リハビリは大好き!!!なぜって?えへへ
あきは流れる雲を見ながら考えていた。
・・・あきちゃんってどんな子だったのかな?
自分が皆の知っているあきちゃんでは無い。そんな気がしてならない。じゃあ、あたしは誰なんだろう?
記憶喪失・・なんかだろうけど。シックリこない
「あきちゃん。リハビリの時間よ」
「あ、はーーい」
看護師の律子さんが車椅子を持ってきてくれた。ベットからサッと移動する。もう、一人で動けるようにもなってきた。
「あきちゃんの回復には驚くわ。・・本当に元気になってよかった」
「はぁい。ありがとうございます」
あきは満面の笑みで答える。リハビリは大好きだ。なんたって、理学療法士のお兄さんがカッコイイ。それに何より日に日に筋肉が動いてくれる。歩けることが幸せでならない。リハビリ室につくと、いつもの理学療法士の渡辺さんがいない。
「えーーーー渡辺さんお休みなの!」
「あきちゃんも渡辺さんがタイプなの?」
「も?も?ってもしかして・・律子さんも狙ってる?」
「やだぁ、そうじゃないわ、彼、患者さんから人気なのよ。安心して私は、別に彼氏がいますから」
と、ニッコリ大人の余裕を見せつけられてしまった。
「ね、渡辺さん、彼女いるのかな?」
「さぁ、どうかしら?女性の話は聞いた事がないわ」
あきは、心の中でガッツポーズをする。
「でも、」
「でも?でもなんですか?」
「でもね、彼、物凄く可愛い妹さんがいてね。シスコンよ。携帯の待ち受けも妹さんなのよ。チョットね、それじゃ彼女出来ないかもって噂よ」
うーーん。意外なライバル出現だわ
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