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続が書けましたので投稿しました。
宜しくお願い致します。
「クソが!死にやがれ!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね、死ね」
盗賊の攻撃は続きます。力と技とを兼ね備えた剣技。私のレベルでは反撃どころか、隙を見付ける事さえ出来ません。時に激しく時に素早く、嵐が来たと思ったら凪になり凪が急に嵐になったりと、気を抜くと普通の人族でしたら、一瞬で血祭りに上げられるでしょう。
私は剣を受ける事に集中しました。力任せに押しきる事は簡単ですが、技術は簡単に身に付く物では有りません。盗賊を吸収してしまえば、その技術も私の物になりますが、私自信の経験では無いので同レベルや格上の相手との戦う事になった場合、経験の差や地力で勝敗が決するからです。
と、言いたい所ですが、ただ単にこの盗賊の心をへし折りたかっただけです。私の中に渦巻く気持ちの悪さ、それを解消する為にはこの盗賊を完膚無きまで叩きのめしたかったのです。
「くそったれが、いい加減に喰らいやがれ!」
「なんで死なねぇんだ!」
「ちくしょうが!」
私を口汚なく罵りながら剣を振るいますが、血塗れながら一向に倒れない私に対しての焦りや、疲労も出て来たのでしょう、少しずつですが振りが大きくなってきたり、剣筋に乱れが出て来ました。
そこに合わせて、盗賊から覚えた剣技で少しずつですが対抗して行きます。ほんの僅かにですが、私の攻撃回数が増えて行っていますが、盗賊は防御も上手く、受け流され凪払われ今の所私の剣は届きそうに有りません。
しかし、盗賊の剣技を模倣する事は辞めません。盗賊の剣技を盗賊にお返しします。力加減、スピード、打ち込みの角度、私が受けた技を少しずつ強く速く角度を換えながら打ち込みます。
「何なんだよ?」
「くそったれが!」
「お前は化け物か?」
盗賊から動揺が見て取れます。全身から汗が吹き出し、顔も真っ赤になり呼吸も荒くなって来ました。少しずつ私の剣が盗賊に届く様になりました。剣の先で小さな傷を負わせていたのですが、剣の刃も届き出しました。
盗賊の全身に小さな切り傷が付初め、全身が血と汗で濡れています。盗賊からは表情が無くなり顔色も青くなっています。
「何なんだよお前は!」
盗賊の手に握られた剣が血と汗で滑ったのでしょうか。手から剣がすっぽ抜け、洞穴の地面を転がります。
すかさず私は剣を盗賊の首にあてました。
「待ってくれ、助けてくれ」
「…断る」
盗賊は両手を上に上げ、媚びる様に言いました。しかし私が拒むと諦めたのか、罵詈雑言が発せられました。
「この化け物野郎が!」
「…化け物?」
「そうだろうが、あれだけ刺したり切ったりしたのに何ともねぇじゃねえか?」
「…化け物…化け物…化け物…」
私は呟く様に何度も声にして見ました。化け物と言う呼び方は、何かしっくり来ませんね。私は一度黒い霞になり、再度人族の姿に戻りました。刺し傷や切り傷が癒えて、ボロボロになった衣服も元の状態に戻りました。
「ヒッ、ばっ化け物!!」
「私は悪魔ですので化け物では有りません、悪しからず!」
引き攣った表情で叫び声を上げた盗賊の幹部を、私は剣で袈裟懸けに切り裂きました。
勢いと思い付きで書いております。
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