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はじめまして?あたしの中の私

キスをせがむ夢を見てしまった。恥ずかしさを消し去る事件が起きる。あたしの中の私が話しかけてきた。現実か夢か。ゆ、夢じゃない!!!どうなる。あたし!

「ねぇ キスして」

過激な夢で目を覚ましてしまった。

・・・は、はずかしい

願望、となれば余計にも恥ずかしい・・夢でよかった誰にも知られない訳だし

「そうだね、恥ずかしいよね」

「ほんと、夢でよかった・・・って誰?」

部屋を見渡すも誰もいない

「私よ。わ・た・し」

「え?だれ、どこにいるの?」

「鏡をみて」

「えっ、かがみ・・」

恐る恐る鏡をのぞくと、そこに自分の姿が映る

「え?な、なに怖い」

「怖くないわよ。だって、あなたは私なんだから」

「きゃーーーーーーーー」

「何びびっているの?」

「だ、だって・・あ、あたしが勝手に喋ってる!!!!!」

「そりゃ、そうよ。私はあなたなんだから」

「ま、って気持ち悪い」

「ほんと、気持ち悪いわね。トイレで吐くといいわ」

「うっ」

ダダダダダダダ、バタンとトイレに駆け込む

「うぇえええええ」

「ちょっと、ひまり煩いわよ。もっと静かになさい」

お母さんが台所から何かを言っている。けど、もう!それどころじゃなぁい

(ねぇ、心で話さない?)

「え?」

はっと鏡をみる。でも口を閉じているのに!声が聞こえる!!!!

(ほら、これなら会話するのも便利でしょ)

「まって、何がなんだか」

「ひまり、早くしないと遅刻するわよ」

(そうよ、早く行きなさい、私はその間お休みさせていただくは、寝ている間大変だったのよ。じゃ)

「え、ちょっとまって、ねぇ」

(・・・・・・・・・・・・・)

「ねぇ、ちょっと、もしもーし」

(・・・・・・・・・・・・・)

「ひまり、誰かいるの?」

「う、ううん、誰もいない」

 今度は心で声を掛けてみる。返事もないし何も起こらない。あれ?夢の続きでも見ていたのかしら?良かった変になったと思っちゃった。あ、急がなきゃ、遅刻しちゃう。


「おっはよう、ひまり」

「あーーーおはよ、メイ」

「どうしたの?元気ないじゃない」

「そ、そう、夢見が悪かったからかな」

今朝の話をしても可笑しいと思われるだけだし・・メイは学校一番の美人さん。キラキラして今日も眩しいわぁ 女のあたしでも見惚れちゃうもんね。

「どうな夢見たの?」

「え、あ、夢ね」

と、夢の内容は思い出す。おぉおおおっと思い出しただけでも恥ずかしい。。キスをせがんでいた夢!とても言えない!!!!変な汗があちこちから出ちゃう

「あ、でも忘れちゃった。へへへ」

「そうなんだ、ほら、悪い夢は人に話すといいって言われてるから、でも忘れちゃってるなら良かったね」

「う、うん。ありがとう」

 優しい!その笑顔が逆に心がいたぁい。本当、メイはこんなに人気者なのに彼氏を作らないんだから不思議よね。

「何、どうしたの?」

「あ、ごめん。ごめん、つい見惚れちゃって」

「もう、やだ、たまに変な事いうよね」

「いや、本当だって、めっちゃ可愛いのになんで彼氏作んないのかな?って思って」

「え、ひまり彼氏ほしいの?」

「欲しい!でも誰でもいいわけじゃないし。とりあえず好きな人が欲しいってかんじかな」

「じゃあ、今は好きな人もいないの」

「いない、いない」

「ふーーん。良かった」

「え?なんで良かったの?」

「だって、もう少し一緒にいたいじゃない。彼氏出来たら、私なんか相手にしてくれないでしょ」

えええええ学校一の美女からそんな勿体ないお言葉、自慢だし感動しちゃう

「大好き!」

「突然の愛の告白」

「だって、嬉しいよ。好きな人が出来てもメイが一番だよ」

「ほんと、その言葉信じているから」

「おい、朝から女子同士のラブラブ会話で周りが引いてるぞ」

 声を掛けたのは、アビト。こちらもイケメンの彼女無し男子。全く、この二人は何だよ!!!宝の持ち腐れやん!

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