ピアス参上
吹き飛ばされたアビト。カレンの携帯は宙を舞う。その光景がひまりにはスローモーションのように写る。
いいえ。。。スローモーションではなくストップモーションが起きている。
「何がおきているの?」
コマ送り、画面が切れる。復活する。撒き戻される。
・・・一体、何が起きているの?
携帯電話から吹き荒れる風が姿を現す。それは、天使の姿をした悪魔の姿。ひまりの足は自然に一歩、一歩後退する。
「ま、まさか・・」
「あぁら。お久しぶり。ひまりさん」
「ピアス!どうやって、なぜ、ここに」
「なぜ?ってあなたが身代わりをよこしてくれたんでしょ。ほら、その子」
魔女の様に伸びた爪で倒れているカレンを指さす。
アビトは未だに空中をミリ単位で動いている。
ピアスの後ろには、契約をした悪魔がついている。どうやら、ピアスの能力とリンクしたため同罪らしく離れられずにいる。ピアスがパチンと指を鳴らすとピアスの背中の羽根も悪魔もスッと姿を消した。
その行為は、ピアスの方が各上に感じた。
ピアスは横たわるカレンに触れ
「よろしくね。今日からのわたし。。。」
「やめて!!!!」
ひまりの叫びは虚しく響き渡る。
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あきは、急にブルブル体が震える。
「なに?武者震い?えーーー怖いんだけど・・」
「どうしたの?」
「うん。なんだか、不安になったって、勝手に体がふるえてるんだよね。お母さん。コレ病気なの?」
「心配ね。先生に診てもらおうか」
「うん。背中がぞわぞわする」
「あきちゃん。体調はどうかし・・・・きゃあーーーーーー」
見回りにきた看護婦さんが、病室に入った途端叫びながら逃げていく。あきとお母さんは顔を見合わせて首を傾げる




