Re:スタート
翌日の朝、アンバーは無事起きることができ、朝食を作り吉田サラを起こして家政夫として働き始めた
「サラさんおっはよー!朝ごはんできてるよ!今日はフレンチトーストだよ〜!」
「んー…おはよぉ…朝からガッツリね…」
「甘さ控えめに作ってるから食べやすいよ!しっかり食べて学校に行ってね!」
テーブルの上には、
蜂蜜と胡椒がアクセントになっている黄金色のフレンチトースト
カリカリに焼かれ、艶やかに光っているベーコン
琥珀色の輝きを放つコンソメスープ
瑞々しいサラダ
「…美味しそう…ジュルリ…」
「顔洗って早く食べよ〜!」
「はーい…」
慌ただしく身支度を整え早速とばかりに食事を始めるサラ
「ッ!!…〜ッ!ん〜!美味しいぃぃぃぃ〜!!!」
「美味しい?」
「めっちゃ美味しいわ!!!」
「えへへ〜♪良かったあ♪」
足をばたつかせる姿はとても可愛らしく、アンバーはその様子をニコニコと笑いながら眺めてから自分の食事に手を付けた
「そういえば、今日の帰りは遅くなる?」
「今日はー…お昼には学校終わるからそんなに遅くならないわ、昨日よりは早く帰って来れそうだし帰ってきたら色々とアンタの物買いに行くわよ」
「え…?服は買ったよね?」
「服以外の物もいるでしょ?この家には私一人分の物しかないんだから」
「んー?分かったー!今日はちゃんとお掃除して待ってるね!!!」
「お願いするわ…ごちそうさま!それじゃあ行ってきます!」
「はーい!行ってらっしゃい〜気をつけてね!」
ーーー通学路ーーー
「…朝ごはん、美味しかったなあ…明日も食べれるのか…なかなかいい拾い物をしたのでは?」
満たされた腹を抱えて澄み渡る青空の下、ゆったりと学校への道のりを歩んでいると
「サラぁ〜!おはよぉ〜!!!」
「マリナ!おはよー!」
黒髪ボブにタレ眉にアヒル口でとても可愛らしい柴犬のような美少女が走りよってサラに声をかけた
「あれぇ?サラ…なんだか美味しそうな匂いがするよぉ?今日は寝坊せずに朝ごはん食べれたの?」
「匂いで判断しないの、そんなんだから犬って言われるのよ」
「むぅー!美味しそうな匂いしてるサラが悪いんだよ!!!」
「きゃーー!マリナが怒ったーーー!!」
「あっ!まって走らないでよー!」
楽しい時間はあっという間に終わりを告げ、教室に着けば退屈な時間が始まっていた
「え〜…今日は〜…」
「ふわあぁぁ…眠たいねぇ…」
「こらマリナ、あくびしてるとこ見られたらサボってるのがバレるわよ?」
「んん〜…」
「ほら、あと少しで終わるから…飴あげるから」
「飴ちゃん!がんばる!」
ここまで全て小声である
キーンコーンカーンコーン…
「本日はここまで〜」
「はあ〜やっと帰れるよ〜!!!」
「じゃあバイバイ!また明日!!!」
「えっ!?!サラ今日は一緒に…てもう行っちゃった…えーん…」
足早に帰宅する吉田サラであった
マリナちゃんは養殖ぶりっ子です(好き)




