〜ご利用は計画的に〜
場所はリビングに移り、アンバーがご飯を食べているのをお茶を飲みながら眺めているサラが話し出す
「それで?なんで突然身体検査なんてしてたの?…もしかして、あまり体調良くないの?」
「いや〜、身体検査自体は日常業務的なものだったからついいつもの感覚でしちゃってた…てへっ☆」
「日常業務って…アンタどんな生活してたのよ…」
「…てへっには突っ込んでくれないんだね…ショボン…神様達がね、人間が神様達の世界に住んでいてどういう影響を受けるか分からないからほぼ毎日精神や肉体に悪影響を与えていないか調べられてたんだ。と言ってもその間僕は寝てるだけだから、気付いたら時間が経ってるだけだから身体検査されてるって実感はあまりないんだ〜」
時間の感覚が無くなる空間で身体検査が唯一の時間の経過を確認するすべでもあったというアンバー、だが毎日身体検査するとはよっぽどの事で、病弱であった幼少期の入退院を繰り返していた自分の過去を少し思い起こす
「…苦しかったり、辛かったりした事はないの?」
「んー…終わった後に何故か泣いていたりする事はよくあったけど、痛みを感じた事は無いはずだよ?…多分…?」
「なんで多分なのよ?」
「常に感情を一定に保たれててあまり興奮し過ぎると神様達に強制的に落ち着かされてたからかな?…ほぼ同じことの繰り返しだから記憶があやふやなところもあるんだよね〜…ごちそーさまでした!」
「はい、ごちそうさま…それで?身体検査の結果はどうだったのよ?」
「結果?…まあ、特に問題は無いカナ?」
「どこが悪かったのサッサと吐かないと殴るわよ」
「女の子が物騒な事言わないで!!!?…悪いというか…感情の振れ幅が大きくなった位で他は正常値だよ、ホントだよ!!!ウソじゃないよ!!!」
「…まあ、体調悪くなったら早く言いなさいよ。身分証はあるんだから病院にも行けるんだし、お金も問題無いんだからね?変に遠慮しないでよ?」
「サラさん…うん!ホントに大丈夫だから!ありがとうございます!!!…あと、今度からは寝る前に身体検査するからもし朝起きてきてなかったらそのまま放置しててもらっててもいいかな?」
「それくらい良いわよ、気にしないで。…本当に悪い所あったら早く言いなさいよ?」
「大丈夫だよ!心配しないで!!!」
「ふーん…そういえば、あの光の輪ってすごい光ってたわね、どういう原理なの?浮いてたし」
「え?光ってるの?」
「めっちゃ光ってたわ」
「なにそれ知らない」
「マジかい」
「光ってるのすっごい気になるから今度動画撮ってよ!」
「ええいいわよ、そのお面から光が出て体の周りを光の帯で包まれていて冷静に考えれば幻想的な光景だったわ」
「何それ!すっごい見たい!このお面凄い!!」
「アンタ最初にそのお面が大事なものだって言ってたわよね?」
「…あはははっ!」
「顔が良いからって笑って誤魔化せると思わないで!」
ひと騒動あったものの無事解決し、穏やかな夜を過ごした二人であった




