〜強さとは〜
合気道とは「争わない武道」とも呼ばれており、合理的な体の運びにより、体格体力に関係なく小よく大を制することができ、投げ技・固め技により、相手を傷つけずに制することができる武道である
基本的な稽古は二人一組の約束稽古(何の技を行うか合意の元に行う)をメインに投げ技・関節技が主で打撃技の稽古はあまり無い
他にも武器(剣や杖)を使った武器術と呼ばれるものも存在する
「ええか、サラ」
「なに!?じいちゃん!」
「合気道とは…」
「ヤァッ!」
「相手と”気”を合わせる事が大切なんじゃ。」
「ハッ!」
「争うのでは無く、勝ち負けを決めるでも無く、力に頼らずに自分と相手の呼吸を合わせ、心を静め、相手を導き動かすことが合気道なのじゃ…っよ!」
「うぎゃっ!」
ダァン!…と道場に響くサラが倒された音
「さて、今日の稽古は終わりじゃ!…礼!」
「はっ…はいっ!ありがとうございました!!!」
向かい立ち、姿勢を正してお辞儀をして稽古の終わりを告げる
「しかし…サラも上手くなったのう〜…体重移動が綺麗にできておるから技の繋ぎもスムーズになっておるわい」
「本当?嬉しい!」
「さあ、昼飯にしようか」
「うん!」
「怪我はしてないか?」
「少し打ったところが痛いけどこれくらいなら大丈夫よ」
「サラは受身が下手じゃからな〜!ワッハッハ!!」
「ちょっと!笑わないでよじいちゃん!」
和気あいあいと話し合いながら後片付けを行い、食事の為に部屋に戻ると
「お二人共、お疲れさまです」
吉田サラの祖母が待っていた
「あ!ばあちゃん!」
「む?おかえり!随分と早かったのう?」
「はい、ただいま。ええそうなの、お隣さんが腰を痛めてしまいましてねぇ、場所も近かったですし私がおんぶして先程家に送り届けたのですよ」
「ばあちゃん健脚だねー」
吉田サラの祖母は柔道赤帯の持ち主であり、お団子にした白髪を簪でまとめている凛とした女性である
「今日は暑いですから冷やし中華ですよ。まだ作っておりますから机の準備をしておいてくださいな」
「はぁ〜い!」
「他に出来ておるやつは運んでおくぞ?」
「あら、ありがとうございます。こちらの方を運んでくださいね」
「ばあちゃん、私野菜切るの手伝うよ〜」
「サラちゃんは指を切らないように気を付けてくださいね?」
「さすがにもう指は切らないよ!…薄皮1枚くらいしか…」
昼下がりの家族団欒の時間は過ぎていく
黒帯が最高段位だと思ってましたが
・初段〜五段が黒帯
・六段〜八段が紅白帯
・九段〜十段が赤帯(女性は八段から)
紅白帯、赤帯になるには大会での実績、年齢、柔道への貢献、と色々条件があって強ければ取得できるというわけではないらしいですね。奥が深い。
でも、公式試合では知名度の高い黒帯をしているのが主流だそうです。




