〜今日の天気は桜の雨のち?〜
可愛い子がキャイキャイしてるのっていいよね
「あ”あ〜〜…学校めんどくさい〜…」
他の生徒の姿がまばらに見える通学路
皆笑顔で明るい高校生活が楽しくて仕方ないようで人目をはばからずクラスで気になる子がいただとか勉強が難しいとか話している
「…はあ…なんでこうなるんだろ…」
その生き生きとした空間に似つかわしくない少女が1人
茶髪のセミロング、透き通るような白い肌に艶やかな朱色の唇が目を引く儚げな美少女が気落ちした様子で歩いていた
彼女は吉田サラ、彼女は先天的な色素欠乏症を患っており色素が薄く可愛い容姿をしていた為昔からモテていた。いや、モテ過ぎた。
天然の茶髪は年頃の女の子達からは羨ましがられ、妬まれその儚げな容姿から男の子達からは「俺が守らなきゃ!」と王子様気分で近づかれその結果イジメに会っていた
最初のうちは 無視や陰口ぐらいであったが歳を重ねるにつれそれは悪化していき、中学生の頃には嫉妬に狂ったOLに
「アンタが私の彼氏に色目を使ったのね!このビッチが!!!」
と修羅場にもなり、そこから”吉田サラはビッチ”という根も葉もない噂が流れ散々な中学生活を過ごしていた
そして高校ではそんなことが起こらないように知り合いが居ない高校を選んだ筈が…いたのだ
それも、天敵と呼んでも過言ではない奴が…
「まさかあの荻尾がいるとは…ぬかった…」
荻尾リリカ、ある意味過去の犠牲者の一人でもある
彼女は家が裕福でお嬢様扱いをされており挫折というものを知らなかった、吉田サラに会うまでは
当時荻尾リリカと付き合っていた男が
「お前より可愛い子いるから別れようぜ、じゃあな」
と、とても軽いノリで別れ話を切り出したのである、クズ男である、人間のゴミだ
それでも荻尾リリカは本気の恋であったのでその怨みは吉田サラに全部向かってしまい今に至る
「私は普通の高校生活を送りたかっただけなのに…まあ、1人じゃないしまあなんとかなるでしょ…」
そんな彼女にも親友はいる
「サラ〜〜〜!!!」
柴犬である
「あ、マリナ」
犬ではない、藤田マリナ、黒髪ボブのタレ眉でアヒル口の柴犬のような美少女である
美少女の傍には美少女が集まるのである
「サラおっはよう!今日も可愛いね!」
「ありがとー!マリナも可愛いよ〜」
少女達の色々な思いとともに風は桜の雨を降らせていた
性格の良い子はそんなに出ないけどいい性格してる子はいるよ




