつけた。


「ヴッ」


 若い女は声は上げるが反応は無い。

盗賊の頭は無言で腰の剣を抜くと、若い女の胸に突き立てた。


「ああー!」


「もったいない!」


「久しぶりの若い女だったのに!」


 手下達の抗議の声を無視して、盗賊の頭はもう一度剣を若い女に突き立てた。


「もうこの女は使い物にならん、次を楽しみにしておけ!」


 盗賊の頭は若い女から剣を抜きながら、撤収の準備を手下達に指示した。


 盗賊の手下達は不満そうにしながらも、頭の指示に従い撤収の準備を始める。


 荷馬車を起こし、荷馬車に荷物を積み込み、若い男女から剣と短剣そして、金目の物を奪う。アクセサリーや現金、靴など使えそうな物は全て奪う。

 若い男女とロバの死体は道からは見え難い森の中に棄て、ひと目見ただけでは見付からない様に、一応隠蔽らしき事も行う。

 荷馬車に全て積み終えると、盗賊達は自分達で荷馬車を曳き、塒に帰って行った。




 この現場に居合わせた誰も、奇妙な目撃者が居た事に気が付かなかった。

 人通りも少ない道の側に有る森の木々の天辺の高さに、黒い靄の様な物がかかりフワフワと浮遊していた。


他作品と似た内容も有るかも知れませんが、宜しくお願い致します。

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