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歌と魔法が記す愚者の路  作者: 空夜
第0章  死亡そして転生
3/53

第3話  スキルとトップシークレット

本日二つ目!!

「それじゃあ早速引いてみよう!」


アフィスは俺の持っているスキルカードに手を伸ばす。そうすると持っていたカードが宙に浮かび上がり、俺の周りを廻り始めた。まるで彗星のようにカードが通った軌跡には金銀黒の線が描き出されていく。


その光景に魅入られていると、突然頭の中に言葉が浮かび上がってくる。本能がそれを読めばいいと感じたのか、その言葉は自然と俺の口から漏れた。


「我、力を求めるもの。己の運命の中にある理不尽をその力で切り裂くものなり。」


そう俺がつぶやいた瞬間、廻っていたカードが俺の目の前で静止し、形を変えていった。銀のカードはモノクルに、金のカードは水晶玉に、黒のカードは楽譜に変わった。


「成功だね」


アフィスはそう言うと俺の周りをふわふわと漂い始めた。…ってか、飛べるんだな。


「神だからね!!」


「あっ、はい」


とりあえず俺は視界の端を漂う女神を無視し、3つの物に目を向ける。とりあえずモノクルに手を伸ばすとそのまま右手に吸収され、消えた。


   スキル ”鑑定眼(ミトオスモノ)” を獲得しました。


「うぉっ!!」


「プッ。1つ目は”鑑定眼”か。まぁ、無難な選択肢だね」


突然脳内に無機質な音声でスキルの獲得が報告される。その声に驚いた俺にアフィスは口を抑えて笑った。

びっくりしたんだからしょうがないだろうと、顔にシワを寄せ、思う。


「とりあえず、さっさとスキルを入手しよう」


そう言い、水晶玉と楽譜に手を伸ばす。


   スキル ”創造者(オモイエガクモノ)” を獲得しました。


   スキル ”音楽家(カナデルモノ)” を獲得しました。


「どういうスキルなんだろう」


「『ステータス オープン』って言うと、自分のステータスが見れるよ」


「ますますゲームみたいだな」


ドヤ顔で答えるアフィスに苦笑いを送り、とりあえず『ステータス オープン』と呟く。



=========================



  名前: 睦月 灯夜 (ムツキ トウヤ)


  種族: 幽霊(ゴースト)


  性別: 男


  年齢: ※※歳


  職業: ___


  レベル:  0(能力値が表示されません)


  状態: 死亡


  スキル:  NEW ”鑑定眼”

        NEW ”創造者”

        NEW ”音楽家”


 ”鑑定眼”★5


 対象に注目することで自動的に発動。

 相手の種族と★5以下のスキルを見極めることができる。

 また、相手から情報をもらうとその都度更新される。

 ★4の”偽装”を見破ることができる。


 ”創造者”★ユニーク(★7相当)


 魔力を消費して発動。魔法を作り変える。

 初級及び中級を作り変え可能。内容により消費魔力増。


 ”音楽家”★ユニーク(★7相当)


 楽器演奏又は歌を歌うとき自動的に発動。

 魔力を消費することで、聞いているものに何かしらの影響を与える。

 また、魔力で擬似楽器を創作可能。



=========================



「ふむふむ。なかなかいいスキルなんじゃないのかい?」


「そうだよな。俺もそう思う…。っていうか見んなよ」


ステータスからスキルを確認すると後ろからアフィスが顔出して俺のステータスを横から見る。美少女がすぐ隣にいるのに恥ずかしくなり、つい乱暴な口調でアフィスを離す。

自然とアフィスの方を向くとスキルが発動した。



=========================



  名前: アフィス アルカナ


  種族: 神


  性別: 女


  年齢: ※※※歳←ふざけんな。ぶっ殺すよ? BYアフィス


  職業: 世界の管理者

      管理アルカナ《愚者》


  レベル: 19※4!54?※※#!$


  スキル: 閲覧できません



=========================



「………ねぇ、なにか言うことは?」


「すいませんでしたーーーーーーー!!!!」


俺は女性の年齢(トップシークレット)を不可抗力とはいえ見ようとしたため、アフィスの向かって全力で土下座を行った。


今回はじめてのステータス登場となりました。あとがきなので、せっかくですから本編で書かれなかったアフィスの年齢を___


|д゜)チラッ ←アフィス


___話すわけ無いですよね!!ええ!!トップシークレットですもんね!

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