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とある悪魔さんの最恐伝説(になるかも知れないお話)  作者: きすぎ あゆみ
悪魔さん、初めての召喚
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続が書けましたので投稿しました。

宜しくお願い致します。

 私を呼び止めたのは、町から町へと商品を運ぶ商人とその商人の護衛の二人でした。


「足を止めて申し訳有りません、もし宜しければ手を貸して頂けませんか?」


「はぁ…まあ、良いですよ」


 私には関係の無い人族ですが、廻りを見ても他に人族はいませんし、急ぎたい気持ちも有りますが今更急いだ所でと言う相反する気持ちも有りました。


「ありがとうございます。私はフィスローと申します。ティエネの町で商人をしております。こちらの二人は私の護衛のスタッグと見習い兼護衛のライズです」


「護衛のスタッグです」


「見習い兼護衛のライズです」


「私は…」


 ここで困った事に気が付きました。私には名前が有りません。


 悪魔として真名は有りますが、私以外の者に知られる訳には行きません、そして何より人族の発声器官では発音出来ませんし、聞き取れもしないでしょう。


 …これは思ってもみなかった事態ですね。人族と関わるのなら名前が必要ですが、今まで関わった人族には名乗る必要が有りませんでしたので、完全に私の見通しが甘かったと言わざるを得ません。


「…」


「いえいえ、良いですよ。仕事柄本名を名乗りたく無い方もいらっしゃいますますし、地位や立場によって名乗れない方もいらっしゃいますので、渾名か通り名だけでも教えて下されば。恩を受けた方の名前を無理に聞こうなど、その様な不作法な事は致しません」


「私はレグナです」


 そう言えばと思い、村人夫婦の夫の名前を名乗りました。


「そうですか、ではレグナさん、宜しくお願い致します」


「こちらこそ宜しくお願いします」


 何とか誤魔化せたのか、フィスローに詮索する気が無いのか、兎に角今の私は旅人のレグナです。


 フィスローと名乗った商人は、四十代で体格が良く身長は平均より少し低め、良く日に焼け口髭を蓄えた優しそうな顔つきだがどこか威厳の有る雰囲気。


 しかし、腰に剣を腰に佩き革製の部分的な防具を身に付け、商人ながら自分の身を守る為に武術の心得が有るみたいです。



 スタッグと名乗った護衛は細身だが痩せすぎず身長が高く、こちらも良く日に焼けた三十代半ば位の護衛。剣と短剣を左右の腰に佩き、革製の鎧を身に付け部分的にですが鉄で補強をして有ります。背中には背嚢と弓を背負い腰の後ろには矢筒も下げています。


 私を見る目付きには、油断無く私を観察している様な目付きです。たとえ雇い主が声をかけた者でも、警戒を怠る事が無く、細心の注意を払っています。



 ライズと名乗った見習い兼護衛は細身で色白の二十代半前半。伸ばした金髪を後ろで縛っています。こちらも腰に剣を佩き、革製の鎧を身に付けいます。そして同じく背中には背嚢と弓、腰には矢筒です。


 こちらはどこかのんびりとした雰囲気で、私の事をあまり警戒していない様に見えます。



 人族が町から町へ移動するのは、弱いと言っても野獣、魔獣、魔物と遭遇する事も有るので、それなりに大変なのでしょう。


勢いと思い付きで書いております。

感想やアドバイスを頂けますと嬉しいです。

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